輜重兵第107連隊(しちょうへいだい107れんたい、輜重兵第百七聯隊)は、大日本帝国陸軍連隊の一つ。

輜重兵第107連隊
創設 1945年昭和20年)6月15日
廃止 1945年昭和20年)
所属政体 大日本帝国の旗 大日本帝国
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位 連隊
兵種/任務/特性 輜重兵
所在地 斉斉哈爾-五叉溝-前部旗[1]
編成地 斉斉哈爾[1][2]
通称号/略称 凪20020[1]
最終上級単位 第107師団
最終位置 泰来 前部旗[1]
主な戦歴 太平洋戦争
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沿革 編集

太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)6月15日に斉斉哈爾で軍令陸甲第55号下令[1]により、阿爾山方面の警備と治安維持を目的に新設された第107師団の輜重兵連隊として編成された。同月30日に編成完結、第4中隊は阿爾山において編成および駐屯した[1]。間もなく五叉溝への移駐を命ぜられ、8月上旬までに移駐を完了した[1]

1945年(昭和20年)8月9日、ソ連対日参戦により五叉溝を出発[1]。新京方面への転進の命を受け本部第3、第4中隊は自動車により転進[1]。途中、索倫付近にてソ連軍と遭遇して戦闘となり[1]、錦織連隊長は戦死した[3]。音徳爾、大賚を経て、前部旗に到着し同地にて武装解除となった[1]

歴代連隊長 編集

歴代の連隊長
(特記ない限り陸軍大佐
氏名 在任期間 出身校・期 備考
1 錦織喜八郎[2][4] 1944.5.19[2] - 戦死[3] 陸士42期[2][5] 少佐[2][4]

脚注 編集

参考文献 編集

  • 外山操、森松俊夫 編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。 
  • 山崎正男 編『陸軍士官学校:保存版』(第8)秋元書房、1990年。 
  • 『日本陸軍機械化部隊総覧』新人物往来社〈別冊歴史読本 特別増刊第41号 戦記シリーズ〉、1991年。 

関連項目 編集