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酒井重工業株式会社(さかいじゅうこうぎょう、Sakai Heavy Industries, Ltd.)は、建設機械などを製作する日本のメーカーである。

酒井重工業株式会社
SAKAI HEAVY INDUSTRIES, LTD.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6358
1964年9月24日上場
略称 酒井重工
本社所在地 日本の旗 日本
105-0012
東京都港区芝大門一丁目4番8号
設立 1949年昭和24年)5月7日
(株式会社酒井工作所)
業種 機械
法人番号 1010401011081
事業内容 建設機械(ロードローラーなど)の製造
代表者 酒井 一郎(代表取締役社長)
資本金 31億1,519万9千円
発行済株式総数 4,262万0,172株
売上高 連結:247億114万5千円
単独:206億1,594万3千円
(2014年3月期)
営業利益 連結:21億9,815万6千円
単独:15億8,268万4千円
(2014年3月期)
純利益 連結:17億3,084万8千円
単独:13億5,799万0千円
(2014年3月期)
純資産 連結:165億6,612万5千円
単独:144億5,484万6千円
(2014年3月31日現在)
総資産 連結:318億8,573万6千円
単独:247億4,863万7千円
(2014年3月31日現在)
従業員数 連結:527人 単独:274人
(2014年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 みずほ銀行 4.92%
三菱UFJ銀行 4.92%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 4.27%
日本生命保険 3.53%
第一生命保険 3.48%
(2018年9月30日現在[1]
主要子会社 酒井機工(株) 100%
東京フジ(株) 100%
外部リンク https://www.sakainet.co.jp/
特記事項:創業:1918年大正7年)5月
テンプレートを表示
TZ701(タイヤ式ローラー)

目次

沿革編集

  • 1918年 モータートラック商会(個人)創業
  • 1924年 酒井製作所(個人)設立[2]
  • 1949年5月7日 株式会社酒井工作所設立
  • 1964年 東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1967年 酒井重工業株式会社に商号を変更
  • 1981年 東京証券取引所市場第一部に指定替え

事業編集

締固め機械編集

同社の主力製品

道路維持補修機械編集

産業機械編集

  • 散水車
  • ロードスタビライザ

その他編集

  • 英国JCB社の一部製品を取り扱っている。(現在取扱いはしていない)

かつては以下のような製品も扱っていた

  • ホイールローダ(ドイツO&K社と提携)
  • トラック搭載型クレーン
  • 万能セルフローダ
  • ログローダ

など

内燃機関車の製造販売編集

1927年から1967年の商号変更まで、酒井工作所は主として森林鉄道で使用される小型内燃機関車や保線・連絡用モーターカーの製造販売を行っていた。

これはT型フォードの成功に刺激された自動車産業の隆盛と、これに伴う小型ガソリンエンジンおよびそれに付随する変速機等の動力伝達メカニズムの入手が容易化したことを受けてはじめられたもので、同時期には後に酒井と産業用小型内燃機関車市場を二分する勢力に成長する加藤製作所を筆頭に、日本国内の様々なメーカーが同市場に参入した。

酒井は前身である帝室林野局時代から林野庁との関係が深く、アメリカのホイットコム社プリマス社、中でも後者から輸入された小型内燃機関車を参考に設計された、A型と称する規格化された小型機を木曽森林鉄道などに納入してまず成功を収め、その後B型、C型と使途や軌道条件等に合わせて仕様・構造を変更した同系の小型機を各地の森林鉄道を中心に大量供給し続けた。

 
下夕張森林鉄道で使用されたNo.27酒井工作所製F4型10t級ディーゼル機関車・北海道開拓の村/北海道札幌市

特に、森林鉄道用大型ディーゼル機関車の決定版として満を持して開発したF型(F1 - F4型)ディーゼル機関車(5 - 10t B-B型)では、短軸距の2軸ボギー台車を使用しユニバーサルジョイントを介して軸配置B-Bの4軸駆動とすることで、急曲線通過能力と厳しい軸重制限、それに大出力機関の搭載による大きな牽引力という諸条件の鼎立を実現し、また木曽谷で長く主力の座にあった軸配置B1の10t級ボールドウィン社製蒸気機関車を代替する目的で設計された大出力・大型のC4型ディーゼル機関車(10t B型)では、通常型では後端に置くのが定位の運転台をあえて前端に置き、妻面を当時流行の湘南型2枚窓構成とする、という大胆なデザインを導入、さらに除雪作業の効率化を目的に開発されたS型ディーゼル機関車では、着脱式のロータリー式除雪装置を新開発し実装することで冬期以外の通常運用での使用を可能とするなど、新技術や新デザインの導入に意欲的であったことで知られる。

もっとも、砂塵や泥の機構部への侵入や、ラフな取り扱いが当然の土木建設業界ではこうした新機軸やデザインは好まれず、土木建設業界に強い加藤製作所との間では市場の住み分けが成立していた。

1960年代以降林野庁が林道整備による材木輸送のトラックへの転換の方針を打ち出したことから、同庁向けを主たる販路としていた内燃機関車製造販売事業は直接打撃を受け、1967年をもって機関車製造ラインは閉鎖された。

なお、酒井工作所製内燃機関車は木曽をはじめとする森林鉄道ゆかりの地に比較的多数が保存されており、また酒井重工業自身も技術研究所に木曽森林鉄道で使用されていたNo.91(5t B型)を整備の上で保存している。

機関車仕様一覧表
形式 自重 軌間 全長 全幅 全高 牽引力 走行速度 機関形式 機関定格出力 備考
t mm mm mm mm kg km/h PS/rpm
C16 3.5 762 2,860 1,278 1,953 875 7.9-22.2 JH4 33/2000 クラッチ乾燥単板
C17 5 762 3,500 1,400 1,985 1,200 5.5-24.2 DA120 76.5/1800 クラッチ乾燥単板
C26 7 762 4,200 1,700 2,400 1,750 0-30 DS70 80/1,800
C6A 8 914 4,920 1,600 2,020 2,000 0-15 DA59C 153/1,800
C4 10 762 4,920 2,180 2,780 2,500 0-30 DA59 130/1,800
C50 10 762 4,820 1,850 2,750 2,500 0-30 6DB10 150/2,200
F42 10 762 7,050 1,700 2,450 2,500 0-32 UD6 130/1,400 2軸ボギー
C42 15 1067 6,130 2,200 2,800 3,750 0-22 DA59 130/1,800
F51 15 762 7,780 1,550 2,380 3,750 0-27.5 DA59A2 200/1,800 2軸ボギー
  • 「建設工事用機関車仕様一覧表」『日本建設機械要覧1968年版』日本建設機械化協会、1968年、82-83頁
  • 標準仕様であり注文に応じて変更化

関連会社一覧編集

国内編集

  • 酒井機工株式会社
  • サカイエンジニアリング株式会社
  • 株式会社コモド
  • 東京フジ株式会社

海外編集

  • P.T. SAKAI INDONESIA
  • P.T. SAKAI ROAD MACHINERY INDONESIA
  • SAKAI AMERICA,INC.
    • (SAKAI AMERICA MANUFACTURING,INC.は、SAKAI AMERICA,INC.を吸収合併した上で、商号をSAKAI AMERICA,INC.に変更)
  • 酒井工程机械(上海)有限公司

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ 四半期報告書(第71期第2四半期)
  2. ^ 酒井工作所、大正13年2月設立、芝区芝浦町、取扱商品ロードローラー『全国工場通覧. 昭和7年7月版』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)

参考文献編集

  • 「歴代日本の鉄道車輌メーカー」『レイルマガジン』No.349 2012年10月号、36頁

外部リンク編集