諏訪神社 (北上市)

北上市の神社

諏訪神社(すわじんじゃ)とは、岩手県北上市にある神社

諏訪神社

諏訪神社拝殿地図
所在地 岩手県北上市諏訪町1-3-9
位置 北緯39度17分11.9秒 東経141度7分9.9秒 / 北緯39.286639度 東経141.119417度 / 39.286639; 141.119417座標: 北緯39度17分11.9秒 東経141度7分9.9秒 / 北緯39.286639度 東経141.119417度 / 39.286639; 141.119417
主祭神 建御名方神
天照皇大神
大山津見命
品陀和気命
菅原大神
保食神
社格郷社
創建 大同2年(807年
別名 北上諏訪神社、お諏訪さん
例祭 9月7日
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地名を冠して北上諏訪神社(きたかみすわじんじゃ)と呼ばれたり、地元ではお諏訪さん(おすわさん)と呼ばれたりもする[1][2]

概要 編集

北上市役所とJR北上駅の狭間にある市内の中心的な神社である。

大同2年(807年)、桓武天皇の勅命で坂上田村麻呂将軍が東夷征定の時、当地方の開発と産業の発展を祈願し、信濃の諏訪大社から勧請されたのが創建とされ、その後時代とともに五柱の神が合祀された[3]

その後、慈覚大師円仁)が諸堂を建立し、冷泉天皇の勅命で源頼義安倍頼時を征定する際に祈願をし、報賽によって社殿を修築した[3]

諏訪神社は元来、元宮の地(市内幸町)に鎮座していたが、八代盛岡藩主・南部利視の崇敬が篤く、享保19年(1734年)に現在地に社領を賜った[3]

神仏混淆の時代には諏訪山護国寺と云い、一寺一社の社格だった。また、諏訪宮・お諏訪さんと称えられて各町村民の信仰が篤かった[3]

明治維新後は、社名を諏訪神社と称し、北上市・和賀郡一円の総鎮守・氏神として旧社格郷社に列せられた[3]

境内 編集

  • 本殿・幣殿・拝殿
  • 社務所
  • 参集殿
  • 手水舎
  • 御神木・サワラ(ひの木科)
  • 神門
  • 鳥居
  • 石灯籠・狛犬
石碑
  • 松尾芭蕉句碑「初時雨 猿も小蓑を ほしげ也 (はつしぐれ さるもこみのを ほしげなり)」 --- 不動尊左脇。黒沢尻地方の俳人グループ玄皐連(げんこうれん)が天明元年(1781年)10月12日建立。
  • 本殿修造・拝殿造営記念碑 --- 昭和3年(1928年)に御大典(昭和天皇即位)記念として、本殿修造・拝殿造営をした際の寄付者記録。
  • 行茶記念碑 --- 昭和51年(1976年)6月の皇風煎茶みちのく全国大会を記念して平成元年(1989年)5月に建立。
  • 茶碗塚 --- 北上市茶道協会が10周年を記念して平成元年(1989年)建立。
  • 扇塚 --- 北上民舞踊協会が、平成3年(1991年)に建立。
  • 絆碑 --- 北上西ロータリークラブと台北西ロータリークラブが、東日本大震災復興祈願で平成26年(2014年)建立。

境内社 編集

境外社(黒沢尻北公園内)
  • 大黒神社(祭神・大国主命、諏訪神社例大祭時の御旅所
  • 大和神社(祭神・日清日露戦役・日中戦争及び太平洋戦争における北上・東和・湯田・沢内各市町村戦没者2174柱)
    • 八甲田行軍遭難者慰霊碑

祭事 編集

  • 1月1日 - 歳旦祭
  • 1月15日 - 焼納祭どんと祭)午前5時祭儀
  • 2月3日 - 節分祭
  • 2月11日 - 紀元祭
  • 2月17日 - 祈年祭
  • 3月25日 - 秋葉神社例祭
  • 4月第4日曜日 - 火防祭神幸祭(町内の山車は前日より巡行)
  • 4月29日 - 御旅舎鎮座 大和神社前夜祭
  • 4月30日 - 大和神社例祭
  • 6月30日 - 水無月大祓
  • 7月9日 - 金比羅神社宵宮祭
  • 7月14日 - 八坂神社宵宮祭(きゅうり天王さん)
  • 7月16日 - 金勢社宵宮祭
  • 7月17日 - 秋葉神社宵宮祭
  • 7月18日 - 稲荷神社宵宮祭
  • 7月27日 - 不動尊宵宮祭
  • 9月6日 - 例祭 前夜祭
  • 9月7日 - 例祭 神幸の儀(御旅舎着輿)奉納大演芸会
  • 9月8日 - 講社祭(崇敬奉賛会大祭)奉納大演芸会
  • 9月9日 - 還幸の儀(御旅舎から御本社着輿)
  • 11月23日 - 新嘗祭(新穀感謝祭)
  • 11月下旬 - 神宮大麻・お年神様頒布始祭
  • 12月27日 - 師走大祓式・年越祭
  • 12月31日 - 除夜

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  • 毎月1日 - 一日詣
  • 毎月7日 - 月次祭

アクセス 編集

脚注 編集

外部リンク 編集