西矢椛
西矢 椛（にしや もみじ、2007年〈平成19年〉8月30日 - ）は、日本のスケートボーダー。大阪府松原市出身[1]。2021年開催の東京オリンピック スケートボード 女子ストリートの初代金メダリスト。2022年2月の北京冬季オリンピック終了時点で、日本人史上最年少のオリンピック金メダリスト[2]であり[3]、日本人女性として初の21世紀生まれの金メダリストでもある[4]。所属はサンリオ[5]。
 東京・有明コロシアムで2023年12月17日撮影 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 個人情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 国籍 |  日本 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 生誕 | 2007年8月30日（16歳） 大阪府松原市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 身長 | 160 cm (5 ft 3 in) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 体重 | 45 kg (99 lb) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| スポーツ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 国 |  日本 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 競技 | スケートボード | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 種目 | ストリート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 成績・タイトル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 五輪 | 2020東京：女子ストリート；金 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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経歴・人物 編集
家族でスノーボードをやっていたため、そのオフシーズンである夏の練習の一環としてスケートボードを始める[6]。友人と滑ることの楽しさや新たに技術を習得することの喜びなどを覚え、松原市立松原西小学校1年次から本格的に滑るようになる[6]。小学校卒業後は松原市立松原中学校へ進学し、スポーツパークまつばらで練習を続けている[7]。
2021年2月にローマ（イタリア）で開催された世界大会で2位を記録し、同年に開催された2020年東京オリンピックの新競技であるスケートボード・ストリート女子競技の日本代表に選出される[7]。東京オリンピックでは金メダルを獲得し、日本人とアジア人史上最年少（13歳330日）の金メダリストとなった[注釈 1]。同大会の日本での中継では、フジテレビアナウンサーの倉田大誠が西矢のトリック成功時に「13歳、真夏の大冒険!」と実況し、同年の流行語の1つとなった[9]。同年、紫綬褒章受章[10][11]。
東京オリンピック スケートボード 女子ストリートにおいて金メダルを獲得した功績をたたえ、2021年11月2日、大阪府松原市の松原市役所前に記念のゴールドポスト（第6号）が設置された（ゴールドポストプロジェクト[12]）。
また高校進学と時を同じくしてサンリオと所属契約を締結[5]。その他にはアディダス、ムラサキスポーツ、伊藤園を始め、六甲バター株式会社のQBBベビーチーズのブランドアンバサダーになるなど、これまでのスケートボード選手とは違ったスポンサーがついている。
戦績 編集
- 2019年エックスゲームズ・ミネアポリス大会2位[14]
- 2019年世界選手権準決勝進出[14]
- 2021年 Street Skateboarding World Championships 銀メダル[15]
- 2021年 2020年東京オリンピックスケートボード女子ストリート金メダル[2]
- SLS STOP2 LAKE HAVASU 銀メダル
- SLS Super Crown Championship JACKSONVILLE 銅メダル
- 2022年 X games Southern California スケートボード・ストリート女子 優勝[16]
- 2023年 X games 千葉 スケートボード・ストリート女子 2位
- 2023年 X Games California スケートボード・ストリート女子 3位
脚注 編集
注釈 編集
- ^ それまでの日本人最年少記録は1992年バルセロナオリンピック競泳女子200メートル平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子の14歳6日であった[2]。公式記録が残っている史上最年少金メダリストは1936年ベルリンオリンピック高飛び込み・3m板飛び込みのマージョリー・ゲストリングで13歳268日と西矢より2ヶ月ほど若い[8]。
出典 編集
- ^ 『松原市在住の西矢椛（にしやもみじ）選手金メダル獲得!（東京2020オリンピックスケートボード・ストリート種目）』（HTML）（プレスリリース）松原市、2021年7月26日。2021年7月26日閲覧。
- ^ a b c 「13歳・西矢椛が金メダル！ “岩崎恭子越え”日本勢最年少 銅の中山楓奈とダブルで表彰台【東京五輪スケートボード】」『中日スポーツ』、2021年7月26日。2021年7月26日閲覧。
- ^ “【スケボー】東京五輪金・西矢椛３位で決勝進出「ビッグスピンボード一発で決められて良かった」”. 日刊スポーツ (2022年6月4日). 2022年6月4日閲覧。
- ^ 「スケボー女子・西矢が金！岩崎恭子超え日本史上最年少13歳 次は16歳でパリ五輪「優勝したい」」『スポニチAnnex』、2021年7月26日。2021年7月27日閲覧。
- ^ a b 『スケートボーダー 西矢椛選手と織田夢海選手 サンリオ所属契約を締結』（PDF）（プレスリリース）サンリオ、2023年4月21日。2023年10月25日閲覧。
- ^ a b "スケボー女子・西矢が金! 岩崎恭子超え日本史上最年少13歳 次は16歳でパリ五輪「優勝したい」". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 27 July 2021. 2021年7月27日閲覧。
- ^ a b 中島隆「スケボー五輪代表は大阪の13歳女子、「笑顔で滑る」」『朝日新聞』、2021年6月26日。2021年7月26日閲覧。
- ^ 「13歳330日の西矢椛、日本では最年少金メダリスト…世界最年少は13歳268日の米選手」『読売新聞』、2021年7月26日。2021年8月7日閲覧。
- ^ “TBS井上貴博アナ「真夏の大冒険」に「すごいな、嫉妬するな」流行語大賞候補入り”. デイリースポーツ online. (2021年11月4日) 2021年11月4日閲覧。
- ^ 『官報』第250号、令和3年11月4日
- ^ “秋の褒章808人・22団体 スケボーの西矢椛さんら”. 日本経済新聞 (2021年11月2日). 2023年5月6日閲覧。
- ^ “ゴールドポストプロジェクト”. 首相官邸 オリンピック・パラリンピックレガシー推進室. 2022年6月7日閲覧。
- ^ "東京五輪スケボー金メダルの西矢椛が大阪学芸高に入学「ブレザーはうれしい」JKデビュー". 日刊スポーツNEWS. 日刊スポーツ新聞社. 5 April 2023. 2023年10月25日閲覧。
- ^ a b “選手情報 - 西矢 椛 - 東京オリンピック・パラリンピックガイド”. 2021年7月26日閲覧。
- ^ “Japan dominate at the World Street Skateboarding Championships”. olympics.com (2021年6月7日). 2021年7月26日閲覧。
- ^ “スケボー西矢椛、Xゲーム初制覇 3位に織田夢海”. 日本経済新聞 (2022年7月25日). 2022年7月25日閲覧。
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 西矢 椛
- 西矢 椛 | Team | ムラサキスポーツ/MURASAKI SPORTS公式サイト
- Momiji Nishiya (@momiji_nishiya830) - Instagram
- Momiji Nishiya from JPN Skateboarding Profile Bio, Photos, and Videos - The Boardr（英語）