遊行上人(ゆぎょうしょうにん)とは、時宗集団における指導者に対する敬称。 特に開祖である一遍、その弟子で遊行派の始祖である他阿を指す事が多い。

二代他阿以降、代々他阿(他阿弥陀仏)の名をも継承している[1]。時宗の総本山である清浄光寺法主が継承しており、藤沢上人と同一視されることもあるが、本来は隠居した遊行上人を指す言葉であり、一方で遊行上人とならなかった藤沢上人も存在する[1]梅谷繁樹は、本来代々の遊行上人および藤沢上人が名乗った名は他阿弥陀仏のみであり、「真教」(二代)や「尊観」(12代)のような道号を用いるようになったのは近世以降ではないかと見ている[2]。またこれらの道号は、江戸時代前期の42代上人他阿尊任の頃に整備され、以降の上人も道号を名乗るようになったのではないかと見ている[2][3]

著名な遊行上人編集

脚注編集

  1. ^ a b 梅谷繁樹 & 1986-1987, p. 243.
  2. ^ a b 梅谷繁樹 & 1986-1987, p. 246.
  3. ^ ただし、永禄元年(1558年)に29代他阿躰光は、躰光の名のはいった印判を使用している(梅谷繁樹 & 1986-1987, p. 246)
  4. ^ 遊行七十四代 他阿真円上人 - 時宗総本山 遊行寺

参考文献編集