郭元益(グォユェンイー)は、台湾台北市に本社を置く、菓子(中華菓子)の製造を行う企業。

郭元益食品股份有限公司
Kuo Yuan Ye Foods Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 中華民国の旗 中華民国台湾
台湾台北市士林区文林路546号
設立 1867年
事業内容 食品製造
代表者 董事長:陳明秀
資本金 274,948,000
総資産 474,948,000元
主要子会社 郭元益
拉法頌
郭元益糕餅博物館台北士林館
桃園楊梅館
HOK House of Kuo
外部リンク 公式サイト
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郭元益食品株式会社
各種表記
繁体字 郭元益
発音: グォユェンイー
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概要 編集

1867年に郭梁楨が台北の士林に開いた菓子店「元益」が始まりであり、150年以上の歴史を持つ老舗菓子メーカーである。会社名の「元益」は、福建省に住んでいた郭梁楨の先祖が使用していた屋号に由来する。1945年に3代目の郭欽定が「郭元益」と店名を改め、現在に至っている[1]

主力商品は伝統製法を守って作られる「鳳梨酥」(パイナップルケーキ)であり[2]、台北市が主催する「鳳梨酥文化節」(パイナップルケーキフェスティバル)で金賞を受賞するなど、高い評価を受けている。また、台湾では慶事の縁起菓子で有名である[2]。その他、様々な菓子類を製造している。

2001年には桃園県楊梅区郭元益お菓子博物館の楊梅館を、さらに2002年には台北市士林区に同博物館の士林館を設立している[1]

2019年9月には東京都中央区日本橋コレド室町に日本橋店がオープンした[3]

沿革[1] 編集

  • 1708年 - 創業者・郭梁楨の先祖が福建省から海を渡って台湾に渡来し、台北の士林に住む。
  • 1867年 - 郭梁楨が士林に菓子店「元益」を設立。
  • 1945年 - 3代目の郭欽定が店名を「郭元益」と改める。
  • 1962年 - 士林に2号店を出店。電気式の二段型オーブンを導入してケーキビスケットを焼き、品質向上と事業の近代化を図る。
  • 1976年 - 株式会社「郭元益食品股份有限公司」となる。
  • 1987年 - 台湾全土に直営店を出店し、チェーン展開を始める。
  • 2001年 - 郭元益お菓子博物館の楊梅館がオープン。
  • 2002年 - 郭元益お菓子博物館の士林館がオープン。また、新社屋が完成。
  • 2010年 - 台北市が主催する「鳳梨酥文化節」で金賞を獲得。
  • 2019年 - 海外1号店として、東京に日本橋店を出店。

脚注 編集

  1. ^ a b c 百年歷史 郭元益公式サイト、2023年6月18日閲覧。
  2. ^ a b 郭元益 COREDO室町、2023年6月18日閲覧。
  3. ^ 【郭元益 日本橋店】タピオカミルクティーケーキ日本上陸 PR TIMES、2019年12月18日

関連項目 編集

外部リンク 編集