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郵船クルーズ株式会社(ゆうせんクルーズ)は、横浜市に本社を置く海運会社。日本郵船グループに属する。飛鳥II1隻を用いてクルーズ事業を展開する。かつて同じ日本郵船グループだったクリスタル・クルーズ(2015年にゲンティン・グループへ売却)の日本地区販売総代理店も行っている[2]

郵船クルーズ株式会社
NYK CRUISES CO.,LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号
法人番号 4020001088995 ウィキデータを編集
代表者 坂本 深
資本金 20億円
売上高 34億1900万円
(2023年3月期)[1]
営業利益 ▲78億4600万円
(2023年3月期)[1]
経常利益 ▲79億0800万円
(2023年3月期)[1]
純利益 ▲72億9700万円
(2023年3月期)[1]
純資産 ▲74億8600万円
(2023年3月期)[1]
総資産 136億8700万円
(2023年3月期)[1]
主要株主 日本郵船
外部リンク https://www.asukacruise.co.jp/
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歴史 編集

  • 1989年1月 - クリスタルクルーズジャパンとして設立[2]
  • 1990年9月 - 郵船クルーズに名称変更[2]
  • 1991年
    • 10月 - 郵船スワイヤークルーズを合併[2]
    • 10月 - 飛鳥を運行開始。当初は親会社の日本郵船が所有。
  • 1996年3月1日 - 6月4日 - 初の世界一周クルーズを実施[3][4]
  • 2000年3月 - 日本郵船が所有していた飛鳥を買い取る[2]
  • 2006年
  • 2017年1月31日 - 国土交通省「官民連携による国際クルーズ拠点」政策に基づき横浜港大さん橋国際客船ターミナルの岸壁優先権を取得[5]
  • 2019年
    • 3月 - 50%の株式を船舶投資ファンド「アンカー・シップ・パートナーズ」に譲渡[6]
    • 4月12日 - 横浜港大さん橋国際客船ターミナルに主に上等客室利用者向けの専用ラウンジ「アスカラウンジ」を開設[7]
    • 5月1日 - 新造船プロジェクトチームを設置[8]
    • 5月15日 - 「飛鳥II」大規模リニューアル計画を発表[8]
  • 2020年
    • 2月 - 4月 - 「飛鳥II」大規模リニューアル工事を実施[8]
    • 3月 - 10月 - 2019新型コロナウイルスに伴い全クルーズの催行を中止[9][10]。その後2023年まで断続的に休止。
    • 6月16日 - 横浜港停泊中の「飛鳥II」最上階の資材庫から出火、怪我人なし[11]
  • 2021年
    • 3月31日 - 新造船建造契約をマイヤー・ヴェルフトと締結[12]
    • 4月30日 - 4月29日-5月5日予定の「ゴールデンウィーク 青森・北海道クルーズ」催行中の飛鳥II乗客1名から新型コロナウイルス陽性反応があり横浜港へ引き返し[13]
    • 12月 - 日本工芸会との共同企画を開始、2022年3月から船内での伝統工芸作品の展示や工芸家によるトークイベントなどを展開[14]
  • 2023年9月14日 - 新造船名を「飛鳥III」に決定[15]
  • 2025年夏予定 - 「飛鳥III」就航予定[15]

保有船舶 編集

飛鳥II
1989年9月進水、2006年3月就航。全長240.9m、幅29.6m、速力21ノット、出力32,800kW、50,444総トン。
旅客定員872名、三菱重工業長崎造船所建造。
1990年クリスタル・クルーズにて「クリスタル・ハーモニー」として就航、2006年に買船・改装のうえ就航。
就航予定の船舶
飛鳥III[15]
2025年竣工予定、全長228.9m、幅29.8m、速力20ノット、51,950総トン[12]
旅客定員約740名、マイヤー・ヴェルフト建造[12]
過去の船舶
飛鳥
1991年4月進水、同年12月就航、2006年2月引退。全長192.8m、幅24.7m、速力21ノット、出力23,540馬力、28,856総トン。
旅客定員604名、三菱重工業長崎造船所建造。
2006年フェニックス・ライゼンに売却、「アマデア」となる。

提供番組 編集

過去

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f 郵船クルーズ株式会社 第35期決算公告
  2. ^ a b c d e f g 企業情報 公式サイト
  3. ^ 「飛鳥II」による世界一周クルーズ2015年も実施決定…104日間、422万円から - Response.jp
  4. ^ 飛鳥世界一周クルーズの世界 飛鳥世界一周クルーズコース - 上田寿美子(旅コム)
  5. ^ 国際クルーズ拠点に6港選定 船社に岸壁優先使用権 - WEB CRUISE 2017年2月1日
  6. ^ 日本郵船、郵船クルーズ50%売却完了 - 日本経済新聞(2019年3月29日)
  7. ^ 艦船ニュース 横浜の大桟橋に「アスカラウンジ」誕生 - 世界の艦船(2019年4月17日)
  8. ^ a b c 郵船クルーズ/「飛鳥III」建造を具体化。既存船は星港センブコープで改装 - 日本海事新聞(2019年5月16日)
  9. ^ 飛鳥2、3~4月発のクルーズ中止 肺炎受け - 日本経済新聞 2020年2月20日
  10. ^ ウイングトラベル 郵船クルーズ、「飛鳥II」の運航11月2日から再開 - 航空新聞社2020年9月23日
  11. ^ 溶接の高温伝わり出火か「飛鳥II」火災で運輸委 - 産経新聞2020年6月19日
  12. ^ a b c 2025年新造船デビュー 郵船クルーズ株式会社 - アットプレス(2021年3月31日)
  13. ^ クルーズ船「飛鳥Ⅱ」の乗船客1名がコロナ陽性 横浜に引き返しへ - TRAICY
  14. ^ 客船「飛鳥Ⅱ」×「日本工芸会」コラボレーション決定 - 日本郵船
  15. ^ a b c 郵船クルーズの新造船、船名は「飛鳥Ⅲ」25年夏ごろ就航へ - カナロコ(神奈川新聞)
  16. ^ 郵船クルーズがスポンサーとなるラジオ番組がスタート!”. ASUKA CRUISE. 郵船クルーズ (2016年3月31日). 2016年4月8日閲覧。
  17. ^ 「徹子の部屋」に飛鳥ⅡのCMが登場”. ASUKA CRUISE. 郵船クルーズ (2015年12月28日). 2016年2月21日閲覧。

外部リンク 編集