貞舜

1334-1422, 南北朝・室町時代の天台宗の僧侶。

貞舜(じょうしゅん、建武元年(1334年)-応永29年(1422年1月)は、南北朝室町時代天台宗僧侶

俗姓・出身共に不詳[1]。出家して比叡山に登って貞済に師事、延暦寺西塔宝薗院に居住する[1][2]。応永年間に近江国坂田郡柏原(現在の滋賀県米原市)にあった成菩提院を中興して談義所として学問振興に努めた[1][2]

著作として、『天台名目類聚鈔』・『三百帖見聞』・『俗諦常住』・『宗要柏原案立』・『十如是義私抄』・『竜女分極』などがある[1][2]

脚注 編集

  1. ^ a b c d 武「貞舜」『国史大辞典』
  2. ^ a b c 「貞舜」『日本仏教人名辞典』

参考文献 編集

  • 武覚超「貞舜」(『国史大辞典 7』(吉川弘文館、1986年) ISBN 978-4-642-00507-4
  • 日本仏教人名辞典編纂委員会 編『日本仏教人名辞典』法蔵館、1992年 ISBN 978-4-8318-7007-0