跡部 蛮(あとべ ばん、1960年6月26日 - 、本名・木元英策[1])は、日本の歴史研究家(主に戦国史)、歴史作家

古地図を持って東京都内などを歩く「江戸ぶら会」主宰[2]。歴史関係や街歩きの著作のほか、雑誌のコラム等で執筆活動を行なっている。別の筆名として「辻 大悟」「相楽 総一」がある。大阪府大阪市出身[1]

来歴 編集

大阪府立清水谷高等学校を経て[1]1983年に立命館大学経営学部経営学科を卒業した[要出典]

大学卒業後はユニバーサル証券(現・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)、雑誌編集者を経てフリーライターとなる[1]。46歳のとき、大学時代に関心を持った日本史の研究を本格的に行うため、「人生のセカンドステージ」として佛教大学大学院文学研究科に入学。2013年に佛教大学大学院文学研究科博士後期課程を修了し、博士(文学)を取得した[3]

小説仕立ての日本史の謎解き本『こちら歴史探偵事務所! 史実調査うけたまわります』で新境地に挑んでいる。

「辻 大悟」のペンネームで小説(『信長の笑み、光秀の涙』ほか)、「相楽 総一」名で社会経済問題などに関するノンフィクション(『株・手形・不動産『騙し』の手口』ほか)の執筆も行なっている[1]

著書 編集

  • 『「道」で謎解き合戦秘史 信長・秀吉・家康の天下取り』(双葉社) 2017
  • 『90分で分かる新日本史 幕末維新おもしろミステリー50』(ビジネス社) 2018
  • 『超真説 世界史から解読する日本史の謎』(ビジネス社) 2019
  • 『信長を殺した男 明智光秀の真実』(ビジネス社) 2019
  • 『明智光秀は2人いた!』(双葉社) 2019
  • 『江戸東京透視図絵」(五月書房新社) 2019
  • 『鎌倉幕府の謎』(ビジネス社) 2021
  • 『「わきまえない女」だった北条政子』(双葉社) 2021
  • 『さかのぼり武士の日本史』(ビジネス社) 2022
  • 『こちら歴史探偵事務所! 史実調査うけたまわります』(五月書房) 2022
  • 『超新説で読みとく信長・秀吉・家康の真実』(ビジネス社) 2023、ほか多数

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 跡部 蛮(あとべ ばん)プロフィール - 「おもしろ歴史学」跡部蛮のページ(2021年5月22日閲覧)
  2. ^ 江戸ぶら会”. サンプルサイト. 2020年5月4日閲覧。
  3. ^ 木元英策『中・近世の土地制度と「得分」』 佛教大学〈博士(文学) 甲第074号〉、2013年。 NAID 500000918946https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_HBA07401007722 

外部リンク 編集