諸国里人談』(しょこくりじんだん)は、江戸時代中期の寛保年間に出版された、日本各地の奇談怪談などをまとめた雑書。作者は菊岡米山[1]

扱われている妖怪・怪奇現象 編集

検証 編集

同書の内容は、現代の視点からは非科学的なものばかりではあるが、深海魚の出現と地震の発生を関連付けるなど、後に世間に広まる契機になった記述もある。なお、東海大学では、2019年までに地震の前兆といわれるリュウグウノツカイなど8種類の深海魚の出現と地震の発生状況を分析した結果、両社の関連性は薄く伝承は迷信であると結論づけている[2]

脚注 編集

  1. ^ 諸國里人談 5巻の書誌情報”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2019年6月27日閲覧。
  2. ^ 「深海魚は地震の前兆」は迷信 東海大調査”. iza (2019年6月26日). 2019年6月27日閲覧。