近鉄2600系電車(きんてつ2600けいでんしゃ)とは、近畿日本鉄道(近鉄)が保有した電車(一般車両)である。

共通事項
基本情報
製造所 近畿車輛
主要諸元
軌間 1,435 mm
電気方式 直流1,500 V
架空電車線方式
最高運転速度 110 km/h
車体長 20,720 mm
全高 4,150 mm
車体 普通鋼
駆動方式 WNドライブ
制御装置 抵抗制御
制動装置 電磁直通ブレーキ (HSC-D)
抑速発電制動付)
保安装置 近鉄型ATS列車選別装置列車無線装置
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本稿では近鉄通勤車初の冷房車である2680系電車、冷房付きクロスシート車の2610系電車、近鉄のロングシート車として初の冷房車である2800系電車についても紹介する。

概要編集

1960年代当時の大阪線名古屋線急行は、2200系2250系などの旧型車が運用されていたが、老朽化が進んでいたこと、特に2200系は戦前製で半鋼製車であることから、長大トンネル区間での保安面を考慮し、新型車を導入することになった[1][2][3][4]。一方で普通列車についても、大阪線旧型車の1400形や名古屋線に残った17 m - 19 m級車両の旧型形式の代替として冷房装置を搭載した新規系列を導入することとなった[5]

大阪線2410系や名古屋線1810系以前の大阪線・名古屋線用一般車両では走行機器の差異[* 1]で形式と運用が区別されていたが、2600番台系列および2800系の登場以降は大阪線と名古屋線の一般車両は共通設計で投入されるようになった[6][* 2]。いずれの形式も車体設計は通勤形一般4扉車の1810系や2410系を踏襲し[8]、前面には排障器が取り付けられたが、2600番台系列に関しては座席からの展望性を考慮して側窓の天地寸法がロングシートの2800系よりも80 mm大きく、窓框の高さも50 mm低い[8]。落成時の化粧板の色は関西私鉄標準の薄茶色で、製造当初にビニール地であった2600系を除いて、座席モケットはエンジ色である[8]

2600系列は大阪線・名古屋線の急行用車両として登場し、当初は伊勢方面への観光輸送・長距離利用者の利便に応え、同時に大阪口での通勤輸送や大阪線山間部区間での地域輸送、団体専用列車など、多目的な輸送の両立を考慮した対面固定式クロスシート車として製造されたが[1][4][9]、2610系においては若干改善が図られたとはいえシートピッチ・幅ともに狭く、肘掛けが省略されたため構造的に問題のあったクロスシートであった[10]。名古屋線急行で多用されていた2800系においてもトイレが省略されたことで、急行運用の際に問題が生じてきており、3扉転換クロスシートの車内設備を備えた5200系や4扉デュアルシートの車内設備を備えた5800系L/Cカーが登場した後は固定クロスシート車のロングシート化、ロングシート車のトイレ増設、L/Cカー改造などの各種改造を経て現在でも多数の車両が在籍している。

解説の便宜上、本項では2680系を除き賢島寄り先頭車の車両番号+F(Formation=編成の略)を編成名として記述する(例:モ2601以下4両編成=2601F)。2680系においては、中間車の車両番号+Fを編成名として記述する(例:モ2681以下3両編成=2681F)

2600系編集

近鉄2600系電車
 
試運転中の2603F
主要諸元
編成 2両・4両
車体幅 2,739 [11][8] mm
車体高 新造時:3,885 mm [8]
冷房化以降:4,032 [11] mm
台車 近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車
Tc車・T車:KD-66C [11][8]
Mc車・M車:KD-66B [11][8]
主電動機 三菱電機MB-3110-A [11][8]
主電動機出力 155 kW [11][8]
歯車比 4.61(83:18) [11]
編成出力 2両編成 620 kW
4両編成1,240 kW
制御装置 三菱電機製ABFM-214-15-MDH [11][8]
備考 電算記号:Q[12]
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2600系は、1970年に4両編成2本と2両編成2本の計12両が製造された[8][13][4][* 3]。当時の日本では初の片側4扉車体にトイレと全席クロスシートを備える車両であった[8]。電算記号(他社でいう編成記号)はQである[12]

車内インテリア編集

車内設備は、座席は4人掛け対面固定式クロスシートで、乗降扉間に2ボックスが設置された。4扉とクロスシートの両立のため、ボックス長は1,320 mmで国鉄近郊形車両(当時の標準1,420 mm)よりも狭く、シートは肘掛けが省略され、背摺りもロングシート並みに低い設計であった[4]。座席表地はビニールクロスである[8]。乗降扉部分には団体列車運用を想定して収納式補助席も設けられており[8][13]、補助席使用時には乗降扉は700 mmしか開かないようになっていた[13]。空調設備にはラインデリアを装備した[1][8][13]

トイレはク2700形とサ2750形に和式(処理方式は貯蔵タンク式)が1箇所ずつ設置されている[13]。また、トイレや運転席のないモ2650形は定員210名と当時国内最大を誇り[11]、これは後述の2680系モ2680形(奇数)、2610系モ2660形も同様であった[11]

主要機器・性能編集

駆動装置はWNドライブで、主電動機三菱電機MB-3110-A (155 kW) を装備し[11][8]、制御装置は1C4M制御の三菱製ABFM-214-15-MDH電動カム軸式抵抗制御で各電動車に搭載した[11][8][13]。これらは2400系以来採用されているものである[4]

台車は2410系と同様の近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車のKD-66系である[11][8]集電装置はモ2650形に2基、モ2600形のT車側に1基搭載した[8][14]

ブレーキ(制動)方式はHSC-D (発電制動抑速制動付き) 電磁直通ブレーキである[13]空気圧縮機はク2700形とサ2750形、電動発電機はク2700形に搭載した[11]。最高速度は110 km/hを確保している。

編成編集

 
← 大阪上本町・近鉄名古屋
鳥羽 →
4両編成 Tc
ク2700形
M
モ2650形
T
サ2750形
Mc
モ2600形
2両編成 Tc
ク2700形
Mc
モ2600形

改造・車体更新編集

1979年に冷房化され[2][4][* 4]、パンタグラフが下枠交差式に交換された。車内は座席の背摺りを高く改修し、ビニールクロスの座席表地はモケット化され、一部座席はボックス長を広げている[4]

1989年から車体の外装材および車内の内装材交換と車体前面および側面方向幕設置とトイレの室内改修を中心とする車体更新が行われた[2][13]。なお、本系列は繁忙期の団体列車運用を考慮して全座席がクロスシートで残された[13]

転属編集

1979年に全編成は富吉検車区に転属したが[2]1998年に2601F・2604Fは再び高安検車区に転属した[14]

廃車編集

2002年2月から2004年1月にかけて全編成が除籍・廃車解体され、形式消滅した[2][4]

2680系編集

近鉄2680系電車
 
鮮魚列車として運用されていた2683F
主要諸元
編成 3両
全幅 2,739 [11][10] mm
全高 4,040 [11][10] mm
台車 近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車
Tc車:KD-72A [11][10]
M車・Mc車:KD-72 [11][10]
主電動機 三菱電機MB-3020-C [11][10]
主電動機出力 125 kW [11][10]
歯車比 5.47(82:15) [11]
制御装置 三菱電機ABF-178-15MDH [11][10]
備考 電算記号:X
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2680系は、当時計画されていた一般車両の冷房導入に関する基礎データ収集を目的として1971年に3両編成2本の計6両が製造された[15][10][16][17]。近鉄の一般車では初の冷房搭載車両である[15][8][16][17]。電算記号はX(80番台、X81・X82)[18][19]

車内設備は2600系に準拠して補助席も装備しており、ク2780形にはトイレが設置されている[15][16][17]

冷房装置は特急車の東芝製に対して通勤車では三菱電機製を採用[20]、8,500 kcal/h集約分散式ユニットクーラーであるCU-14形[20]を1両に5台設置した[15]。これにラインデリアを併設したほか、熱交換型換気装置(ロスナイ)も1台設置されている。また、新規冷房車でありながら、ラインデリア車と同じく下降窓にガラス製の手持ちノブが存在する[21]

主要機器・性能編集

台車は新造であるが、制御装置・主電動機などの電装品は1971年に廃車となった特急車10000系「ビスタカーI世」からの流用である[15][10][17]

駆動装置はWNドライブで、主電動機は三菱電機MB-3020-C (125 kW) を装備し[15][10]、制御装置は1C8M制御の三菱電機製ABF-178-15MDH電動カム軸式抵抗制御であるが[11][10][16]、直列・並列切り替えを手動で行う特急用制御装置の流用のため、主電動機4個永久直列2群の並列制御に固定されており、直並列制御は行えないようになっている。

台車は新造品が用意されており、両抱き式踏面ブレーキの近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車のKD-72系を装着する[11][10]

制動方式は発電ブレーキ併用の電磁直通ブレーキで、抑速ブレーキも装備する[16]。集電装置はモ2680形奇数車に2基搭載し[22]、空気圧縮機はク2780形、電動発電機はモ2680形偶数車に搭載する[15]。最高速度は110 km/hを確保している。

編成編集

← 大阪上本町・近鉄名古屋

鳥羽 →
Tc
ク2780形
M
モ2680形
(奇数)
Mc
モ2680形
(偶数)

改造編集

座席の交換

1979年に座席が2610系と同一仕様に交換された[2][23]。ただし、補助席は存置されている。

車体更新

1991年に車体の外装材交換と車体前面および側面方向幕設置と座席のロングシート化を中心とする車体更新が行われた[2][16][17][* 5][* 6]

鮮魚列車への転用
 
つり革のない車内

2001年に2683Fが1481系の廃車代替として鮮魚列車に改造された[2][17][23]。鮮魚列車としては3代目となり[20]、側面方向幕が撤去されたが、前面方向幕は残置され、「鮮魚」表示を掲出して運行した[17][23]

車体はマルーンレッドを基調として前面に白帯を入れたデザインとして一般列車と区別させた[17][23]。車内はつり革関係の装備品撤去以外ほとんど手が加えられていない[17][23]

車体連結部の転落防止幌設置とATS-SP設置工事

2012年10月に車体連結部の転落防止幌設置とATS-SP設置工事が行われた[24]

転属編集

1979年3月に全車が名古屋線富吉検車区に転属した[15][2][16]

廃車編集

2002年8月12日に2681Fが廃車された[2][17][23]。製造当初より冷房装置搭載の通勤車が廃車されるのは近鉄では初の事例である。

2020年3月13日に鮮魚列車が自動車輸送への転換などによる利用客の減少と車両の老朽化を理由に運転を終了し、5月16日に2683Fが明星検車区から高安検車区へ廃車回送され[25]、形式消滅した。

2610系編集

近鉄2610系電車
 
主要諸元
編成 4両
全幅 2,740 [11][10] mm
全高 4,040 [11][10] mm
台車 近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車
Tc車・T車:KD-72E/KD-66C/KD-49C[11][10]
M車・Mc車:KD-72D [11][10]
主電動機 三菱電機MB-3110-A [11][10]
主電動機出力 155 kW [11][10]
歯車比 4.61(83:18)[11]
制御装置 三菱電機ABFM-214-15-MDH [11][10]
備考 電算記号:X
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2610系は、大阪線で運用されていた2200系の老朽化に伴う代替と通勤圏拡大に伴う長距離輸送のサービス向上のため、2600系2680系の量産版として1972年に登場した[26]

1972年11月から1976年10月にかけて4両編成17本68両が製造された[27][10][3]。新造時は全編成が明星検車区に配置され[27]、2611F - 2620Fは大阪線用[28]、2621F - 2627Fは名古屋線用として区分されていた[28]。電算記号はX(10番台、X11 - X27)[29]

車内インテリア編集

車内設備は2600系に準拠するが、各所に改良が加えられ[9]、座席表地はモケットとなり、補助席は省略された[26]。ボックス長を1,400 mmに拡大し[10]、背摺りの高さを当時の一般的な固定クロスシート車と同等とし、混雑対策として立席面積を当時の近鉄標準のロングシート車の5 %減に留める設計を行っているが、肘掛けは省略された。長距離用として付随車のサ2760形にトイレが設置されている[3][26]

冷房装置は集約分散式ユニットクーラーで他にラインデリア、熱交換型換気装置(ロスナイ)が装備されている。最初の6編成 (2611F - 2616F) は2680系と同じ8,500 kcal/hのCU-15を5台とロスナイ1台搭載でキセ(カバー)は個別型であったが、1973年製の2次車以降は10,500 kcal/hのCU-19を4台とし、キセも連続型に変更された[19]。同時に新製時から前面方向幕も装備されるようになった。

主要機器・性能編集

性能は2600系と同一であり、駆動装置や主電動機、制御装置、ブレーキ方式、集電装置の配置も2600系に準じている[27][10][3]。集電装置は菱形パンタグラフのPT42をMc車に1基、M車に2基を搭載した[19]

台車は2680系と同一の近畿車輛製KD-72系(電動車はKD-72D、付随車はKD-72Eを装着)を採用したが[10][30]、ク2711 - ク2716とサ2761 - サ2766の12両はKD-66Cを装着し[10][30]、ク2721 - 2724とサ2771 - 2774の8両は2200系が使用していた金属ばね台車の近畿車輛KD-49Cを流用した[10][30] (後年、空気ばね台車に交換) 。2625F以降は電動車をKD-72F、付随車をKD-72Gとした[30]。いずれの台車も両抱き式踏面ブレーキである。

空気圧縮機と電動発電機はク2710形に装備した[11]

編成編集

← 大阪上本町・近鉄名古屋
鳥羽 →
Tc
ク2710形
M
モ2660形
T
サ2760形
Mc
モ2610形

改造編集

車体更新

1991年から1997年にかけて全編成に車体の外装材および車内の内装材交換と車体側面の方向幕設置と座席のロングシート化とトイレの室内改修を中心とする[10][3][* 5][* 6]車体更新が行われた[10][3][9]。改造ロングシートの肘掛けは2611FのみVVVFインバータ制御車と同一品であるが、以降の編成は界磁チョッパ制御車に近い湾曲したパイプ式となっている。

L/Cカーへの改造

1996年から1997年にかけて2621F[28][3]・2626F・2627F[10][3]が先述の車体更新時にL/Cカーに改造された。

B更新

2000年から2015年12月にかけて全編成に車体の外装材および車内の内装材交換と車体連結部の転落防止幌設置を中心とする2回目の車体更新(B更新)が行われた[31][32][33][34][35][36][37]2008年以降のB更新車ではク2710形連結側車端部の車椅子スペース設置[33][34][35][36][38]2014年以降のB更新車ではサ2760形に設置されているトイレの洋式化[* 7]が行われた。

台車の交換

2008年から2014年にかけてク2710形ク2721 - ク2724・サ2760形サ2771 - サ2774の台車が先述のB更新時に空気ばね台車のKD-64A[19]に交換された[32][33][34][35]

パンタグラフの交換

2013年以降、2621F・2625F・2626F・2627F・モ2660形モ2673のパンタグラフが下枠交差型に交換された[39]

転属編集

5800系の登場に伴い、試作改造L/Cカーの2621Fおよび量産改造L/Cカーの2626F・2627Fは富吉検車区に転属した[28][14]。これに伴い、名古屋線で運用されていた2622F - 2624Fは高安検車区、2625Fは明星検車区に転属した[14]。なお、1998年時点では2611F・2614F - 2620F・2625Fが明星検車区、2612F・2613F・2622F - 2624Fが高安検車区、2621F・2626F・2627Fが富吉検車区の配置となっていた[40]

廃車編集

2019年4月1日現在では本系列の廃車は発生しておらず、2621F・2626F・2627Fの3編成は富吉検車区、その他の14編成は明星検車区に所属している[41]

アートライナー編集

ロングシート化車内
トイレ前に残るクロスシート

2800系編集

近鉄2800系電車
 
主要諸元
編成 2両・3両・4両
全幅 2,740 [11][7] mm
全高 4,040 [11][7] mm
台車 近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車
Tc車:KD-72C/KD-87A [11][7]
M車:KD-72B/KD-87 [11][7]
T車:KD-72C/KD-72E/KD-87A [11][7]
Mc車:KD-72B/KD-87 [11][7]
主電動機 三菱電機MB-3110-A [11][7]
主電動機出力 155 kW [11][7]
歯車比 4.61(83:18)[11]
編成出力 2両編成:620 kW
3両編成:1,240 kW
4両編成:1,240 kW
制御装置 三菱電機ABFM-214-15-MDH [11][7]
備考 電算記号:AX
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2800系は、2610系のロングシート仕様として[42]1972年7月から1979年11月にかけて2両編成2本、3両編成4本、4両編成11本の計60両が製造された[7][6][20]。大阪線と名古屋線での共用が考慮された系列である[20]。電算記号はAX(AX01 - AX17)[29]

大阪線2430系に落成当初から冷房装置を搭載したもので、冷房装置は集約分散式ユニットクーラーで他にラインデリア、熱交換型換気装置が装備されている。なお、冷房装置は最初の4編成 (2801F - 2804F) のみ5台搭載だったが[42]、1973年製の2805F以降は容量が増強され、4台搭載になった[42]。座席はロングシートで、トイレは当初全編成で省略された[28]

増備車編集

増備途中から設計変更が行われ、製造当初は行先表示機が設置されていなかったが、1973年製の2805F以降は前面方向幕が設置された関係で、1977年製の2814Fまでは大型行先標取付ステーが省略された。1976年製の2812F以降は座席の肘掛けが湾曲したパイプ式に変更され、座面を低めに奥行きを広くして座り心地の改善を図った。1977年製の2814F以降はロールアップ式ブラインドカーテンが一段階ストップ式から三段階ストップ式に変更された。1978年製の2815F以降は大型行先標取付ステーが設置された。1979年製の2816F・2817Fはパンタグラフが下枠交差式に変更された[43]

主要機器・性能編集

電装品は2610系と同一であり、主電動機は出力155 kWのMB-3110、制御装置はABFMで1C8M制御を行う[44]

台車は2610系と同じくKD-72系(電動車はKD-72B、付随車はKD-72Cを装着)採用し[45]、サ2950形サ2963以降のT車台車はKD-72E、最終増備車の2816F・2817FはM車・Mc車をKD-87、T車・Tc車をKD-87Aとした[45]

空気圧縮機はC-2000M型をク2900形とサ2950形、電動発電機はク2900型に装備した[42]1975年製の2809Fは付随車を脱車した3両編成運用も考慮しており、空気圧縮機がTc車に設置されている[44][42]

集電装置は2両編成はモ2800形に2基[42][46]、3両編成と2809Fがモ2800形の運転席側に1基とモ2850形に2基[42][46]、4両編成はモ2800形の連結側に1基とモ2850形に2基搭載する[42][46]。菱形のPT42が基本であるが、2816F・2817Fは当初より下枠交差型のPT48である[43]

編成編集

 
← 大阪上本町・近鉄名古屋
鳥羽 →
2両編成 Tc
ク2900形
Mc
モ2800形
3両編成 Tc
ク2900形
M
モ2850形
Mc
モ2800形
4両編成 Tc
ク2900形
M
モ2850形
T
サ2950形
Mc
モ2800形
  • モ2862・2864とサ2951 - 2954・2962・2964は落成当初から欠番である[11]

改造編集

サ2950形のトイレ設置

1987年から1998年3月にかけて2817Fと後述のL/Cカーに改造された3編成に急行運用を考慮してサ2950形のトイレ設置が行われた[28][6][* 8]。なお、処理方式はいずれも貯蔵タンク式であるが、室内の配色は2817Fのサ2950形サ2967のみ5200系(登場時)と同一仕様で、後述のL/Cカーに改造された3編成のサ2950形は5800系に合わせて落ち着いた仕様となっている。

車体更新

1993年から1998年にかけて全編成に車体の外装材および車内の内装材交換と車体側面の方向幕設置を中心とする車体更新が行われた[6]

L/Cカーへの改造

1997年から1998年3月にかけて2811F・2813F・2815F[28][6]が先述の車体更新時にL/Cカーに改造された。

乗降口の雨樋取付と乗降扉床面のノンスリップ化

1998年には、2816F・2817Fに乗降口の雨樋取付と乗降扉床面のノンスリップ化が先述の車体更新時に行われた。

組成変更

2006年7月に2809Fは後述の名古屋線への転属の際にサ2950形サ2959を脱車して3両編成に組成変更した。

B更新

2008年3月から2019年9月にかけて全編成に2回目の車体更新(B更新)が行われた[33][47][39][35][36]。内容はいずれも車体連結部の転落防止幌設置とク2900形連結側車端部の車椅子スペース設置のほか[33][39][35][36]、2817Fと先述のL/Cカーに改造された3編成ではサ2950形に設置されているトイレの洋式化[* 7]が行われたが[39][35]、車内の内装デザインは2816Fまで2008年以降の2610系B更新車と同一で、2817Fは2610系2627FB更新車に準じた新仕様の内装デザインに変更されている。

パンタグラフの交換

2013年以降、2811F・2813F・2814F・モ2800形モ2802のパンタグラフが下枠交差型に交換された[39][48][49]

下枠交差型パンタグラフはシリーズ21のシングルアームパンタグラフへの換装で捻出されたものが使用されている[43]

転属編集

1998年から3両編成の2801F - 2804Fは明星検車区に配置されている[46]

4両編成の2809F・2811Fと2両編成の2812F・2814Fは落成当初より大阪線所属だったが、2811Fについては車体更新・L/Cカー改造後に高安検車区から富吉検車区[28][46]、2809Fについては2006年7月に先述の組成変更の際に高安検車区から明星検車区[31]、2812F・2814Fについては2013年6月に1810系1822F・1823Fの廃車代替として高安検車区から富吉検車区に転属した[50][39]

4両編成の2813F・2815F・2816F・2817Fは落成当初より名古屋線所属だったが、5200系の増備に伴い、1990年に富吉検車区から高安検車区に転属した[42]。また、2813F・2815Fについては車体更新・L/Cカー改造後に高安検車区から富吉検車区[46][28]、2817Fについては2002年に高安検車区から明星検車区、2004年3月に1000系1002Fの廃車代替として明星検車区から富吉検車区、2014年9月のダイヤ変更による名古屋線急行の運用変更に伴い、富吉検車区から明星検車区[35]、2020年3月のダイヤ変更による名古屋線車両への運用変更に伴い、明星検車区から富吉検車区に転属した。

廃車編集

2006年7月に先述の2809Fの組成変更と名古屋線への転属の際に編成から外されたサ2950形サ2959は2800系では初の廃車・除籍となり、塩浜検修車庫で解体された[31]。大阪線・名古屋線所属の機器流用車ではない新製車両の廃車解体はサ2950形サ2959が初の事例となった。

2020年4月現在ではサ2950形サ2959以外に廃車された車両は発生しておらず、2801F - 2804F・2809Fの5編成15両は明星検車区、2805F - 2808F・2810F・2816Fの6編成24両は高安検車区、2811F - 2815F・2817Fの6編成20両は富吉検車区に所属しており、計59両が在籍している[41]

アートライナー編集

  • 2809F:名泗コンサルタント(2016年3月1日[51] - )
  • 2811F:赤塚「FFCパイロゲン」(2006年3月 - 2007年12月)→多気郡明和町日本遺産活動推進協会「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」(2016年6月28日[52] - 運転終了)
    • 明和町ラッピング列車についてはク2911・モ2861の2両のみがラッピング車両となっている[52]
  • 2817F:志摩スペイン村「ピエロ・ザ・サーカス」(2008年5月 - 2009年8月)
車体更新後の車内
車体更新後に設けられた車椅子スペース
サ2967号車のトイレ部分

改造L/Cカー編集

2610系と2800系の内、閑散時にクロスシート、ラッシュ時にロングシートに切り替えできる画期的な座席を導入した改造車。

改造までの経緯編集

2610系2621Fでの試用を経て、新造された5800系および量産改造車を導入することになり[3]、また量産改造車は仕切り壁の幅が広く拡大、客室窓のロールアップ式ブラインドカーテンがフリーストップ式に変更、車体側面車端部二枚客室窓サッシ中央部分が黒塗装化されたほか、2800系2811F・2813F・2815Fは連結側車端部の窓封鎖が行われた[* 9]

2010年7月から2012年1月にかけて定期検査時の車体再塗装時に車体客室窓下部に貼られていたL/Cマークが撤去されたが、車体運転台窓下部のエンブレムは存置されている。

B更新編集

2008年から2015年12月にかけて2回目の車体更新(B更新)が高安検修センターにて行われたが、更新内容は6編成で異なる。

2610系2621F

第一陣として2008年にB更新が行われた[33]

B更新の主な内容は以下の通り。

  • L/Cシートと転換装置の新品取り換え
  • 車端部ロングシート部分のヘッドレスト撤去
  • 車体側面車端部二枚客室窓サッシ中央部分の黒塗装化
2800系2811F・2813F・2815F
2610系2626F

2014年5月から2015年5月にかけてB更新が行われたが[35][36]、L/Cシートと転換装置はB更新前を踏襲し、車端部ロングシート部分のヘッドレスト撤去は省略されている。

2610系2627F

2015年12月にB更新が行われ[37][36][53]、12月21日に高安検修センターを出場した後、12月23日に営業運転に復帰した[37][53]

  • 設計コンセプト
本編成ではリニューアル工事のコンセプトとしてリニューアル工事施工車両の改善内容をアピールすることを目的に[53]、既存車両のコーポレートイメージ向上を図ると共に、インテリアデザインはシックで上品な高級感のある印象を目指したものとされた[53]
  • 車内インテリア
車内化粧板は側窓側は明るめグレー、車内妻面と乗降扉および扉付近仕切り壁は黒色を基調とした化粧板に交換した[37][53]。車内床面は新規性を重視して茶色を基調、中央部からのドット柄を展開することによってグラデーションのように演出したデザインとした[37][53]
L/Cシートと優先席を除いた車端部ロングシートのモケットは22000系更新車に準じたグレー系を基本に模様デザインを変更して背面に黒色を基調としたラインを追加し[53]、優先席部分はオレンジ系に同じく黒色を基調としたラインを追加して黒色ラインの部分にはピクトグラムを入れて一般席との区別を容易とした[53]。仕切り壁のモケットは座席の背面部分と同様の黒色系に交換した[37][53]
3200系5200系などのVVVFインバータ制御車で行われたLED車内案内表示器ドアチャイムの設置改造は見送られたが[53]、モ2627形を除いた各車両優先席部分の床面表示と6人掛けとなるモ2677形の優先席側にスタンションポールを設置し[53][* 10]、優先席部分のつり革と仕切り壁握り棒をオレンジ色に交換して安全性の向上を図ると共に、側面扉端部に黄色テープを配して床面を黄色を基調とした耐摩擦仕様に交換して視認性も向上させたものとされた[37][53]
L/Cシート部分のヘッドレストと肘掛けの化粧板は黒色に変更し[53]、車端部ロングシート部分のヘッドレストを撤去してブラインドカーテンの開閉を容易とさせ[37]、ブラインドカーテンのデザインを変更した[37][53]
  • その他
冷房装置は更新前をそのまま使用し、L/Cシートや転換装置もB更新前を踏襲したが、運転席のモケットは客室と同様のデザインに変更した[53]
2627F L/Cカー
2811F L/Cカー(通常塗装)
※画像は2010年9月の定期検査前
前面に飾られたL/Cカーのエンブレム
L/Cカー車内(B更新後)
改造L/Cカー2811Fの車内(改造当時)
改造L/Cカー2811Fのトイレ前の座席(改造当時)
改造L/Cカー2811Fの車端部(改造当時)
ロングシートが3席設置されている。
改造L/Cカー2811Fの車端部(改造当時)
ロングシートが6席設置されている。

運用編集

新製時の運用編集

2600系列は新造から5200系登場までは大阪・名古屋 - 伊勢間の急行を中心に、1976年3月のダイヤ変更まで設定されていた名阪直通急行などの長距離運用に多用された[8]。乙特急よりも停車駅の少ない臨時列車「高速・伊勢志摩」号の運用実績や3両編成の2680系では準急での運用実績もある。一方で、2800系は通勤用旧形式車両の代替とされたため[54][5]、独立した運用は設定されなかった。

現在の運用編集

名古屋線所属車両
  • 2両編成車両
  • 2800系2812F・2814F
通常の定期運用ではワンマン運転対応改造の行われていない1233系1430系と共通運用で、名古屋線の準急・普通に編成単独および他形式併結の2両 - 5両編成で使用されるほか、急行の増結編成にも使用されている[28]
大阪線時代は2410系と共通運用で、名古屋線には1往復のみ急行・準急の増結編成として乗り入れていた。編成単独による名張駅 - 伊勢中川駅間の普通列車、信貴線ではほとんど運用されていなかった。
  • 3両編成車両
  • 2800系2801F - 2804F・2809F
名古屋線の準急・普通を中心に運用されており[28][17]、ワンマン運転対応の編成は上記運用のほかに湯の山線鈴鹿線のワンマン列車でも運用されている[55][17][56]
朝・夜間には山田線 (車掌乗務) でも運用される。
  • 4両編成車両
  • 2610系2621F・2626F・2627F
  • 2800系2811F・2813F・2815F・2817F
通常の定期運用では1400系1407F、1200系1211F・1212F5800系5812Fと共通運用で、他形式の2両編成車と併結した6両編成で近鉄名古屋駅 - 鳥羽駅間の急行を中心に運用されている[28]。トイレが設置されている関係上、団体貸切列車等に使用される際は志摩線や天理線などの通常は運用されない線区にも入線する事があり、2009年以降は志摩線活性化の一環として、「ペンギン列車」[57]、「サイクルトレイン」[58]といった臨時・団体列車での志摩線へ乗り入れる機会が多くなっている。
座席運用についてはクロスシート運用とロングシート運用が混在している。
大阪線所属車両
 
X11編成による鮮魚列車の代走
  • 4両編成車両
  • 2610系2611F - 2620F・2622F - 2625F
  • 2800系2805F - 2808F・2810F・2816F
通常の定期運用では1620系など4両編成車と共通運用で、単独編成のほかに2本併結の8両編成や他形式併結の6 - 10両編成でも大阪上本町駅 - 青山町駅間を中心に快速急行から普通列車まで種別を問わずに運用されている[10]
トイレ装備車を連結する編成は上記運用のほかに大阪線急行の主力車両として青山町駅以東でも運用されている[10]が、5200系およびL/Cカーの共通予備車とされているため、これらが車両検査や団体運用などで定期運用を離脱した場合は代走することもあり、鮮魚列車が運行されていた頃は専属の2680系の予備車にもなっていた[59]。2817Fは鮮魚列車の代走には起用された実績はない。
トイレ無しの編成は混乱時以外では新青山トンネル越え運用に充当されない。

過去の運用編集

大阪線所属車両
  • 2両編成車両
  • 2600系2604F
  • 4両編成車両
  • 2600系2601F
L/Cカー登場以降、上記の2編成はラッシュ時の快速急行を中心に運用されていたが[2]、検査代走や繁忙期の団体運用以外は予備車扱いとされていた。
名古屋線所属車両
  • 2両編成車両
  • 2600系2603F
他形式の2両編成車両および2602Fと併結した4両・6両編成でラッシュ時の急行を中心に運用されていた[2]
  • 3両編成車両
  • 2680系2681F
名古屋線の準急・普通を中心にトイレを備えていたことから、急行でも運用され[55]、大阪線所属の2610系同様に名古屋線急行車の予備編成とされており、かつては大阪 - 伊勢間の快速急行で運用された時期があった。
  • 4両編成車両
  • 2600系2602F
L/Cカー登場以降はラッシュ時の急行で運用された以外は団体貸切運用の予備車扱いとされていた[2]
その他
  • 3両編成車両
  • 2680系2683F
日曜日を除いた早朝と夕方に特定のダイヤで大阪上本町駅 - 松阪駅宇治山田駅間を鮮魚列車として運用され[17]2020年3月13日をもって運転を終了した[60]。団体列車の扱いのため、他形式との併結や他線区への入線はほとんど無いが、車両不具合の際に5211系5211Fと併結して高安駅 - 明星駅間を走行したことがあり[61]、2016年3月6日には団体貸切列車で近鉄名古屋駅 - 湯の山温泉駅 - 賢島駅間を走行した実績がある[62][63]


その他編集

2610系2621Fで試作改造され、同系列や2800系の量産改造車および5800系で実用化されたデュアルシートは厳密には近鉄で発案されたものではなく、かつて日本国有鉄道(国鉄)がクハ79929号電車で同種のアイデアに基づくロング/クロスシート可変機構を試作搭載して実験した、という前史が存在する。なお、2610系や2800系と同様に在来車から改造されたデュアルシート車両は東日本旅客鉄道(JR東日本)の205系電車3100番台(一部編成のクハ205形のみ)や209系電車3000番台が存在する。

参考文献編集

  • 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』(カラーブックス)、保育社、1998年。ISBN 4-586-50905-8 C0165
  • 日本の私鉄「近畿日本鉄道」p76 - p82・p139・p140(著者・編者 広岡友紀、出版・発行 毎日新聞社 2012年) ISBN 978-4-620-32003-8
  • 『近畿日本鉄道完全データ』 p.56 - p58・p65・p.68・p.69 (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
  • 「近鉄時刻表 各号」(著者・編者 近畿日本鉄道、出版・発行 同左)
  • 近畿日本鉄道のひみつ p126・p127(発行者 小林成彦、編者・発行所 PHP研究所 2013年)ISBN 978-4-569-81142-0
  • 飯島厳・藤井信夫・井上広和『復刻版 私鉄の車両13 近畿日本鉄道II 通勤車他』ネコ・パブリッシング、2002年(原著は保育社、1986年)ISBN 4-87366-296-6
  • 東京工業大学鉄道研究部『新版 私鉄電車ガイドブック 近鉄』 誠文堂新光社、1982年 ISBN 4-416-38204-9
  • JTBパブリッシング
  • 交友社鉄道ファン
    • 付録小冊子「大手私鉄車両ファイル 車両配置表&車両データバンク」2007年9月 - 2019年8月発行号
    • 2016年11月号 Vol.56/通巻667号 特集「近畿日本鉄道 内装デザイン変更車両」p.56 - p.57
    • 2018年2月号 Vol.58/通巻682号 柴田東吾「機器流用車の現状 大手私鉄後編」p.88 - p.93
  • 林基一「近畿日本鉄道 現有車両プロフィール2018」『鉄道ピクトリアル』2018年12月臨時増刊号、電気車研究会。p.217-284

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 名古屋線標準軌化の後に投入された1600系および1480系以降の一般車両は車体や主電動機、台車はほぼ同一設計であるが、制御装置のメーカー (大阪線用は三菱電機製、名古屋線用は日立製作所製) と抑速制動の有無 (大阪線用は宇陀山地や青山峠を跨ぐ運用を考慮して抑速制動を標準装備していたが名古屋線用は省略) で別々の車両形式で投入されていた[6]
  2. ^ ただし、2600系が登場した翌年の1971年に2410系の増備名目で2430系が大阪線用として登場しており、当時の名古屋線には1972年に新規系列として1000系および1200系1201F(新製時から冷房搭載済、後の1000系1002F)が登場していたものの、名古屋線運用を前提として2200系から流用した吊り掛け駆動方式に抑速ブレーキを省略して落成したため、1977年に2800系2813Fや翌1978年に2000系が新造投入されるまで大阪線・名古屋線共通設計のロングシート車両は登場していない[7]
  3. ^ それまで2600という形式番号を使用する車両に新2200系の貴賓車を出自とするサ2600号1両が存在したが、1964年にサ3018へと改番されており、形式、個体番号ともに重複したことはない。
  4. ^ 2603F・2604Fは将来のパンタグラフ増設を考慮してクーラーキセのカバーが中央に寄せて設置されている[2]
  5. ^ a b ロングシート化改造が行われた車両は前述のように元々クロスシート車として製造されたことから、ロングシートの背面高さは2600系列の窓框寸法に合わせて低めに取られた。座席配置も固定クロスシートの位置に合わせてあるため、車端部のロングシートは3人掛けと5人掛けとされ、乗降扉付近の一部には僅かながら立席スペースが生じている。
  6. ^ a b トイレ前1区画は従来の固定クロスシートで存置されている。なお、ロングシート化改造時に当区画のクロスシートはシートピッチが若干拡大された。
  7. ^ a b 洋式化の際に化粧室ドアのピクトグラム貼付も行われたが、室内灯の交換は省略されている。
  8. ^ 2817Fのサ2950形サ2967は1000系4両編成のサ1150形に合わせてMc車側の車端部客室一枚窓に設置されたが、L/Cカーに改造された3編成のサ2950形は2610系のサ2760形に合わせてM車側の車端部客室二枚窓に設置された。
  9. ^ 差異を挙げると乗務員室仕切り窓の高さ(2610系は固定クロスシート、2800系はロングシートの寸法に合わせてあるため)と大型運行標識板取付ステーの有無(2800系2815Fのみ取付ステー有)とトイレの内装(2800系2811F・2813F・2815Fはトイレが後付けであり、設備上は同一)となっている。
  10. ^ モ2627については当該部分に主電動機の点検蓋があるために床面の優先席表示は省略されている。

出典編集

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  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 三好好三『近鉄電車』p.168
  3. ^ a b c d e f g h i 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』p.40
  4. ^ a b c d e f g h 近畿日本鉄道のひみつ p.126・p.127(発行者 小林成彦、編者・発行所 PHP研究所 2013年)ISBN 978-4-569-81142-0
  5. ^ a b 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』p.49
  6. ^ a b c d e f 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』p.39
  7. ^ a b c d e f g h i j k 三好好三『近鉄電車』p.118
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 三好好三『近鉄電車』p.116
  9. ^ a b c 『近畿日本鉄道完全データ』 57p (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae 三好好三『近鉄電車』p.117
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar 飯島・藤井・井上『復刻版 私鉄の車両13 近畿日本鉄道II』p.164-165
  12. ^ a b 交友社鉄道ファン』2000年9月号 通巻473号 p.56
  13. ^ a b c d e f g h i 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』p.51
  14. ^ a b c d 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』p.144
  15. ^ a b c d e f g h 飯島・藤井・井上『復刻版 私鉄の車両13 近畿日本鉄道II』p.97
  16. ^ a b c d e f g 諸河久・山辺誠『日本の私鉄 近鉄2』p.50
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m 交友社鉄道ファン』2018年2月号 Vol.58/通巻682号 柴田東吾「機器流用車の現状 大手私鉄後編」p.88 - p.93
  18. ^ 三好好三『近鉄電車』p.228
  19. ^ a b c d 林基一「近畿日本鉄道 現有車両プロフィール2018」『鉄道ピクトリアル』2018年12月臨時増刊号、p.238
  20. ^ a b c d e 林基一「近畿日本鉄道 現有車両プロフィール2018」『鉄道ピクトリアル』2018年12月臨時増刊号、p.239
  21. ^ 東京工業大学鉄道研究部 『新版 私鉄電車ガイドブック 近鉄』13頁
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  28. ^ a b c d e f g h i j k l 三好好三『近鉄電車』p.169
  29. ^ a b 三好好三『近鉄電車』p.229
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  63. ^ 【近鉄】「さかなでつどうミステリーツアー」実施 (RMニュース) ネコ・パブリッシング 2016年3月7日掲載

関連項目編集

他社のデュアルシート車両

外部リンク編集