蕭 道賜(しょう どうし、生没年不詳)は、南朝宋の官僚。南朝梁の武帝蕭衍の祖父にあたる。
前漢の蕭何の末裔と称した蕭副子の子として生まれた[1][2]。礼譲をもって知られ、郷里に争い事があると、もっぱらその調停を頼まれた。その周旋が素早かったため、郷里の人はかれのことを「墟主」と呼んだ[3]。南朝宋に仕えて、江夏王劉義恭の下で太尉参軍をつとめた[4]。南台治書侍御史として死去した[1][2]。南朝斉の末年に、散騎常侍・左光禄大夫の位を追贈された[4][3]。