藤原 姉(ふじわら の あね/いろね、生年不明 - 延暦9年(790年)以前)は、奈良時代女官朝臣位階従五位下

生涯 編集

淳仁朝天平宝字4年(760年)正月、無位より従五位下に叙される。その後、藤原仲麻呂の乱の影響か、称徳朝において、位階を剥奪されたものと思われる。桓武朝延暦5年(786年)正月、再度無位から従五位下に叙されている。

延暦9年(790年)8月の太政官符によると、河内国若江郡に故従五位下、藤原朝臣姉の位田1町があり、大納言職田になったと記されているため、この頃なくなったものと思われる[1]

官歴 編集

続日本紀』による

脚注 編集

  1. ^ 『類聚三代格』巻15「職田位田公廨田事」1、延暦九年八月八日太政官符

参考文献 編集