谷川岳天神平スキー場
群馬県にあるスキー場
谷川岳天神平スキー場(たにがわだけてんじんだいらスキーじょう)は、群馬県利根郡みなかみ町に位置するスキー場。東武鉄道のグループ会社である谷川岳ロープウェー株式会社が長い間運営していたが、2022年3月、谷川岳ロープウェイと共に星野リゾートへ株式譲渡され、運営を引き継いでいる。関越道沿線のスキー場では比較的早くシーズンインし、5月まで営業することが多く、営業期間が長いのも特徴。
谷川岳天神平スキー場 | |
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Tanigawadake Tenjindaira Ski Resort | |
高倉山リフトより望む谷川岳 | |
所在地 | 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽湯吹山国有林 |
運営者 | 谷川岳ロープウェー株式会社 |
開業日 | 1960年12月12日 |
造設地形 | 谷川岳南東麓 |
標高 | 1,500 m - 750 m |
標高差 | 750 m |
最長滑走距離 | 4,000 m |
最大傾斜 | 34度 |
コース数 | 12本 |
コース面積 | 50 ha |
索道数 | 7本 |
公式サイト | www.tanigawadake-rw.com/tenjindaira/ |
概要 編集
- ゲレンデは谷川岳ロープウェイの山頂駅である天神平駅「ビューテラスてんじん」を中心にコースが配置されており、来場後はまずロープウェイに乗って山頂に行かないと滑ることが出来ない(山麓にはリフトはない)。全般的に中・上級者向けのコースが中心である。また、積雪があれば田尻沢コースを利用して下山コースもある(田尻沢コースは積雪があっても雪崩の危険のためクローズされる場合も多い)。
- 標高が高いため雪質は比較的良い。
- 例年12月初旬にシーズンインし、5月まで営業することから、初滑り・春スキーが出来るスキー場として有名である。
- 現在多くのスキー場が1日券を購入すればロープウェイ・リフトが乗り放題であるが、当スキー場の場合は前述のようなゲレンデ地理条件からロープウェイ1往復+リフト1日券のセット券となっている(下山してしまうと同じ券でロープウェイに再度乗ることができない)。ただし田尻沢コースがオープンしている場合に限り(以前は田尻沢リフトがあったが廃止されたため)上りロープウェイに何度でも乗れる運用がされる。
グリーンシーズン 編集
- ロープウェイは通年運行。
- 天神峠リフトのみが展望リフトとして運転される。
施設 編集
アクセス 編集
沿革 編集
- 1960年(昭和35年)
- 12月12日 - 谷川岳ロープウェイ営業開始[1]。同時に「国設谷川岳天神平スキー場」がオープンした。「国設スキー場」とは林野庁が国有林に開発・管理するスキー場で、本スキー場が全国初であり、モデルケースとなっていた[2]。当初から田尻沢滑降コースが完成しており、将来的には大穴・土合・谷川温泉を結ぶ滑降コースの開発が計画されていた。
- 12月18日 - ロープウェイのゴンドラの滑車がロープから外れ、ゴンドラが15メートル下の谷間に墜落、乗っていた6人が重軽傷を負う事故が起きた[3]。事故原因となった支柱へのガイドローラー取り付けを上向きから下向きに変更するなどの改良工事後、翌年3月1日から運転再開した[4]。
- 1997年(平成9年) - 立体駐車場がオープン。
- 2005年(平成17年)9月13日 - 複式単線自動循環式(DLM)フニテルを用いた新型ロープウェイに切り替えられた。
- 2022年(令和4年)星野リゾートへ株式譲渡。