蒙毅

中国の秦の臣

蒙 毅(もう き、? - 紀元前209年)は、中国の官僚。蒙驁の孫。蒙武の子。蒙恬の弟。

生涯編集

蒙氏は、蒙驁の代により秦へ移り住んだ。蒙恬が始皇帝に信任されると、蒙毅も親近され、位は上卿にいたり、始皇帝の外出には常に車に陪乗し、宮中でも常に御前に侍った[1]

ある時、趙高が大罪を犯し、蒙毅は処刑するよう命じた[1]。蒙毅は法のとおり死罪とし、趙高の官籍を除いたが、始皇帝は趙高が仕事に勤勉であるということで、恩赦して復職させた[1]。このことで、蒙毅は趙高に恨まれることになった[1]

紀元前211年、始皇帝は出遊の途中で病気になったため、蒙毅をやって山川の神に祈らせた[1]

紀元前210年、蒙毅が帰らないうちに、始皇帝は沙丘で崩御した[1]。趙高は李斯と共謀し、始皇帝の末子の胡亥を皇帝に立て、長男の扶蘇と蒙恬(蒙毅の兄)に自殺を命じた[1]。扶蘇は抵抗せずに自殺し、蒙恬は抵抗し、陽周の獄に繋がれた[1]。一方、蒙毅は帰ってくると、に投獄された。

同年、兄の蒙恬は胡亥(二世皇帝)からの自殺命令が届くとやむを得ず、自殺した[1]

紀元前209年、趙高は有力者や不平派を悉く冤罪で殺害し、蒙毅もこれによって誅殺された[1][2]

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g h i j 『史記』蒙恬列伝
  2. ^ 『史記』李斯列伝

参考文献編集

関連項目編集

  • THE MYTH/神話 - 蒙毅を主人公とした、タイムスリップと輪廻転生がテーマの2005年の香港・中国合作映画、および2009年の中国のテレビドラマ作品。