見出ゴMB31

日本のモリサワが開発した角ゴシック書体

見出ゴMB31(みだしゴエムビイさんじゅういち)は、モリサワが開発・販売するゴシック体およびそのフォント製品。写真植字用書体として開発された。

駅名標での使用例(英字はHelvetica)

概要 編集

日本語DTPにおけるモリサワ「基本7書体」(リュウミンL-KL、中ゴシックBBB、太ミンA101、太ゴB101じゅん101、見出ゴMB31、見出ミンMA31)のひとつであり、グラフィックデザインエディトリアルデザインにおいてスタンダードなゴシック体として使用されている。

骨格は中ゴシックBBBの筆画を太くしたようなデザインとなっている。ゴシックMB101シリーズともよく似ているが、仮想ボディめいっぱいに文字が収まるように作られているMB101と比べ、文字が小ぶりに作られている。

写植時代はサインシステムや、新聞見出しにもよく使われていたが、近年はあまり使われない。出版分野でも、近年、より親しみやすいデザインのMB101シリーズに活躍の場を譲りつつあるが、シャープな印象を与えることから、現在も広告のコピー用などに数多く採用されている。

備考 編集

  • かつては中ゴシックBBB同様、従属欧文にHelvetica Boldが採用されていたが、字面が和文より小さい、太さが合っていないなどの問題点があった。しかし、Opentype版では欧文が独自のものに変更されることで、これらの問題は解消された。

脚注 編集

外部リンク 編集