西都城駅
西都城駅(にしみやこのじょうえき)は、宮崎県都城市松元町にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。事務管コードは▲940512[4]。
西都城駅 | |
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駅舎(2018年5月) | |
にしみやこのじょう Nishi-Miyakonojō | |
◄都城 (2.5 km) (2.8 km) 五十市► | |
![]() | |
所在地 | 宮崎県都城市松元町1-1 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 392.4 km(小倉起点) |
電報略号 | ニコ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
342人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)1月14日[1] |
備考 | 業務委託駅[2] |
西都城駅 | |
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にしみやこのじょう Nishi-Miyakonojō | |
(4.3 km) 今町► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 志布志線 |
キロ程 | 0.0 km(西都城起点) |
開業年月日 | 1923年(大正12年)1月14日[3] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月28日[3] |
都城市中心部への最寄り駅で全列車が停車し、宮崎方面から来る多くの普通列車が当駅を始発・終着としている。一方の国分・鹿児島方面の普通列車は1日あたり9往復と激減する。かつては志布志線が接続していた。
歴史編集
- 1923年(大正12年)1月14日 - 志布志線所属駅として鉄道省が開設[3]。
- 1932年(昭和9年)12月6日 - 志布志線都城 - 西都城駅間が日豊本線に編入され日豊本線所属駅[1]。
- 1941年(昭和16年)10月8日 - 志布志線全通。
- 1945年(昭和20年)
- 1949年(昭和24年)2月1日 - 駅本屋を新築。
- 1976年(昭和51年)
- 1977年(昭和52年)5月25日 - 貨物取扱廃止[1]。
- 1979年(昭和54年)2月27日 - 日豊本線が高架化[5]。
- 1980年(昭和55年)
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)
- 1993年(平成5年)
- 2005年(平成17年)4月1日 - 構内からキオスクが撤退。
- 2017年(平成29年)11月5日 - 駅舎の老朽化部の改装や、外装のリニューアルが完了する[7]。
- 2022年(令和4年)4月1日 - 宮崎支社の発足により、鹿児島支社から同支社へ移管[8]。
駅構造編集
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線を有する高架駅で、駅舎は高架下にある。駅舎はその大部分が広いコンコースでその端に出札口と改札がある。駅舎にはそのほかに封鎖された待合所跡がある。かつては、土産物屋・軽食・駅弁屋があったが、その形跡は残っていない。
国分方面で線路のない高架橋が南方向へ枝分かれしているが、これは1987年まで営業していた志布志線の廃線跡である。高架は分岐してすぐに途切れ、その先は住宅地に転用されている。高架化完成が1980年である[5]ため、志布志線部分の高架の使用期間は10年に満たなかった。
JR九州サービスサポートが駅業務を受託する業務委託駅であり[2]、きっぷうりば(営業時間 6:25~12:20 12:50~18:30)が設置されている[9]。
2017年10月に駅舎がリニューアルされ、外装は白と黒を基調にした色となり、駅名表示は文字が金色になり都城島津氏の家紋である「丸に十文字 」が入れられた[10]。
1 | ■日豊本線(下り) | 国分・鹿児島中央方面 |
---|---|---|
2・3 | ■日豊本線(上り) | 都城・田野・宮崎方面 |
駅弁編集
駅前に「せとやま弁当」[1]という駅弁の店があり『かしわめし』等が有名で、大型時刻表にも駅弁マークが記載されているが、現在は駅前での店舗販売のみとなっている。主な駅弁は下記の通り[11]。
- 松花堂花ごよみ
- 特製かしわめし
- 盆地の牛めし
- かしわめし
- 幕の内弁当
- 山里の味栗めし
- ゆかりめし
利用状況編集
2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は342人である[12]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1996年 | 476 |
1997年 | 430 |
1998年 | 415 |
1999年 | 394 |
2000年 | 387 |
2001年 | 363 |
2002年 | 307 |
2003年 | 329 |
2004年 | 365 |
2005年 | 352 |
2006年 | 359 |
2007年 | 369 |
2008年 | 408 |
2009年 | 415 |
2010年 | 419 |
2011年 | 425 |
2012年 | 472 |
2013年 | 492 |
2014年 | 462 |
2015年 | 470 |
2016年 | [13]449 |
2017年 | [14]446 |
2018年 | [15]416 |
2019年 | [16]417 |
2020年 | [12]342 |
駅周辺編集
都城市街地内にある。都城市の中心市街地である中央通りは都城駅よりも当駅のほうが近い。また、都城市役所も当駅が最寄り駅である。
- 都城市役所
- 都城郵便局
- 都城松元郵便局
- 都城合同庁舎
- 都城島津邸
- 都城市立図書館
- 都城市立美術館
- 都城歴史資料館
- 宮崎交通都城自動車営業所が隣接
- ドラッグストアモリ西都城駅前店
- 都城IT産業ビル(旧都城寿屋百貨店)
- メインホテルナカムラ(旧ナカムラデパート)
- C-PLAZA
- 都城中央通り商店街
- 宮崎地方裁判所都城支部
- 宮崎県立都城西高等学校
- 都城高等学校
- イオン都城ショッピングセンター
史跡・遺構編集
バス路線編集
隣の駅編集
(右)現在の駅名標
かつて存在した路線編集
- 日本国有鉄道
- 志布志線
- 西都城駅 - 今町駅
脚注編集
- ^ a b c d e 停車場変遷大事典、761頁
- ^ a b 宮崎駅事業所 - JR九州サービスサポート.2021年12月9日閲覧
- ^ a b c d 停車場変遷大事典、778頁
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c “きょうから使用開始 西都城駅高架化”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年1月25日)
- ^ a b “西都城-大隅大川原 国分-鹿児島間 44日ぶり開通 JR九州”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年9月21日)
- ^ JR西都城駅、11月5日リニューアル-黒を基調に - 都商研ニュース
- ^ “JR九州が組織強化へ 名称変更し「宮崎支社」発足”. 宮崎 NEWS WEB. NHK (2022年4月1日). 2022年4月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
- ^ 駅情報 - JR九州.2021年12月9日閲覧
- ^ 西都城駅改装、駅舎に家紋 都城 /宮崎 - 毎日新聞、2017年11月28日
- ^ 『JTB時刻表』2022年3月号、JTBパブリッシング、2022年、 470頁。
- ^ a b “駅別乗車人員上位300駅(2020年度) (PDF)” (日本語). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(平成28年度) (PDF)” (日本語). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月31日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度) (PDF)” (日本語). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度) (PDF)” (日本語). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度) (PDF)” (日本語). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
参考文献編集
- 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目編集
外部リンク編集
- 西都城駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- 西都城連立パンフレット(約625KB) -宮崎県庁・日豊本線都城地区連続立体交差事業 (PDF)