葛城山 (伊豆の国市)

静岡県伊豆の国市にある山

葛城山(かつらぎやま)は、静岡県伊豆の国市にある標高452mの山である。他地域の葛城山と区別するために伊豆葛城山と呼ばれることもある。また、方向によっては釈迦が寝ている姿に見えるため、俗に寝釈迦山とも呼ぶ、葛城山は釈迦の顔の辺りにあたる[2]

葛城山
Mount Katsuragi (Shizuoka) 20100425.jpg
東から望む
標高 452 m
所在地 静岡県伊豆の国市
位置 北緯35度0分42秒 東経138度55分13秒 / 北緯35.01167度 東経138.92028度 / 35.01167; 138.92028座標: 北緯35度0分42秒 東経138度55分13秒 / 北緯35.01167度 東経138.92028度 / 35.01167; 138.92028
山系 静浦山地[1]
種類 火山岩頸[1]
葛城山 (伊豆の国市)の位置(静岡県内)
葛城山 (伊豆の国市)
葛城山 (伊豆の国市) (静岡県)
Project.svg プロジェクト 山
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成り立ち編集

葛城山は静浦山地の南部を構成する山で、白浜層群と呼ばれる地層で構成されている。これは科層群・湯ヶ島層群に次いで、伊豆半島で3番目に古い地層である[3][4]

この白浜層群のほとんどは、およそ1千万〜200万年前の海底火山の噴出物と、そこから削られた土砂が近くの浅い海底にたまってできた地層からなっている[3]

これらがフィリピン海プレートと本州側のプレートの衝突によってそれらが隆起して侵食が進み、現在の静浦山地が形成された。葛城山はその中でも海底火山火道(マグマの通り道にあたる部分)が浸食に耐えて残った火山岩頸と呼ばれる地形である[2][1]。これは隣の城山なども同じである。

利用編集

山地部が伊豆の国パノラマパークとして整備されており、北麓から山頂までロープウェイが運行されている[5]。山頂では富士山天城山などが望める。茶屋やアスレチックなども置かれ、スカイスポーツ用のテイクオフポイントも設けられている。また、伊豆長岡中継局も設置されている。

葛城神社編集

山頂には葛城神社や、鎌倉時代より鎮座していたと言われる百体地蔵などがある[6]。葛城神社は古くから山頂に鎮座していたもので、延喜式内社の倭文(しどり)神社の論社とされているが、明治時代に山麓の小坂神社に合祀された。現在山頂にある社殿はロープウェイ会社によって1966年に新たに建てられたものである[7]

登山編集

複数の登山道があり、北東麓の小坂地区から登るルートが一般的で駐車場もある。南東にある城山狩野川脇の登山口から城山に登頂し、葛城山を目指すルートも存在する。葛城山に登頂した後に発端丈山に向かい、駿河湾に抜けることもできる。城山、葛城山、発端丈山を縦走する場合、コース距離は約9.2kmで、公共交通機関は、行きは伊豆箱根鉄道大仁駅、帰りは長浜バス停からJR東海道本線沼津駅へ行くことが出来る[8]

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 葛城山 - 伊豆半島ジオパーク、2020年7月閲覧
  2. ^ a b 出典: 伊豆の低山を歩く ジオてくの楽しみ(2) 城山・葛城山・発端丈山 - 伊豆新聞、2017年4月閲覧
  3. ^ a b 静岡大学 小山真人 「伊豆の大地の物語」(12)、2020年7月閲覧
  4. ^ 静岡大学 小山真人 「伊豆の大地の物語」(78)、2020年7月閲覧
  5. ^ ロープウェイ”. 伊豆パノラマパーク. 2022年11月1日閲覧。
  6. ^ 伊豆の国パノラマパーク公式サイト 空中公園、2020年7月閲覧
  7. ^ 小坂神社(玄松子);葛城神社(延喜式神社の調査)
  8. ^ 佐古清隆 『富士の見える山 ベストコース』山と渓谷社、2003年3月10日、76,77頁。 

関連項目編集

外部リンク編集