西鉄二日市駅
画像提供依頼:リニューアル後の西鉄二日市駅西口駅舎の画像提供をお願いします。(2021年2月) |
西鉄二日市駅(にしてつふつかいちえき)は、福岡県筑紫野市二日市中央六丁目にある、西日本鉄道(西鉄)の駅である。駅番号はT13。
西鉄二日市駅 | |
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![]() 西口駅舎(2020年2月11日) | |
にしてつふつかいち Nishitetsu-Futsukaichi | |
![]() | |
所在地 | 福岡県筑紫野市二日市中央六丁目 |
駅番号 | T 13 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 4面5線 |
乗降人員 -統計年度- |
21,243人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)4月12日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■天神大牟田線 |
キロ程 | 15.2 km(西鉄福岡(天神)起点) |
◄T12 都府楼前 (1.4 km) (0.9 km) 紫 T14► | |
所属路線 | ■太宰府線 |
キロ程 | 0.0 km(西鉄二日市起点) |
(1.4 km) 西鉄五条 D01► |
九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の二日市駅とは徒歩12分程度の位置にある。駅北側構内に市境があり、一部は太宰府市に属している(ホーム部分は全て筑紫野市)。
利用可能な鉄道路線編集
歴史編集
- 1924年(大正13年)4月12日 - 九州鉄道(西鉄天神大牟田線の前身)二日市駅開業。
- 1942年(昭和17年)9月22日 - 西日本鉄道発足に伴い、西鉄二日市駅に改称。
- 1969年(昭和44年) - 現在の西口駅舎が改築落成。
- 2003年(平成15年)3月31日 - 駅東側の住民の要望に伴い、東口を設置。同時にバリアフリー化。
- 2005年(平成17年)6月13日 - 駅構内で太宰府発福岡(天神)行き普通電車が脱線。電車は自然に線路上に戻り、負傷者なし。
- 2006年(平成18年)10月31日 - 東口駅前計画道路(県道581号)が榎社(太宰府市)まで開通。これにより既存の踏切が歩行者専用となり、西鉄太宰府線の踏切1ヶ所が撤去された。
- 2008年(平成20年)5月18日 - ICカードnimoca供用開始。
- 2013年(平成25年)2月 - 液晶式列車案内装置の使用開始[1]、案内放送システム更新。
- 2017年(平成29年)2月1日 - 駅ナンバリングを導入[2]。
駅構造編集
4面5線の島式ホームからなる地上駅。のりばは7つ。天神大牟田線が2面4線を使用し、その東側に2面3線の太宰府線用のホームが配置されている。太宰府線用の1番と2番、3番と4番の2組のホームはそれぞれ1本の線路を挟んでおり、通常は2番以外のホームを使う。
太宰府線は、福岡(天神)方面ではなく、大牟田方面に直進する線形となっているため、天神⇔太宰府直通列車については当駅でスイッチバックする。このため、太宰府から福岡(天神)方面に向かう列車は当駅出発後に天神大牟田線の上り本線を横断する形となっている。なお、配線の都合上、太宰府線に直通する列車は5-7番線には進入できない。また、1番~2番線の大牟田側に車止めが設置されている。
天神大牟田線では、二日市終点の列車が設定してある。上りは最終電車のみだが、下りは終日二日市行き急行・普通の列車がある。下り二日市終点の列車は、その後福岡(天神)方面に折り返す列車と筑紫車両基地へ回送を行う場合がある。折り返し列車の場合は、下りホームで乗客が降車したのち、一旦紫駅方面へ引き上げ、上りホームに入線する。
跨線橋は、福岡側のエレベーター・エスカレーターつきの新跨線橋と、大牟田側の従来からある階段だけの跨線橋の2つがある。全列車が停車する。太宰府・筑紫行き急行は当駅から各駅に停車する。天神大牟田線の本線は5・6番線になるが、多くの電車が当駅で緩急接続を実施する。基本的には、優等電車が本線に入線し、普通電車は待避線で列車待避を行うが、一部時間帯では優等電車が待避線に入線することがある。
出入口は西口と東口の2つがある。西口は橋上駅舎で、エスカレーターやエレベーターがない。後に作られた東口は地上駅舎で、1番のりばに直結している。そのため、身体障害者は東口に回るか、駅務員の補助が必要。なお、西口には「車椅子をご利用の方は、東口をご利用下さい。」と書かれた張り紙がある。列車案内システムの更新に伴い、ホーム及び改札口の発車標はすべて日立製の大型LCDのものに切り替えられた[3]。
県道35号線踏切渋滞緩和のため、ラッシュ時中心に下り電車と上り電車を同時に踏切を通過させることで踏切閉鎖時間を減らす信号指令を行なっている。
- のりば
のりば | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ●太宰府線 | - | 太宰府行 | 主に当駅始発 |
●天神大牟田線 | 上り | 福岡(天神)方面 | 太宰府線からの直通 | |
2 | ●太宰府線 | - | (降車専用) | 臨時ホーム |
3 | ●天神大牟田線 | 上り | 福岡(天神)方面 | 太宰府線からの直通 |
4 | ●太宰府線 | - | 太宰府行 | 主に天神大牟田線からの直通 |
●天神大牟田線 | 下り | 久留米・大牟田方面 | 副本線 | |
5 | 本線 | |||
6 | 上り | 福岡(天神)方面 | 本線 | |
7 | 副本線 |
2番のりばと3番乗りばは普段は使用されないが、正月など混雑が予想される際には対面乗り換えが行われる。
利用状況編集
2019年度の1日平均乗降人員は21,243人[4] であり、西鉄の駅としては第8位である[注釈 1]。当駅は長期に渡り第5位の利用者数であったが、近年は減少傾向にあり、順位を下げつつある。
2010年度は紫駅が開業した事も起因し、2,000人以上の減少となっている。
各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[5][6][7]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2000年 | 13,603 | 27,690 |
2001年 | 13,408 | 27,414 |
2002年 | 12,997 | 26,553 |
2003年 | 13,445 | 27,284 |
2004年 | 13,058 | 26,507 |
2005年 | 13,088 | 26,362 |
2006年 | 13,063 | 26,208 |
2007年 | 13,077 | 26,190 |
2008年 | 13,241 | 26,613 |
2009年 | 12,647 | 25,453 |
2010年 | 11,468 | 23,182 |
2011年 | 11,033 | 22,320 |
2012年 | 10,969 | 22,166 |
2013年 | 11,084 | 22,368 |
2014年 | 10,514 | 21,210 |
2015年 | 10,774 | 21,740 |
2016年 | 10,838 | 21,562 |
2017年 | 10,795 | 21,467 |
2018年 | 10,660 | 21,467 |
2019年 | 21,243 |
駅周辺編集
道路編集
- 福岡県道35号筑紫野古賀線
- 福岡県道581号観世音寺二日市線
- 福岡県道112号福岡日田線
教育編集
学校
学習塾
商業・金融など編集
交番編集
- 筑紫野警察署西鉄前交番
路線バス編集
西口(西鉄二日市バス停)編集
- ■ 1-1
- ■ 1-2
- 西鉄二日市→JR二日市駅→紫駅→柚の木→吉木入口→原営業所→筑紫女学園大学前→九州国立博物館前→太宰府
- ■ 2-1
- 西鉄二日市→JR二日市駅→パープルプラザ前→警察署前→上古賀→三本松→(→むさしヶ丘団地東口→)→井手の古賀→山口→倉谷前→平等寺
- ■ 2-1急行
- 西鉄二日市→JR二日市駅→山口
- 早朝の1本のみ運行。
- ■ 2-2
- 西鉄二日市→JR二日市駅→パープルプラザ前→警察署前→三本松→むさしヶ丘団地東口→むさしヶ丘公民館前→むさしヶ丘団地→むさしケ丘三丁目
- 朝方のみ運行。
- ■ 2-3
- 西鉄二日市→JR二日市駅→パープルプラザ前→警察署前→イオンモール筑紫野→三本松→むさしヶ丘団地東口→むさしヶ丘公民館前→むさしヶ丘団地→むさしケ丘三丁目
- ■ 3
- 西鉄二日市→JR二日市駅→パープルプラザ前→警察署前→済生会病院→二日市温泉→二日市西一丁目(旧筑紫野市役所前)→西鉄二日市
- 西鉄二日市→二日市西一丁目(旧筑紫野市役所前)→二日市温泉→済生会病院→警察署前→パープルプラザ前→JR二日市駅→西鉄二日市
- ■ 22
東口(西鉄二日市東口バス停)編集
隣の駅編集
脚注編集
注釈編集
- ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事。
出典編集
- ^ “西鉄天神大牟田線の主要8駅 さらなるサービス向上を目指し、新しい列車案内表示システムを導入します (PDF)”. 西日本鉄道. 2012年9月10日閲覧。
- ^ “西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します! (PDF)”. 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
- ^ “西鉄天神大牟田線の主要8駅・さらなるサービス向上を目指し新しい列車案内表示システムを導入します” (PDF) (プレスリリース), 西日本鉄道, (2012年9月10日), オリジナルの2012年10月21日時点におけるアーカイブ。 2014年1月13日閲覧。
- ^ 鉄道事業|企業・グループ情報《西鉄について》 2019年度 駅別乗降人員
- ^ 福岡市統計書 (都市圏の概況) 福岡都市圏の私鉄各駅乗降人員
- ^ 令和元年度版 九州運輸要覧
- ^ 筑紫野市統計書 令和元年版 、2020年9月2日閲覧