辰野駅

日本の長野県上伊那郡辰野町大字辰野にある東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅

辰野駅(たつのえき)は、長野県上伊那郡辰野町大字辰野にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである。JR東日本とJR東海の境界駅の一つである。

辰野駅
駅舎(2012年4月)
駅舎(2012年4月)
たつの
Tatsuno
所在地 長野県上伊那郡辰野町大字辰野[1]
所属事業者 JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)*
JR logo (central).svg東海旅客鉄道(JR東海)
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)
電報略号 タノ[1]
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線[1]
乗車人員
-統計年度-
569人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1906年明治39年)6月11日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 中央本線(辰野支線)(JR東日本)
キロ程 9.5km(岡谷起点)
東京から219.9km
川岸 (6.0km)
(4.3km) 信濃川島
所属路線 飯田線(JR東海)
キロ程 195.7km(豊橋起点)
宮木 (1.1km)
(-km) (川岸)**
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口[1]
標高:722.8m[1]
* 会社境界駅(旅客営業ではJR東日本の管轄駅)
** ほとんどの列車が中央本線に直通。
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目次

概要編集

岡谷駅 - 塩尻駅間を結ぶ中央本線の支線を所属線とし[2]豊橋駅を起点・当駅を終点とする飯田線を加えた2つの鉄道路線が乗り入れる。かつては両線とも日本国有鉄道(国鉄)の路線であったが、1987年国鉄分割民営化により中央本線支線はJR東日本、飯田線はJR東海の路線となり、また両線ともJR貨物が第二種鉄道事業者として貨物営業を行っている。旅客営業においては当駅がJR東日本・JR東海の境界駅となっている。駅舎・ホームなどは鉄道資産はJR東日本の所有であり、同社とJR東海との資産管理境界は飯田線の下り場内信号機である。

当駅は中央本線開通と同時、1906年(明治39年)に開業した。その後、駅西方から伊那谷方面を結ぶ伊那電車軌道(後の伊那電気鉄道)が開業し、1916年(大正15年)には駅に直接乗り入れた。伊那電気鉄道は1943年(昭和18年)に国有化され、飯田線として国鉄の路線網に組み込まれた。

 
辰野駅付近の路線図。岡谷 - 塩尻間の営業キロは辰野経由で 27.7 km、みどり湖経由で 11.7 km である。

以降、中央本線と飯田線の乗換駅として栄えたが、1983年に辰野駅を経由せずに短絡する塩嶺トンネル経由の新線が岡谷駅 - 塩尻駅間に開通し、中央本線のメインルートから外れ、定期特急の停車がなくなった。その後、1986年11月に急行こまがね」、2002年12月に夜行急行「アルプス」も廃止され、辰野駅を経由する中央本線の定期の優等列車は全廃された。

現在、かつての優等列車の代替として快速みすず」のみが停車する。塩嶺トンネル開通後、特に分割民営化以降、飯田線列車は上下各1本が当駅発着である他は、全ての列車が岡谷・上諏訪方面へ直通する。塩尻方面へは当駅との間での区間運転が大半を占めているため、実質飯田線の中間駅かつ地元で辰野線と呼ばれる塩尻への旧線の起点駅のようになっている。

歴史編集

駅構造編集

2面4線のホームを有する地上駅[1]改札口正面に1番線(下り副本線)があり単式ホームとなっているが、ホーム西側・1番線反対側に行止り式の0番線(飯田線専用)が設けられている。0番線は2015年3月14日改正時点で、夜間滞泊を行う下り最終の当駅止まりと翌朝の折返し上り始発列車のみが使用している。島式ホームの改札口側が2番線(下り本線)、その反対側が3番線(上り本線)となっている。3番線以降も9番線まであるが、いずれもホームはない。4・5番線は上り副本線で、主に貨物列車の着発線となっている。6 - 9番線は側線である。

駅舎は構内南側にある。改札口左手に跨線橋があり、単式ホーム北側にある島式ホームと連絡している。

JR東日本の直営駅駅長配置)であり、管理駅として信濃川島駅小野駅を管理している。駅舎内にはみどりの窓口(営業時間5時50分 - 19時40分)のほか、自動券売機が2台設置されており、オレンジカードが利用できる。ただし、自由席特急券を購入できるのは片方の券売機のみである。かつては、JR東日本区間とJR東海区間を区別する機能が付いていたが、現在この機能は廃止された。ちなみに、この機能が付いていたときは、東日本区間のボタンを押すと券面に「東日本会社線」と表示されていたのに対して、東海区間のボタンを押すと、券面に「宮木経由」と表示されていた。

2009年3月14日から、JR東海管内の在来線全駅のホームが終日禁煙となったが、当駅はJR東海管轄の飯田線が接続しているものの、前述の通り当駅はJR東日本の管轄のため対象外で、従来通り喫煙所が設けられている。

のりば編集

番線 路線 方向 行先 備考
0 飯田線 - 宮木伊那松島伊那市方面 1日1本のみ
1 中央本線 上り 川岸岡谷方面 通常はこのホーム
飯田線 - 宮木・伊那松島・伊那市方面 1日1本のみ
2 飯田線 - 宮木・伊那松島・伊那市方面 通常はこのホーム
中央本線 下り 信濃川島小野塩尻方面 岡谷方面からの直通含む一部列車
3 中央本線 下り 信濃川島・小野・塩尻方面 当駅始発のみ、通常はこのホーム
上り 川岸・岡谷方面 当駅始発

2013年3月時点で、岡谷方面の列車は飯田線からの直通と当駅始発のみで、定期での塩尻方面からの直通列車は存在しない。

貨物取扱・専用線編集

 
着発線へ向かうタキ車(2009年1月)

JR貨物の駅は専用線発着の車扱貨物の取扱駅となっているが、2009年3月14日のダイヤ改正以降、貨物列車の発着がなくなっている。

2009年3月までは、駅南側の豊島屋辰野油槽所専用線向けの根岸駅からの灯油やガソリンの到着があった[1]。また、1996年3月まで、駅西側にあったJA東日本くみあい飼料辰野工場(2003年閉鎖)へ続く専用線もあった。この路線は、知多駅発送の穀物を取り扱っていた。

利用状況編集

  • JR東日本 - 一日の平均人数は以下の通りである。この数字には各線の乗り換え客は含まれていない。
JR乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 1,089
2001 1,002
2002 923
2003 739
2004 673
2005 637
2006 623
2007 599
2008 626
2009 586
2010 596
2011 562
2012 573
2013 581
2014 551
2015 569
  • JR貨物
    • 2005年度の貨物取扱量は、約37,600トンであった。

駅周辺編集

少し歩いた所に商店街がある。

路線バス編集

隣の駅編集

東日本旅客鉄道
中央本線(辰野支線)
快速「みすず
川岸駅 - 辰野駅 (- 飯田線 宮木駅)
普通(殆どの列車は当駅で乗換)
川岸駅 - 辰野駅 - 信濃川島駅
東海旅客鉄道
飯田線
快速(「みすず」含む)
伊那新町駅 - (「みすず」のみ宮木駅) - 辰野駅 (- 中央本線 川岸駅)
普通
宮木駅 - 辰野駅 (- 中央本線 川岸駅)
※ただし、上りの「みすず」は宮木駅に停車するが伊那新町駅には停車しない(宮木駅の次は羽場駅に停車)。
※国有化以前は、宮木駅と当駅の間に西町駅が存在した。

関連項目編集

脚注編集

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 信濃毎日新聞社出版部 『長野県鉄道全駅 増補改訂版』 信濃毎日新聞社、2011年7月24日、59頁。ISBN 978478407164。
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年

外部リンク編集