見附島 (石川県)
石川県珠洲市に位置する島。見た目から「軍艦島」とも呼ばれる。
見附島(みつけじま、見付島)は、石川県珠洲市にある島。軍艦島(ぐんかんじま)ともいう。能登半島国定公園。
見附島 | |
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![]() 西北西から | |
所在地 |
![]() 石川県珠洲市宝立町鵜飼[1][2] |
所在海域 | 日本海 |
座標 | 北緯37度23分46.26秒 東経137度14分50.24秒 / 北緯37.3961833度 東経137.2472889度座標: 北緯37度23分46.26秒 東経137度14分50.24秒 / 北緯37.3961833度 東経137.2472889度 |
面積 | 0.001147[3] km² |
海岸線長 | 0.4[3] km |
最高標高 | 28[3] m |
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地理編集
珠洲市の南部、鵜飼海岸(着崎海岸)の南東200 - 300mに位置する[3]。当地方に広く分布している新第三紀珪藻泥岩からなる白亜の島で、周囲400m、面積1,147m2、標高は28メートルである[4]。
見附島という島名は、空海(弘法大師)が佐渡島から当地方に渡った際、最初に見付けた島であることに由来する[3]。当地に降臨した加志波良比古神が最初に見つけた島とも伝わる。また、島の形が軍艦に似ていることから、軍艦島とも呼ばれる[3]。
島内には見附神社があり、クロマツやシイ、タモ、エゾイタドリといった植物が分布しているほか、カラスやウが生息している[3]。島の周辺は公園として整備され、遊歩道やレストハウス、海水浴場、キャンプ場、国民宿舎のとじ荘がある[1]。
かつて島から20m、海岸から約200m離れた場所に珪藻土の岩「小島」が存在していた。見附島と並ぶ「二島」として長年親しまれ、セットで信仰の対象になっていた。かつては高さ、幅ともに約10mあったとされているが、年月が経つにつれて浸食により高さ2m、幅2mの三角形の小さな岩にまで縮小し、令和元年東日本台風(台風19号)による強風と高波の影響で完全に消失した[5]。
交通アクセス編集
その他編集
- 銭湯絵師の中島盛夫が島の景観を気に入り、各地の銭湯に描いている[6]。
- 2022年6月19日に発生した地震で島の一部が崩落する被害を受け、その様子を付近を観光していた旅行者によって撮影されている。
脚注編集
参考文献編集
関連項目編集
- 見付島 (曖昧さ回避) - その他の見付島・見附島
- 軍艦島 (曖昧さ回避) - その他の軍艦島
- 鵜飼駅 (石川県) - かつての最寄り駅
- 恋路海岸 - 見附島へ至る海岸は「えんむすびーち」と呼ばれている
- 奇岩
- 無人島
- 海食柱
- Eureka