貞末 良雄(さだすえ よしお、1940年 - )は、日本実業家メーカーズシャツ鎌倉株式会社創業者・取締役会長

人物・来歴 編集

山口県柳井市生まれ[1]。父が広島県呉服屋を営んでいたため中学校から広島に移り[2][3]広島県立広島国泰寺高等学校を経て、現役で広島大学に不合格となり、大学受験浪人生活を送ったが、東京大学東京工業大学の受験には失敗し[4]、1964年千葉工業大学工学部電気工学科卒業[5]高速道路の照明についての卒論を書き、大学卒業後は和光電気研究室エンジニアを経て[4][3]、1966年ヴァンヂャケット入社。同社統括部長などを務めたが、倒産により退社。その後、ヤオハンや数社のアパレル会社勤務を経て、1993年、53歳でメーカーズシャツ鎌倉設立[3][5]。日本製にこだわった高級シャツ事業を展開し、ニューヨーク上海市への出店を行うなど、グローバル化も進めた[6][7][8]。2017年、藍綬褒章を受章した。

関連書籍 編集

『シャツとダンス』〜アパレルの革命児が起こした奇跡〜(2020年、文藝春秋、玉置美智子)ISBN 978-4-16-391243-1

創業者・貞末良雄が主人公の物語。生い立ちからメーカーズシャツ鎌倉の創業、そして2020年、長女・奈名子へのバトンタッチに至るまでが描かれた一代記。

脚注 編集