越後南西部地震

室町時代に新潟県南西部付近を震源として発生した地震

越後南西部地震(えちごなんせいぶじしん)は、文亀元年12月10日(ユリウス暦1502年1月18日, グレゴリオ暦1月28日)に、新潟県南西部付近(東経138.2°、北緯37.2°)を震源として発生した地震。推定されるマグニチュードは6.5~7.0[1]

越後南西部地震
本震
発生日 グレゴリオ暦1502年1月28日
震央 新潟県南西部付近
規模    M6.5-7.0
被害
被害地域 日本(新潟県など)
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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概要 編集

1502年1月28日に本震が発生し、余震が5-6日続いた。越後国国府(現上越市直江津)で被害が甚大[2]。潰家及び死者多数。会津でも強くゆれたという。

新潟県、長野県境付近では、姫川に面した真名板山で山体崩壊が発生。葛葉峠や姫川本流に天然ダムが形成され、後日、破堤したものと考えられている[3]

脚注 編集

  1. ^ 新潟県内を震源として発生したこれまでの地震新潟県ホームページ(2017年1月3日閲覧)
  2. ^ 新潟県の地震地震調査研究推進本部ホームページ(2017年1月3日)
  3. ^ 1502年の姫川流域・真那板山の大崩壊と天然ダムいさぼうネット(2017年1月3日閲覧)

外部リンク 編集

井口隆、八木浩司、「空から見る日本の地すべり地形シリーズ-23- 越後南西部地震 (1502年) による真那板山の崩壊地形」日本地すべり学会誌 2012年 49巻 3号 p.146-148, doi:10.3313/jls.49.146