遊撃戦』(ゆうげきせん)は、1966年10月12日から1967年1月5日まで日本テレビ系列局で放送されていたテレビドラマである。東宝宝塚映画の共同製作。全13話。

遊撃戦
ジャンル テレビドラマ
脚本 岡本喜八
胡桃哲
中みね子
長野洋
監修 岡本喜八
出演者 佐藤允
小坂一也
堺左千夫
大木正司
小川安三
寺田誠
三橋達也
製作
プロデューサー 田中友幸
武中孝一
増田善次郎
制作 東宝
宝塚映画
放送
放送国・地域日本の旗 日本
第1話から第5話まで
放送期間1966年10月12日 - 1966年11月9日
放送時間水曜 20:00 - 20:56
放送分56分
回数5
第6話から第13話まで
放送期間1966年11月17日 - 1967年1月5日
放送時間木曜 20:00 - 20:56
放送分56分
回数8
テンプレートを表示

概要 編集

1944年昭和19年)の中国戦線桂林飛行場爆破に向かう遊撃隊の活躍を描く。

映画監督岡本喜八が監修を務め、岡本の助監督出身である竹林進山本迪夫が初監督を務めた。岡本は脚本も担当し、他に岡本に師事していた胡桃哲、長野洋に加え、夫人である岡本みね子も中みね子名義で数本執筆している。作風は岡本監督の映画『独立愚連隊』の色彩が強い。

2005年4月6日には、本作を収録したDVD全3巻がキングレコードから発売された。

放送時間 編集

いずれも日本標準時

  • 水曜 20:00 - 20:56 (1966年10月12日 - 1966年11月9日)
  • 木曜 20:00 - 20:56 (1966年11月17日 - 1967年1月5日)

登場人物・キャスト 編集

黒鬼子
演:佐藤允
大陸浪人。正体は脱走した海軍兵曹長・黒田。
渡一等兵
演:小坂一也
東亜同文書院出のインテリ。中国語会話ができる。
中西一等兵
演:堺左千夫
軍隊に入る前は花火職人で火薬のプロ。
上野兵長
演:大木正司
遊撃隊きってのベテラン兵士。しかし、軍隊に入る前は千葉県の高等女学校の教師であり、そのことを言われると怒る。
三浦上等兵
演:小川安三
遊撃隊一の力持ち。
平田二等兵
演:寺田誠
最年少。愛称「坊や」。桂林を目前にして死ぬ。
阿部大尉
演:三橋達也
桂林飛行場爆破作戦を立案して自ら遊撃隊を率いるが、道半ばで倒れる。

スタッフ 編集

放送リスト 編集

サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
1 遊撃隊前へ 岡本喜八 竹林進 山本廉中山豊
2 砂の英雄 岡本喜八
胡桃哲
山本迪夫 西村晃藤原釜足田中浩
3 日の丸婆さん 岡本喜八
中みね子
竹林進 浪花千栄子
4 見えざる敵 岡本喜八
長野洋
山本迪夫 松本めぐみ頭師佳孝西村晃
5 脱出 岡本喜八
長野洋
山本迪夫 春川ますみ長谷川弘
6 居残り軍曹 岡本喜八
胡桃哲
山本迪夫 中谷一郎草川直也
7 老兵は死なず 岡本喜八
長野洋
竹林進 伊藤雄之助
8 どっちがどっちだ 岡本喜八
胡桃哲
竹林進 中丸忠雄戸上城太郎久世竜
9 十万元の戦い 岡本喜八
長野洋
山本迪夫 池部良沢村いき雄、田中浩
10 聖バッカスの鐘 岡本喜八
長野洋
山本迪夫 E・H・エリック、長谷川弘
11 霧の戦場 岡本喜八
中みね子
竹林進 二木てるみ
12 斬り込み隊長 岡本喜八
長野洋
竹林進 江原達怡
13 もぐらと太陽 岡本喜八
中みね子
竹林進 左卜全

放送局 編集

特筆の無い限り全て同時ネット(いずれも1966年11月時点)

  • 日本テレビ(制作局)
  • 北日本放送(木曜に移動後も水曜 20:00 - 20:56にてネット継続)[1]
  • 北陸放送(木曜に移動後も水曜 20:00 - 20:56にてネット継続)[1]
  • 福井放送(木曜に移動後も水曜 20:00 - 20:56にてネット継続)[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c 北國新聞』1966年11月9日付、11月23日付各朝刊、テレビ欄。

外部リンク 編集

日本テレビ系列 水曜20:00枠
前番組 番組名 次番組
新・新三等重役
(1966年4月27日 - 1966年7月27日)
遊撃戦
(1966年10月12日 - 1966年11月9日)
お笑いカラー寄席
(1966年11月16日 - 1969年10月1日)
【水曜21:30枠から移動】
日本テレビ系列 木曜20:00枠
空想科学映画 ウルトラゾーン
(1966年10月20日 - 1966年11月10日)
【水曜21:30枠へ移動】
遊撃戦
(1966年11月17日 - 1967年1月5日)
若さま侍捕物帖六代目市川新之助版)
(1967年1月12日 - 1967年5月25日)