讃岐財田駅
日本の香川県三豊市にある四国旅客鉄道の駅
讃岐財田駅(さぬきさいだえき)は、香川県三豊市財田町財田上にある四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。駅番号はD18。標高151.6 m[1]。
讃岐財田駅 | |
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![]() 駅舎全体 (2010年(平成22年)5月25日) | |
さぬきさいだ Sanuki-Saida | |
◄D17 黒川 (2.3 km) (8.2 km) 坪尻 D19► | |
所在地 | 香川県三豊市財田町財田上7311番地 |
駅番号 | ○D18 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■土讃線 |
キロ程 | 23.9 km(多度津起点) |
電報略号 | サタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
30人/日(降車客含まず) -2014年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)5月21日 |
備考 | 無人駅 |
三豊市財田地区唯一の駅だが、その中心部からは離れた丘陵上にあり、普通列車のみ停車する。地名の読みは「さいた」だが駅名の読みは「さいだ」となっている。
歴史編集
駅構造編集
単式・島式混合2面3線の地上駅で一線スルーである。半径604 mの曲線で3.3 ‰の勾配上に位置し[1]、駅舎側1番線が上下本線(琴平駅方制限速度100km/h、阿波池田駅方制限速度85km/h)。2番線は下り副本線で上り方向の入線・出発は非対応。3番線が上下副本線。列車同士の行き違いと列車の追い抜きが可能である。ホーム間は構内踏切で移動する。
木造の駅舎も残るが、現在は無人駅となっている。地域住民による手入れがよくなされているせいか、待合室内には表彰状が多数飾られている。トイレは閉鎖されて使用不可となっている。
駅舎の脇に香川県の保存木に指定されているタブの巨木がある[2]。この木の樹齢は700年とも800年ともいわれ[3]、土讃線の建設の際はこの木を避けるように線路が敷設された[4][5]。この木は観光列車・四国まんなか千年ものがたりのヘッドマークのイメージのひとつとして使用された[6]。
のりば編集
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■土讃線 | 上り | 琴平・多度津・高松方面 | 通常はこのホーム |
下り | 阿波池田・大歩危・高知方面 | |||
2 | ■土讃線 | 下り | 阿波池田・大歩危・高知方面 | 主に行き違い時 |
3 | ■土讃線 | 下り | 阿波池田・大歩危・高知方面 | 主に通過列車待避時 |
上り | 琴平・多度津・高松方面 |
利用状況編集
1日平均の乗車人員は下記の通りである。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2008 | 47 |
2009 | 37 |
2010 | 40 |
2011 | 33 |
2012 | 38 |
2013 | 32 |
2014 | 30 |
駅周辺編集
バス連絡編集
- 三豊市コミュニティバス 財田観音寺線
隣の駅編集
脚注編集
- ^ a b 『全国鉄道事情大研究 四国篇』110頁。
- ^ 香川の保存木 - 財田駅前のタブノキ - 香川県(香川の環境)、2015年11月25日閲覧。
- ^ 大きな木プロジェクト Vol.1 香川県財田・タブノキ - NPO法人瀬戸内オリーブ基金、2015年11月26日閲覧。
- ^ 樹齢800年のタブの木 - 三豊市観光協会、2015年11月25日閲覧。
- ^ 讃岐財田駅とタブの木 - ツバメ工業株式会社、2012年7月27日、2015年11月25日閲覧。
- ^ JR四国・四国まんなか千年ものがたり「しあわせの郷紀行・おとなの遊山箱」(4,500円)~あっという間の3時間!四国のまんなかでオトナ旅!!【ライター望月の駅弁膝栗毛】ニッポン放送NEWS NLINEコラム
参考文献編集
- 川島令三『全国鉄道事情大研究 四国篇』草思社、2007年8月17日、103-134頁。ISBN 978-4-7942-1615-1。