蜂須賀祐一

日本の俳優、スーツアクター

蜂須賀 祐一(はちすか ゆういち、1962年8月27日[1][2][3][4][5][6] - )は、日本俳優ジャパンアクションエンタープライズ(JAE)所属。同じくJAE所属の蜂須賀昭二は双子の弟[3]

はちすか ゆういち
蜂須賀 祐一
生年月日 (1962-08-27) 1962年8月27日(58歳)
出生地 日本の旗 日本栃木県
身長 168cm[1]
職業 アクション俳優
活動期間 1982年 -
活動内容 スーツアクター(主に女形)
配偶者 あり
著名な家族 蜂須賀昭二(弟・双生児
事務所 ジャパンアクションエンタープライズ
主な作品
1986年超新星フラッシュマン』ピンクフラッシュ 役
2006年轟轟戦隊ボウケンジャー』ボウケンイエロー 役 など
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主にスーパー戦隊シリーズのスーツアクターとして活躍している。特に小柄で非常にスマートな体格を生かし、女性変身したヒロインを演じる「女形スーツアクター」として知られる[3][6]。双子の弟の昭二もヒロインを多く担当している。

栃木県出身[1][4][5][6]

略歴編集

映画『忍者武芸帖 百地三太夫』を観てアクションに興味を抱き、1982年にJAC(現・JAE)に入団する[3][7]。入団して2ヶ月ほどで、『宇宙刑事ギャバン』の戦闘員役でデビューした[3][7]。『ギャバン』と『宇宙刑事シャリバン』では、弟の昭二とともに双子役で出演した[3][7]。1984年の『宇宙刑事シャイダー』および後楽園ゆうえんちの『超電子バイオマン』ショーでスーツアクターとして本格的に活動を開始する[3]

戦隊シリーズへは1985年の『電撃戦隊チェンジマン』にて初参加[2][3][7]。その後同作品のチェンジフェニックスから『鳥人戦隊ジェットマン』のホワイトスワンまで、7作連続でヒロインを担当[3][6][7]。ホワイトスワンを怪我で降板した後[2][3][7]は一時期出演が途切れたが[注釈 1]、その後『超力戦隊オーレンジャー』でシリーズに復帰し、『電磁戦隊メガレンジャー』以降、再びヒーロー側のスーツアクターを担当するようになった[3][7]。1998年の『星獣戦隊ギンガマン』で初めて男性レギュラーを担当し、『未来戦隊タイムレンジャー』まで3作連続で男性キャラクターを演じた[3][7]。2000年代後半からはスーツアクトレスが増加したこともあり、女性敵幹部のスーツアクターを担当することが多くなっている[4][5][6]

俳優として編集

女性キャラクターは、後楽園ゆうえんちの『超電子バイオマン』ショーで初めて担当した[3]。蜂須賀は、女性役に選ばれた理由についてテレビシリーズでイエローとピンクを担当する竹田道弘辻井啓伺らに似て小柄で細身だったからとしている[3]

初めてレギュラーを務めた『電撃戦隊チェンジマン』では、チェンジマーメイド役の赤田昌人が後輩ながらスタントやアクションに秀でていたため、蜂須賀はアクションに全力を尽くしながら芝居では負けないよう意識していたという[7]。そのため街中や映画などでいろいろなタイプの女性の仕草を観察し、演技に取り入れていた[7]

デビュー初期はワイヤーアクションが取り入れられ始めていた時期であったが、当時は切れやすいピアノ線を使用していたためやり直しも多く苦労したと述べている[7]

『超獣戦隊ライブマン』のブルードルフィン役は、初めて単独ヒロインになったことからプレッシャーが大きく、やるしかないと覚悟を決めて挑んだ結果、竹田のコピーから抜け出して自信を持ってできるようになったと実感できたという[7]

『鳥人戦隊ジェットマン』は変身前とのシンクロが濃くなったことから、シリーズとしての転機であったと述べている[2]

休養時期には、アクション監督の山岡淳二から『ブルースワット』へ代役での出演を依頼されたこともあったが、自信がなかったため断っている[7]

星獣戦隊ギンガマン』のギンガイエローのように、少年戦士役を演じることもある[1][8]。蜂須賀は、希望通りの役になることは少ないため嬉しかったと述べている[2]。しかし、意識しないと女の動きが出てしまったといい、『未来戦隊タイムレンジャー』までの3年間男性キャラクターを演じた結果、男性役は向かないと感じたという[3]。『救急戦隊ゴーゴーファイブ』からは体を大きくするため筋トレを行っていたが、『百獣戦隊ガオレンジャー』で再び女役に戻ったため、体を戻すのに苦労したと述べている[3]

『轟轟戦隊ボウケンジャー』では全員がプロフェッショナルという設定だったが、蜂須賀の演じるボウケンイエローは戦いの素人であると撮影初日に告げられ、土壇場で役作りを変更することになったという[2][3]

『海賊戦隊ゴーカイジャー』では当初ピンクを担当する予定だったが、蜂須賀は長年同じような役を演じていたことからクールな役を演じたいと考えており、また豪快チェンジ用の歴代戦隊の衣裳でも過去に担当したイエローがそのまま着られるものが多かったため、イエローの予定だった野川瑞穂と交換してゴーカイイエローを担当することになったというエピソードがある[2]

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』で演じた十六夜九衛門は久々のレギュラーでの男役だったが、当初は正体が確定していなかったため性別がわからないよう演じてくれと指示されていた[5]

2004年に妻に腎臓を提供して腎移植しながら、激しい動きのスタントをこなしている。

JAEではスーツアクターからアクション監督へ転身する者もいるが、蜂須賀は自身には向いていないとし、アクション監督を務める意志はないことを語っている[4]。一方で、若手に対し女形としてのアクションテクニックを指導し、後進の育成に取り組んでいる[4]

スーツアクターの他、顔出しでゲストキャラクターを演じることもある。

出演編集

テレビドラマ編集

特撮テレビドラマ編集

テレビスペシャル編集

映画編集

Vシネマ編集

ネットムービー編集

スーパー戦隊ショー編集

イベント編集

  • JAE NAKED LIVE「がんばろう 日本!」(2011年)
  • JAE "春"プレミアムイベント ~Jump Up!~(2016年)

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 恐竜戦隊ジュウレンジャー』〜『忍者戦隊カクレンジャー』は不参加。
  2. ^ 怪人体の声は真殿光昭

出典編集

  1. ^ a b c d e f g 「Special Interview MainStaff & SuitsActor 蜂須賀祐一」『星獣戦隊ギンガマン アースの戦士たち SPECIAL PHOTO BOOK』発行:メディアワークス 発売:主婦の友社〈Dセレクション〉、1999年2月5日、89頁。ISBN 4-07-311071-3
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「SUITS ACTOR INTERVIEW_03 蜂須賀祐一」『海賊戦隊ゴーカイジャー公式読本 豪快演義』グライドメディア〈グライドメディアムック73〉、2012年6月1日、112-113頁。ISBN 978-4-8130-8173-9
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as 仮面俳優列伝 2014, pp. 37-46, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 03 蜂須賀祐一」(東映ヒーローMAX vol.33掲載)
  4. ^ a b c d e トッキュウジャー公式完全読本 2015, pp. 50-52, 取材・構成 秋田英夫「TOQGER Suit Actor's TALK_03 蜂須賀祐一×清家利一」
  5. ^ a b c d e f g h i j 「NINNINGER SUIT-ACTORS TALK_04 蜂須賀祐一」『手裏剣戦隊ニンニンジャー公式完全読本 天下無敵』ホビージャパン、2016年6月25日、52-53頁。ISBN 978-4-7986-1248-5
  6. ^ a b c d e f 「Zyuohger Suits-Actor Cross Talk 03 神尾直子×蜂須賀祐一×岡元次郎×清家利一」『動物戦隊ジュウオウジャー公式完全読本 野生解放』ホビージャパン、2017年6月24日、40-43頁。ISBN 978-4-7986-1472-4
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 「スーパー戦隊制作の裏舞台 蜂須賀祐一」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1989 高速戦隊ターボレンジャー講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2019年6月10日、32頁。ISBN 978-4-06-513715-4
  8. ^ a b 「suits actor CROSS TALK02 日下秀昭×清家利一×村岡弘之×蜂須賀祐一×神尾直子 feat.岡元次郎」『獣電戦隊キョウリュウジャー公式完全読本』ホビージャパン、2014年6月20日、pp.88-91。ISBN 978-4-7986-0828-0
  9. ^ 『総登場!クンフースター大百科』(ケイブンシャ・1983年)[要ページ番号]
  10. ^ a b c 講談社「テレビマガジン特別編集 スーパー戦隊大全集」[要ページ番号]
  11. ^ 「海賊たちよ、永遠なれ 海賊戦隊ゴーカイジャー 成嶋涼」『東映ヒーローMAX』Vol.40 2012 WINTER、宮島和弘、辰巳出版〈タツミムック〉、2012年3月10日、93頁。ISBN 978-4-7778-0992-9
  12. ^ a b 電磁戦隊メガレンジャー 第44話”. 電磁戦隊メガレンジャー 東映公式サイト. 2011年7月10日閲覧。
  13. ^ 特選!!思い出の名場面「第九回 俳優 高橋信顕のチョイス」”. 東映ヒーローネット. 2011年7月10日閲覧。
  14. ^ a b c d e 公式プロフィールより[要文献特定詳細情報]
  15. ^ a b 忍風戦隊ハリケンジャー 第21話”. 忍風戦隊ハリケンジャー 東映公式サイト. 2011年7月10日閲覧。
  16. ^ 「STAFF INTERVIEW 監督 竹本昇」『魔法戦隊マジレンジャー スーパーレジェンドブック』用田邦憲、双葉社、2006年5月5日、82-85頁。ISBN 4-575-29892-1
  17. ^ 轟轟戦隊ボウケンジャー 第5話”. 轟轟戦隊ボウケンジャー 東映公式サイト. 2011年7月10日閲覧。
  18. ^ 「スーツアクター座談会」『PiKaPiKa』 pp.58 - pp.61。
  19. ^ a b 『侍戦隊シンケンジャー公式読本 真剣勝負!』グライドメディア、2010年。ISBN 978-4-8130-8062-6
  20. ^ a b 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕 公式ガイドブック 一筆、天装!』角川書店、2011年。ISBN 978-4-04-854588-4
  21. ^ 「市道真央インタビュー」『東映ヒーローMAX』第36号、辰巳出版、2011年、 9頁。
  22. ^ HYPER HOBBY』2012年3月号、徳間書店[要ページ番号]
  23. ^ 「INTERVIEW & CROSS TALK 蜂須賀祐一X神尾直子 CROSS TALK」『東映ヒーローMAX』VOLUME46 2013 SUMMER、宮島和宏、辰巳出版〈タツミムック〉、71頁。ISBN 978-4-7778-1188-5
  24. ^ 『東映ヒーローMAX VOL.48』辰巳出版、2014年2月1日。ISBN 978-4777812776[要ページ番号]
  25. ^ 「HERO VISION VOL.55」東京ニュース通信社 2015, pp. 45-46
  26. ^ 「ZYUOHGER CHARACTER FILE 敵キャラクター編」『東映ヒーローMAX』VOLUME 53(2016 WINTER)、辰巳出版、2016年3月10日、 pp.20-21、 ISBN 978-4-7778-1651-4、 雑誌コード:66117-07。
  27. ^ 東映公式サイト, 動物戦隊ジュウオウジャー 第25話 アンハッピー・カメラ 2016年8月7日閲覧
  28. ^ 東映公式サイト, 宇宙戦隊キュウレンジャー Space.39「ペルセウス座の大冒険」 (2017年11月20日閲覧)
  29. ^ 東映HM57 2018, pp. 8,9.
  30. ^ ゴースト読本 2016, pp. 69, 取材・構成 鳥本真也「KAMEN RIDER GHOST DIRECTOR WRITER Q&A『仮面ライダーゴースト』監督&脚本家Q&A 渡辺勝也インタビュー」
  31. ^ EPISODE #38 ボクは1000%キミの友だち|仮面ライダー公式ポータルサイト 仮面ライダーWEB”. 東映. 2020年7月5日閲覧。
  32. ^ 『東映ヒーローMAXスペシャル 侍戦隊シンケンジャー INTERVIEW BOOK』辰巳出版、2009年。ISBN 978-4-7778-0690-4
  33. ^ 『侍戦隊シンケンジャー公式読本 真剣勝負!』グライドメディア、2010年。ISBN 978-4813080626[要ページ番号]
  34. ^ しいはし「緊張で死にそう」御茶男とゴーカイジャーが共演”. ナタリー. 2011年7月10日閲覧。
  35. ^ 『東映ヒーローMAX』vol.38、辰巳出版、2011年。[要ページ番号]
  36. ^ a b 劇場パンフレットより記載[要文献特定詳細情報]
  37. ^ a b アクション・スタントならJAE 株式会社ジャパンアクションエンタープライズ”. 2019年7月27日閲覧。
  38. ^ 公式プロフィールより。
  39. ^ パンフレット & 仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション
  40. ^ a b 映画パンフレットより。2012年4月23日検証[要文献特定詳細情報]
  41. ^ 豪快演義, p. 113, SUIT ACTOR INTERVIEW_03 蜂須賀祐一.
  42. ^ トッキュウジャー公式完全読本, p. 77, 取材 鴬谷五郎 構成 山崎優「MAIN STAFF INTERVIEW_05 荒川史絵」.

参考文献編集

外部リンク編集