赤13号(あか13ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた名称の1つである。

赤13号
慣用色名称「小豆色」
 
16進表記 #88474B
RGB (136, 71, 75)
マンセル値 3.5R 3.8/6
出典 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」
赤13号を地色とした421系
幕板と腰板を赤13号とした交直流両用急行形電車
EF81形電気機関車

概要 編集

「あずき色」「ローズピンク」とも称される。また、この色を地色とした電車は、「赤電」とも呼ばれた。

国鉄では交直両用車両電車機関車)の標準塗装としてこの色を採用した。1961年に401系・421系の地色として採用されたのが始まりである。その後、1962年にはEF80形の地色、交直両用急行形電車451系・471系の裾色など、一貫して交直両用車両の外部塗色として使用されている。

交直両用車以外の車体色としては、直接制御式交流電車試験車であるモヤ94形(→クモヤ791形)の地色として使われていた。

交直両用電車が運行される常磐線や、東北北陸九州地区では、急行普通列車の色として親しまれたが、1980年代以降は各地で新塗装の導入が始まり、分割民営化後は電気機関車や事業用車等を除きこの色はほとんど姿を消している。

使用車両 編集

電車 編集

機関車 編集

  • EF80
  • EF81
  • ED30
  • ED46/ED92
    • ED46形としての製造当初は赤13号と異なるピンク色に塗られていたといわれるが、後に赤13号で塗装された。

近似色 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ “交直両用電車 4両体制”. えちごトキめき鉄道社長(いすみ鉄道前社長) 鳥塚亮の地域を元気にするブログ. (2021年3月15日). https://www.torizuka.club/2021/03/15/交直両用電車%e3%80%804両体制/ 2021年3月16日閲覧。