西 研(にし けん、1957年 - )は、日本哲学者東京医科大学教授。専攻は社会哲学、特にヘーゲルハーバーマス。その後、フッサールなど現象学分野にも関心を向けており、それに関連した著書もある(『哲学的思考』)。竹田青嗣との共著が多い。著書に『ヘーゲル・大人のなりかた』(1995年)、『哲学的再考』(2001年)、『社会学にできること』(共著 2009年)など。

また教育出版の小学6年生の教科書に書き下ろし作品(ぼくの世界、きみの世界)がある。

経歴 編集

鹿児島県出身。ラ・サール中学校・高等学校を経て、1982年東京大学教養学部教養学科相関社会科学専攻卒業、1986年同大学院総合文化研究科修士課程修了。

駿台予備学校論文科講師、和光大学講師、京都精華大学人文学部助教授、和光大学現代人間学部 現代社会学科教授を経て、東京医科大学教授

著書 編集

  • 実存からの冒険』 毎日新聞社 1989年 / ちくま学芸文庫、1995年
  • 『ヘーゲル 大人のなりかた』 日本放送出版協会NHKブックス」、1995年
  • 『哲学のモノサシ』日本放送出版協会、1996年。川村易 絵
  • 『自分と世界をつなぐ哲学の練習問題』日本放送出版協会、1998年。川村易 絵 / 「哲学の練習問題」河出文庫 2012年
  • 『哲学的思考 フッサール現象学の核心』 筑摩書房、2001年 / ちくま学芸文庫 2005年
  • 『大人のための哲学授業 「世界と自分」をもっと深く知るために』 大和書房、2002年 / 「集中講義これが哲学! いまを生き抜く思考のレッスン」河出文庫 2010年
  • ニーチェ ツァラトゥストラ = Nietzche Also sprach Zarathustra 「100分de名著」ブックス』NHK出版 2012 
  • 『哲学は対話する プラトン、フッサールの〈共通了解をつくる方法〉』筑摩選書 2019
  • 『NHK出版 学びのきほん しあわせの哲学』NHK出版 2021

共編著  編集

脚注 編集


参考文献  編集

外部リンク 編集