豊橋市二川宿本陣資料館
豊橋市二川宿本陣資料館(とよはししふたがわしゅくほんじんしりょうかん)は、愛知県豊橋市二川町字中町65番地にある市立の博物館。
![]() Toyohashi City Futagawa Shuku Honjin Museum | |
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施設情報 | |
正式名称 | 豊橋市二川宿本陣資料館 |
専門分野 | 江戸時代の東海道 |
管理運営 | 豊橋市 |
建物設計 | 小野木重勝、株式会社伊藤建築設計事務所[1] |
延床面積 | 1,920.77m2[1] |
開館 | 1991年(平成3年)8月1日[2] |
所在地 |
〒441-3155 愛知県豊橋市二川町字中町65番地 |
位置 | 北緯34度43分24秒 東経137度26分59秒 / 北緯34.72333度 東経137.44972度座標: 北緯34度43分24秒 東経137度26分59秒 / 北緯34.72333度 東経137.44972度 |
外部リンク | 豊橋市二川宿本陣資料館 公式サイト (日本語) |
プロジェクト:GLAM |
概要編集
大名のための本陣、庶民のための旅籠屋「清明屋」、資料館によって構成される。本陣の建物が現存しているのは、東海道では二川宿と草津宿だけである。1993年度には第1回愛知まちなみ建築賞を受賞している[1]。
また、資料館から250メートルほど離れた位置には、江戸時代の商家「駒屋」があり、2015年(平成27年)に一般公開されるようになった(無料)。これにより二川宿は、本陣・旅籠屋・商家の三つをまとめて見学できる日本で唯一の宿場町となった。
施設構成編集
商家「駒屋」もここで扱う。
本陣編集
文化4年(1807年)から明治までの約60年間、武田氏の家臣・馬場信春の子孫とされる馬場彦十郎が、二川宿の本陣職を務めた。宿駅制度の廃止後、昭和60年(1985年)まで馬場家の住居として存続した。その後、土地・建物が豊橋市に寄付され、本陣として最も整備されていた江戸時代末期の景観に再生された。昭和62年(1987年)11月、豊橋市の史跡に指定[3]。
資料館編集
本陣の復元に伴って整備された。江戸時代の街道をテーマとし、「東海道」「二川宿」「本陣」の三つのコーナーからなる。
旅籠屋「清明屋」編集
本陣と隣接している。平成13年(2001年)2月、豊橋市指定有形文化財に指定[4]。平成17年(2005年)4月29日より一般公開されている。
商家「駒屋」編集
2003年(平成15年)5月、駒屋は豊橋市指定有形文化財に指定された。2015年(平成27年)11月1日より一般公開されている。主屋・土蔵など8棟の建物からなり、二川宿で商家を営むかたわら、問屋役や名主などを勤めた田村家の遺構である。田村家の伝来資料などを展示している。
展示空間のほか、雑貨屋やカフェが出店している。なお近隣には、分家の「西駒屋」(主屋と土蔵が国の登録有形文化財)、「東駒屋」があり、東西の駒屋は現在も営業している(みそ・しょうゆの醸造)。
利用案内編集
- 毎週月曜日は休館(祝日または振替休日の場合はその翌平日)
- 開館時間は午前9時~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
脚注編集
- ^ a b c “第1回愛知まちなみ建築賞”. 愛知県公園緑地課. 2021年8月24日閲覧。
- ^ “来館案内”. 二川宿本陣資料館. 2021年8月24日閲覧。
- ^ 「史跡」(豊橋市美術博物館サイト)
- ^ 「市指定有形文化財」(豊橋市美術博物館サイト)
参考文献編集
- 『知るほど豊橋その7:東海道の東と西を繋ぐ「とよはし」』豊橋市広報広聴課、2011年3月31日。
外部リンク編集
- 豊橋市二川宿本陣資料館:公式ウェブサイト
- 豊橋市二川宿本陣資料館 (toyohashi.honjin) - Facebook