近藤高弘
近藤 高弘(こんどう たかひろ、1958年9月4日 - )は日本の京都府の出身の陶芸家・美術家である。陶の素材・表現を基軸に、土やガラスや金属などの立体・平面の造形表現を制作している。祖父は人間国宝の近藤悠三。
経歴
編集京都府京都市東山区清水に近藤濶(陶芸家)の長男として生まれる。
学生時代は卓球選手として活躍。インターハイ・シングルチャンピオン、関東学生シングルス、全日本学生卓球選手権大会ダブルスチャンピオン、国際大会の日本代表にも複数回選出されている。卓球選手として鍛練された運動能力と精神の強さが、その創作活動の上で大きく役立っていると語ることがある。
法政大学卒業後、一般企業に就職するも、26歳の時伯父で陶芸家・近藤豊の自死の衝撃が芸術の道を志すきっかけとなり、京都府立陶工職業訓練校に入学する。
1994年京都市芸術新人賞受賞、2002年文化庁派遣芸術家在外研修員、2003年エジンバラ・カレッジ・オブ・アート修士課程修了、Inglis Allen Masters賞受賞
作品は初期には近藤家の伝統的な染付作品を制作、その後実用的な器の仕事から離れ、幾何学・抽象的な時空壺シリーズを制作、また、銀滴彩と名付けたオリジナル技法(特許取得)によるミストシリーズを展開。国内・海外での展覧会やアートフェアーに多数出品している。
係累
編集活動
編集個人としての作品制作以外の活動としては以下。
- 火・土・水アースワーク
- モノ学・感覚価値研究会
- 日本文化デザイン会議
- マツタケ十字軍