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豊田ジャンクション

日本の愛知県豊田市にある東名高速道路と伊勢湾岸自動車道のジャンクション

豊田ジャンクション(とよたジャンクション)は、愛知県豊田市に敷設されたジャンクション(JCT)である。

豊田ジャンクション
 画像下が豊田南IC方面 画像右が岡崎IC方面
 画像下が豊田南IC方面 画像右が岡崎IC方面
所属路線 E1 東名高速道路
IC番号 19-1
起点からの距離 304.1km(東京IC起点)
岡崎IC (10.7km)
(1.7km) 上郷SA
所属路線 E1A 伊勢湾岸自動車道
起点からの距離 5.0km(豊田東JCT起点)
豊田東IC (1.9km)
(7.6km) 豊田南IC
供用開始日 2003年3月15日
通行台数 x台/日
所在地 470-1207
愛知県豊田市鴛鴨町
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豊田ジャンクション付近の空中写真。対称形の曲線を描いて流入するハーフタービン形式を採用[1]
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成(2007年撮影の12枚より合成作成)

目次

概要編集

東名高速道路伊勢湾岸自動車道が接続するハーフタービン型のジャンクションである[2]2018年現在、このジャンクションは東京方面と名古屋大阪方面を結ぶ2ルートの高速道路が交差するポイントであるため、8本のランプウェイのうち半分のランプについては、半径を緩く設計してランプ内の最高速度は80 km/hに設定されている[1][2]。JCT全体の敷地面積は約20万立方メートルナゴヤドームの5倍の大きさとなっている[1]

ジャンクションにおける橋脚数は275基で[2]、このうち125基について着色している[3]。日本道路公団は東京湾アクアラインの進入路擁壁の意匠を担当したデザイン事務所「ステュディオハンデザイン」にジャンクションのコンセプト設定、デザインを依頼した[4]。その結果として、周辺の田園風景との調和を図るために「テクノフォレスト(構造物の森)」と名付けたコンセプトのもとに橋脚および主桁に着色を施すことになった[5]。なお、主桁が金属製であるのに対して橋脚はコンクリート製であることから、橋脚の着色は塗装によらず顔料をコンクリートに練り込んで素材感を表現した。カラーは6色で、全て自然の中にある色を選択した[3]。橋脚の着色は樹木をイメージしているが、これをジャンクション中心から外側に向かって徐々にグラデーションすることで[6]、ジャンクション全体では四季折々の変化を表現している[7][2]。なお、着色に顔料を使用した副次的効果として、歳月の経過とともに退色することを防ぎ、塗装も不必要でメンテナンスフリーに寄与している[1]

ジャンクションの照明は、特にランプウェイでは低位置におけるライン照明を採用した[2]。通常のポール式は周辺部への光の漏洩による光害が心配されたことや、外部からの景観に配慮した結果、取りやめとなった。低位置ライン照明はパイプ状の細長い形状をしており、低位置に設置されることから路面を照射することでランプウェイの視線誘導にも与している[2]

接続している道路編集

歴史編集

2003年(平成15年)3月に東名高速から分岐して豊田東ICを結ぶジャンクションとして供用開始した。距離にして僅か1.9 kmの枝線であったが[8]、それでも当時、豊田市内で唯一のインターチェンジ (IC)であった豊田ICがその連絡道路も含めて渋滞に悩まされていたものが、この枝線の開通によってインターへの流出入交通が分散化されて混雑解消に寄与した[9]。そして、当該JCTが東名と第二東名(のちに伊勢湾岸自動車道と命名)を連絡する初めてのジャンクションとなった[1]

2004年12月には当該JCT - 豊田南IC間の開通によって全方向アクセスのジャンクションとしてオープンした[10]。これにより、東名の岡崎以東と名古屋IC経由で名古屋都市圏を結ぶ交通が、豊田JCT、名古屋南JCTを経由する流れにシフトしたことで、東名の豊田JCT - 名古屋IC間の交通量が減少して渋滞発生回数が開通前と比較して5割減少した[11]。今回開通によって1976年(昭和51年)以降、伊勢湾岸道路に豊田 - 四日市間を結ぶ東名高速 - 東名阪自動車道の連絡機能を持たせるという計画が[12]、30年近い歳月を経て陽の目を見ることになった。

2005年(平成17年)3月から9月まで開催された2005年日本国際博覧会(愛・地球博)の最寄りの駐車場が、東海環状自動車道豊田藤岡ICおよび東名高速の東名三好ICに隣接することになった。そこへ至るアクセス経路に豊田JCTが位置することから、万博駐車場の案内表示をジャンクション分岐部に各々設置した[13]

年表編集

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E1 東名高速道路
(19/BS)岡崎IC/BS - 岩津BS - (19-1)豊田JCT - 上郷SA/BS - (20)豊田IC/BS
E1A 伊勢湾岸自動車道
(2)豊田東IC - (19-1)豊田JCT - (3)豊田南IC

脚注編集

出典編集

  1. ^ a b c d e 『みち』No.127、平成14年7月(季刊)、日本道路公団、6頁(愛知県図書館蔵)
  2. ^ a b c d e f 日本道路公団中部支社 2003, p. 40.
  3. ^ a b 日経BP社 1999, p. 45.
  4. ^ 日経BP社 1999, pp. 45-46.
  5. ^ 韓亜由美 2000, p. 58.
  6. ^ 日経BP社 1999, p. 46.
  7. ^ 韓亜由美 2000, pp. 58-59.
  8. ^ 日本道路公団中部支社 2003, p. 39.
  9. ^ 日本道路公団中部支社企画調査課 2004, p. 44.
  10. ^ 中日本高速道路(株)中部地区企画調整チーム 2006, p. 31.
  11. ^ 中日本高速道路(株)中部地区企画調整チーム 2006, pp. 32-33.
  12. ^ 建設省中部地方建設局 名四国道工事事務所 1980, p. 290.
  13. ^ 中日本高速道路(株)中部地区支配人企画調整チーム 2005, pp. 48-53.
  14. ^ “第二東名 渋滞緩和に期待 豊田東IC - 豊田JCT開通”. 中日新聞朝刊: p. 20. (2003年3月16日) 
  15. ^ “豊田JCT - 豊田南が開通 伊勢湾岸道”. 中日新聞 朝刊: p. 22. (2004年12月14日) 

参考文献編集

  • 日本道路公団中部支社「伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道の開通区間概要」、『高速道路と自動車』第46巻第5号、公益財団法人高速道路調査会、2003年5月、 39-43頁。
  • 日本道路公団中部支社企画調査課「伊勢湾岸自動車道のネットワーク変遷による交通変動」、『高速道路と自動車』第47巻第3号、公益財団法人高速道路調査会、2004年3月、 41-44頁。
  • 安部勝也(後編)「紹介 中部地方における道路整備の効果について(後編)」、『高速道路と自動車』第48巻第10号、公益財団法人高速道路調査会、2005年10月、 32-37頁。
  • 中日本高速道路(株)中部地区支配人企画調整チーム「紹介 万博開催に伴う高速自動車国道等での取り組みとその結果について」、『高速道路と自動車』第48巻第12号、公益財団法人高速道路調査会、2005年12月、 48-53頁。
  • 中日本高速道路(株)中部地区企画調整チーム「紹介 中部圏の高速道路ネットワーク整備による交通の変化とその効果」、『高速道路と自動車』第49巻第2号、公益財団法人高速道路調査会、2006年2月、 31-35頁。
  • 韓亜由美「設計報告 風景の生成 豊田ジャンクション・デザインプロジェクト」、『プレストレストコンクリート』第42巻第2号、プレストレストコンクリート技術協会、2000年3月、 57-60頁。
  • 日経BP社「第二東名高速道路豊田ジャンクション 6色のカラーで彩る橋脚群」、『日経コンストラクション』第243巻、日経BP社、1999年11月12日、 45-47頁。
  • 建設省中部地方建設局 名四国道工事事務所 『二十年のあゆみ』 名四国道工事事務所、1980年3月

関連項目編集

外部リンク編集