有機化学において、部分(ぶぶん、: moiety)とは、文字通り分子の一部分を指すために用いられる用語である[1]。より大きな「部分」はしばしば官能基である[2]

酢酸ベンジルはエステル官能基(赤)とアセチル部分(深緑色で囲まれている)、ベンジロキシ部分(明橙色で囲まれている)を持つ。その他の分割も可能である。

官能基は似た化学反応に関与する部分であり、ほとんどの分子が含んでいる[3]。次に、官能基の一部分は「部分」と呼ばれる。例えば、パラヒドロキシ安息香酸メチルアシル部分内にフェノール官能基を含み、次にアシル部分はパラベン部分の一部である。

炭化水素分子の主鎖から伸びた枝「部分」は置換基あるいは側鎖と呼ばれる。

脚注編集

  1. ^ IUPAC, Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed. (the "Gold Book") (1997). オンライン版:  (2006-) "moiety".
  2. ^ Mezey, P. G. (October 1996). “Functional Groups in Quantum Chemistry”. Advances in Quantum Chemistry 27: 165. ISBN 978-0-08-058252-8. 
  3. ^ IUPAC, Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed. (the "Gold Book") (1997). オンライン版:  (2006-) "functional group".