袋町 (新宿区)
東京都新宿区の町名
袋町(ふくろまち)は、東京都新宿区の町名[4]。「丁目」の設定のない単独町名である。住居表示未実施。郵便番号は162-0828[2]。
袋町 | |
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光照寺 入口 | |
北緯35度42分1.16秒 東経139度44分16.85秒 / 北緯35.7003222度 東経139.7380139度 | |
国 |
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都道府県 |
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特別区 |
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地域 | 牛込地域 |
人口 | |
• 合計 | 664人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
162-0828[2] |
市外局番 | 03[3] |
ナンバープレート | 練馬 |
概要 編集
新宿区の北東部に位置する。牛込地域に属し、牛込の名を冠して牛込袋町とも呼ばれる。町域北部は神楽坂に接する。東部は若宮町に接する。南部から南西部は、南町・中町・北町にそれぞれ接する。西部は、岩戸町に接する。町域内は主に住宅地として利用される。
歴史 編集
牛込台地上にあり見晴らしがよかったことから、戦国時代には牛込氏がこの地一帯に牛込城を構えたが、後北条氏滅亡後廃城となった。
江戸時代には地蔵坂に牛込肴町に属する町屋があり、藁を売る店が多かったことから「藁店」(わらだな)と呼ばれた。また坂上は牛込北御徒町(現・北町)に入るところで御徒組の門に突き当たり、袋小路となっていたため袋町と呼ばれた。
1645年(正保2年)当地に光照寺が移転し、門前町が形成された。1765年(明和2年)光照寺の向かいに幕府天文方の司天台が移転してきたが、境内の林が観測に邪魔であったため、1782年(天明2年)には浅草に移転した。
江戸後期には藁店に藁店亭という寄席ができ、初代都々逸坊扇歌等が活動した。明治には和良店亭として色物席となったが、夏目漱石が足繁く通ったことで知られ、当地に馴染みがあったためか、『それから』では袋町を主人公長井代助の居住地としているほか、他作品にも度々登場させている。
現在の袋町は1869年(明治2年)に牛込袋町として成立した。1911年(明治44年)冠称を外し、その後町域を変更することなく現在に至る。
世帯数と人口 編集
2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
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袋町 | 370世帯 | 664人 |
小・中学校の学区 編集
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[5]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
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全域 | 新宿区立愛日小学校 | 新宿区立牛込第三中学校 |