遊楽部川(ゆうらっぷがわ)は、北海道渡島総合振興局管内を流れ噴火湾に注ぐ二級河川。遊楽部川水系の本流である。

遊楽部川
遊楽部川 2012年8月28日撮影
遊楽部川 2012年8月28日撮影
写真上/遊楽部川 清流建石橋より上流を望む
写真下/遊楽部川とJR函館本線遊楽部川橋梁
水系 二級水系 遊楽部川
種別 二級河川
延長 28.5[1] km
平均流量 -- m³/s
(遊楽部川水位観測所)
流域面積 351.8[1] km²
水源 遊楽部岳
水源の標高 1277 m
河口・合流先 噴火湾八雲町
流域 北海道渡島総合振興局
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地理 編集

北海道渡島総合振興局二海郡八雲町にある遊楽部岳で源を発し、八雲付近の河口で噴火湾に注ぐ。

毎年秋には10万匹のが遡上し、自然産卵する残された少ない川となっている。さらに、冬には天然記念物オオワシオジロワシが数多く飛来[2]し、優雅な姿を観ることができる。

本河川で特筆すべきなのは、河川延長が29km程度にもかかわらず流域面積が350km2以上もあり、釧路総合振興局内を流れ河川延長で2.5倍もある71kmの茶路川に匹敵する流域面積を誇る事である。 同時に渡島総合振興局内で最大の流域面積(最大河川)でもある。

河川名の由来 編集

アイヌ語でユ・ラン・ペツ(温泉から下る川)またはユー・ラプ(温泉が下る川)に由来[3]すると言われている。

 
清流建石橋にある遊楽部川の河川標識

流域の自治体 編集

北海道
渡島総合振興局八雲町

支流 編集

括弧内は流域の自治体

  • キソンペタヌ川(八雲町)
  • セイヨウベツ川(八雲町)
  • トワルベツ川(八雲町)
    •  サックルベツ川(八雲町)
  • 大関川(八雲町)
  • ペンケルペシュベ川(八雲町)
  • 鉛川(八雲町)
  • 音名川(八雲町)
  • 砂蘭部川(八雲町)

主な橋梁 編集

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集