赤11号(あか11ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた名称の1つである。

赤11号
慣用色名称「スカーレット」
 
16進表記 #C32829
RGB (195, 40, 41)
マンセル値 7.5R 4.3/13.5
出典 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」

概要 編集

黄味がかったで、「スカーレット」とも呼ばれる。

1959年157系電車の帯色として採用されたのが最初である。同年には、キハ55系を使用した急行列車を設定するため、気動車急行色が制定された際にも、窓周りの帯色として本色が採用された。これは急行形気動車の標準色となり、国鉄分割民営化後もしばらくは標準色として親しまれた。2000年代以降はリバイバルカラーの一種として、一般型にこの塗装を施した車両も存在する。急行形以外では、1983年に登場したキハ37形の地色としても採用されている。

1982年には、広島地区で使用するEF67形電気機関車に、モミジをイメージした色として本色が地色として採用されている。当時地色が青15号と決まっていた直流電気機関車の中では、異例の採用となった。

使用車両 編集

近似色 編集

関連項目 編集