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藤枝バイパス(ふじえだバイパス)は、静岡県藤枝市から同県島田市までを結ぶ国道1号の通称。2015年にバイパスから本線に昇格している。

一般国道自動車専用道路

藤枝バイパス

FUJIEDA BY-PASS

国道1号標識
藤枝バイパス
国道1号バイパス
路線延長 約11.6 km
開通年 1981年
起点 静岡県藤枝市岡部町内谷
終点 静岡県島田市野田
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

全線が自動車専用道路静岡東西道路」に指定されている。

概要編集

 
藤枝バイパス、静岡県藤枝市時ケ谷にて
  • 起点 : 静岡県藤枝市岡部町内谷
  • 終点 : 静岡県島田市野田
  • 総延長 : 約11.6 km(静岡国道事務所管轄 : 6.9 km、浜松河川国道事務所管轄 : 4.7 km)[1]
  • 道路規格 : 第3種第1級
  • 標準道路幅員 : 20.5 m
  • 車線数 : 暫定2車線(内谷IC - 広幡IC間のみ4車線)
  • 車線幅員 : 3.5 m
  • 設計速度 : 80 km/h

都市計画上の道路名は1・4・1号志太北幹線。全線自動車専用道路となっており125 cc以下の二輪車の通行は禁止となっている。かつては日本道路公団が管理する有料道路であったが2005年に無料開放され、現在は無料で通行できる。

信号が全くないバイパスだが、無料開放化により交通量が増加、中間のICはいずれも朝夕以外の時間帯でも渋滞がおこりやすく、且つ事故が多い区間になっている。特に広幡IC付近(下り線)については静岡国道事務所はその原因を潮トンネルまでが緩やかな登り坂になっていることからの自然渋滞と、インター合流部の速度低下であるとみて、注意看板を設置している[2]

拡幅事業について編集

藤枝バイパスは2005年の無料化後交通量が増加の一途を辿り、東名が市街地・岡部地区からかなり離れたところを通過すること、また新東名高速道路開通による沿線開発の影響もあって朝夕の通勤ラッシュ時を中心に慢性的な渋滞が発生し、僅か約12 km弱のバイパス区間で主要渋滞箇所が5箇所(先述)存在するという有様であった[3]。この結果、定時性が確保されず非効率な物流を余儀なくされたほか、渋滞を迂回した車両が生活道路に流入し市民生活の安全を脅かすなどして地域における喫緊の課題となっていた[3]

それにも関わらず静岡県中部地区の国道1号では、静岡方面の岡部バイパスが4車線供用済で静清バイパス2018年度迄の全線4車線化を見込み、一方浜松方面の島田金谷バイパスでも2012年度より4車線化着工しているのに対し、同じ国道1号の藤枝バイパスだけが本格的な4車線化事業を先送りにされてきた。

こうした状況の中、北村正平藤枝市長を会長、市や市議会、市内沿線自治会を構成メンバーとする「国道1号藤枝バイパス整備促進委員会」が2015年6月3日に設立され[4]、同月から翌年2月にかけて隣接する島田市と共に国交相財務相等に対し7回の陳情を行うなど状況改善に向けた4車線化整備を国に強く要望[3]。これに対し国土交通省2016年3月2日、交通容量確保による企業活動の支援および市民生活の安心安全の確保を目的としてバイパス全区間11.6 kmのうち終点側10.7 kmを2016年度に新規事業化する方針を固めた[3][5]。これを受けて静岡県知事は「内陸のフロンティアを拓く取組に大きく寄与するものと期待」と、県として歓迎するコメントを表明した[6]

同年3月8日に開催された社会資本整備審議会(道路分科会・中部地方小委員会)では、旧国道1号を拡幅する案と藤枝バイパスを拡幅する案の2案を比較検討し、藤枝バイパス拡幅案が優位であると結論付け新年度事業化を「妥当」と判断しており、これによって4車線化へ向けて大きく動き出す事となった。

歴史編集

接続するバイパスの位置関係編集

(東京方面) - 岡部バイパス - 藤枝バイパス - 島田金谷バイパス - (名古屋・大阪方面)

インターチェンジなど編集

施設名 接続路線名 備考 所在地
国道1号岡部バイパス静岡沼津方面
内谷IC 静岡県道381号島田岡部線

静岡県道208号藤枝静岡線

静岡・沼津方面出入口のみ 藤枝市
広幡IC 静岡県道81号焼津森線

E1A 新東名高速道路藤枝岡部IC

静岡・沼津方面の入口は新東名からの流入のみ
藪田東IC 静岡県道209号静岡朝比奈藤枝線 静岡・沼津方面出入口のみ
藪田西IC 静岡県道215号伊久美藤枝線 島田・浜松方面出入口のみ
ひといきパーキング 島田・浜松方面のみ
2012年2月20日廃止
谷稲葉IC/谷稲葉うぐいすPA 静岡県道32号藤枝黒俣線

静岡県道216号堀之内青島線

東光寺IC 静岡・沼津方面出入口のみ 島田市
野田IC 静岡県道217号伊久美元島田線
国道1号(島田金谷バイパス島田浜松市方面

広幡インターチェンジは開通時は「潮インターチェンジ」という名称だったが、後年改称された。

内谷IC - 広幡IC間および藪田東IC - 藪田西ICは側道でつながっている。

主なトンネルと橋編集

トンネル一覧
トンネル名称 名称の読み方 延長 区間 備考
潮トンネル うしお 300 m 広幡IC - 藪田東IC
時ケ谷トンネル ときがや 370 m 藪田西IC - 谷稲葉IC
原トンネル はら 700 m 藪田西IC - 谷稲葉IC
谷稲葉トンネル やいなば 1,360 m 谷稲葉IC - 東光寺IC
東光寺トンネル とうこうじ 330 m 東光寺IC - 野田IC
波田トンネル はだ 230 m 東光寺IC - 野田IC
橋一覧
  • 広幡高架橋(内谷IC - 広幡IC)
  • 潮高架橋(広幡IC - 薮田東IC)【朝比奈川
  • 薮田東跨道橋(薮田東IC)
  • 薮田高架橋(薮田東IC - 薮田西)
  • 薮田西跨道橋(薮田西IC)
  • 葉梨高架橋(薮田西IC - 谷稲葉IC)【葉梨川
  • 瀬戸川橋(薮田西IC - 谷稲葉IC)【瀬戸川
  • 谷稲葉第二跨道橋(谷稲葉IC)
  • 谷稲葉第一跨道橋(谷稲葉IC)
  • 東光寺高架橋(東光寺IC)
  • 野田高架橋(東光寺IC - 野田IC)
  • 聞取橋(野田IC)

藤枝ロングランプ編集

 
高草山から望む広幡ICと新東名高速道路藤枝岡部ICへアクセスする藤枝ロングランプ、中央奥に潮山、その南山腹を貫通する潮トンネル、手前に朝比奈川の潮高架橋

広幡ICから新東名高速道路藤枝岡部ICへのアクセス道路として2012年4月14日より供用されているロングランプで、国道1号に指定されている[8]。終点付近で静岡県道209号静岡朝比奈藤枝線と接続(藤枝岡部IC方面出入口のみ)。

  • 起点 : 藤枝市仮宿
  • 終点 : 藤枝市岡部町入野
  • 総延長 : 2.1 km
  • 設計速度 : 80 km/h
  • 車線数 : 2車線
  • 事業名:国道1号藤枝岡部IC関連(通称:藤枝ロングランプ[9]

藤枝岡部IC方面から広幡ICの静岡方面への接続のみ、バイパス本線に直結している。

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 値下げをしても、掛川バイパス等(普通車:200円)の倍であった。

出典編集

  1. ^ 道路事業 > 国道1号 > 藤枝バイパス”. 国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所ホームページ. 国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所. 2016年8月28日閲覧。
  2. ^ 藤枝バイパス渋滞ソフト対策社会実験
  3. ^ a b c d e f 平成28年度新規事業候補箇所の説明資料 -一般国道1号藤枝バイパスに係る新規事業採択時評価-(国土交通省中部地方整備局)2016年3月8日 (PDF, 2.86 MiB)
  4. ^ “国1藤枝BP4車線化へ 市が「整備促進委」発足”. 静岡新聞 (静岡新聞社). (2015年6月4日) 
  5. ^ “国1藤枝バイパス4車線化 広幡-野田IC着工へ”. 静岡新聞 (静岡新聞社). (2016年3月3日) 
  6. ^ “記者提供資料(平成27年度) -国道1号藤枝バイパスが新規事業採択時評価に着手しました!-”. 公式ホームページ (静岡県). (2016年3月3日). http://www2.pref.shizuoka.jp/all/kisha15.nsf/c3db48f94231df2e4925714700049a4e/73cbd2d3b6f4abda49257f6b00250f15?OpenDocument 
  7. ^ 4月1日より路線の名称と窓口が変わります。 (PDF)”. 国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所/静岡県/浜松市 (2015年3月26日). 2015年4月1日閲覧。
  8. ^ 一般国道1号 藤枝岡部IC関連(道路事業) (PDF)”. 静岡国道事務所 (2009年11月18日). 2012年3月21日閲覧。
  9. ^ 藤枝バイパス広幡IC 下り線出口(オフランプ)が 平成24年3月20日(火)15時に開通します”. 静岡国道事務所 (2012年3月8日). 2012年3月21日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集