追分町
追分町(おいわけちょう)は、かつて北海道南部、胆振支庁管内勇払郡に存在した町。室蘭本線と石勝線の交差する地点にあり、古くから鉄道の町として栄えた。
おいわけちょう 追分町 | |||
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廃止日 | 2006年3月27日 | ||
廃止理由 |
新設合併 早来町、追分町 → 安平町 | ||
現在の自治体 | 安平町 | ||
廃止時点のデータ | |||
国 | 日本 | ||
地方 | 北海道地方 | ||
都道府県 | 北海道 胆振支庁 | ||
郡 | 勇払郡 | ||
市町村コード | 01580-6 | ||
面積 | 82.52 km2 | ||
総人口 |
3,962人 (住民基本台帳、2005年12月末日) | ||
隣接自治体 | 早来町、由仁町、千歳市 | ||
町の木 | しらかば | ||
町の花 |
花木 : エゾヤマザクラ 草花 : 赤いひまわり | ||
町の獣 | エゾシカ | ||
追分町役場 | |||
所在地 |
〒059-1911 北海道勇払郡追分町本町6丁目54番地 | ||
座標 | 北緯42度52分18秒 東経141度48分52秒 / 北緯42.87167度 東経141.81458度座標: 北緯42度52分18秒 東経141度48分52秒 / 北緯42.87167度 東経141.81458度 | ||
ウィキプロジェクト |
地理
編集胆振支庁管内北東の内陸部、夕張山地と馬追丘陵へと続く丘陵地上にある。南は早来町、西は千歳市、北と東は由仁町に囲まれている。町の東端、早来町と由仁町との境界付近に源を発する安平川が、大きく弧を描いて町西部へ移り、追分駅を中心とする市街地を通って早来町へと流れている。
内陸性の気候で、夏は気温が高く、冬は厳しい寒さとなるが、積雪量は比較的少ない。
- 山 : シアビラヌプリ (364m)
- 河川 : 安平川
- 湖沼 :
隣接していた自治体
編集歴史
編集この地は植苗(うえない)村アビラと呼ばれていたが、1892年に鉄道が開通した際、室蘭本線と夕張線(現石勝線)の分岐点であることから「追分」の名がついた。停車場、機関区が置かれ、鉄道関係者が多く定住するようになったのが町の基礎であった。以来苫小牧戸長役場の管轄下に置かれていたが、役場が遠く不便であることから、1900年、植苗村の一部と勇払村の一部(現在の早来町)を合わせて安平戸長役場を置いた。鉄道資材の生産、駅周辺での旅館・商店など、特に商工業面での追分地区の発展はめざましく、明治の終わりには人口が1万人を数えるまでになった。
大正以降、林業の衰退、大きなコークス工場の閉鎖などで人口は減っていった。一方で村の事業は役場のある早来地区に多く配分されている、との不満も追分の住民の間にあり、分村を求める動きが出始めた。1952年1月30日、村議会で追分高校設置案が否決されると分村運動は本格化し、その年の8月1日には追分村が発足することとなった。その後半世紀あまりを経た2004年4月、早来町と追分町は法定合併協議会を設置し、再合併に向け協議を続けてきた結果、両町は合併で合意し、2006年3月27日に新設合併して安平町(あびらちょう)が発足することが決まった。
字名
編集- 1973年(昭和48年)11月1日に字名改正が実施され、小字が廃止され大字と小字の中間的な「字」が設置された。[2]
- 早来町と合併し、安平町となる際に、新たに「追分」を冠した[3]。(例:勇払郡追分町旭→勇払郡安平町追分旭)
字名改正
編集実施後 | 実施前 |
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旭 | 字フモンケ、上本安平の全部と字ポンアビラ、本安平、追分、アビラ、安平の各一部 |
向陽 | 字本安平、ポンアビラ、追分、アビラ、安平の各一部 |
美園 | |
春日 | 字明春辺、アツケシュンベ、アビラ、支安平、シアビラの各一部 |
豊栄 | 字上アラビラ、上アラビラ原野の全部と字アビラ、安平、中アビラ、中安平、追分の各一部 |
弥生 | 字アッケシュンベ、明春辺、アビラ、安平、中安平、追分、ポンアビラの各一部 |
若草一丁目 | 字中安平の一部 |
若草二丁目 | 字アビラ、中安平の各一部 |
花園一丁目 | 字中アビラ、アビラ、追分の各一部 |
花園二丁目 | 字アビラの一部 |
花園三丁目 | |
花園四丁目 | |
緑が丘 | 字追分、本安平、ポンアビラ、アビラの各一部 |
柏が丘 | 字追分、アビラ、追分市街予定地の各一部 |
本町一丁目 | |
本町二丁目 | 追分市街予定地十二番の全部と字追分、アビラ、追分市街予定地の各一部 |
本町三丁目 | 字追分市街予定地五番、同九番の全部と字追分、アビラ、追分市街予定地の各一部 |
本町四丁目 | 字追分市街予定地一番、同三番、同三十二番の全部と字追分、アビラ、追分市街予定地の各一部 |
本町五丁目 | 字追分、アビラ、追分市街予定地 |
本町六丁目 | 字追分、アビラ、シアビラ |
本町七丁目 | 字追分、アビラ |
青葉一丁目 | 字植苗の全部と字追分、ポンアビラ、アビラの各一部 |
青葉二丁目 | 字追分、アビラ、ポンアビラの各一部 |
青葉三丁目 | 字追分の一部 |
中央 |
- 後に弥生から若草三丁目、中央、豊栄から白樺一、二丁目が追加された。
経済
編集産業
編集教育
編集- 高等学校
- 北海道追分高等学校(道立)
- 中学校
- 追分
- 小学校
- 追分
交通
編集空港
編集- 新千歳空港(千歳市)から約15km。
鉄道
編集バス
編集道路
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集- 鹿公園
出身の有名人
編集ゆかりの有名人
編集脚注
編集- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、110頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 追分町史
- ^ 合併に伴う住所変更について
関連項目
編集外部リンク
編集- 追分町 公式ホームページ - 閉鎖。(2006年2月13日時点のアーカイブ)