醍醐駅 (京都府)

日本の京都市伏見区にある京都市営地下鉄の駅

醍醐駅(だいごえき)は、京都府京都市伏見区醍醐高畑町にある、京都市営地下鉄東西線。駅番号はT03

醍醐駅
3番出入口(2011年8月)
だいご
Daigo
T02 石田 (1.3 km)
(1.2 km) 小野 T04
地図
所在地 京都市伏見区醍醐高畑町
北緯34度57分3.09秒 東経135度48分38.27秒 / 北緯34.9508583度 東経135.8106306度 / 34.9508583; 135.8106306座標: 北緯34度57分3.09秒 東経135度48分38.27秒 / 北緯34.9508583度 東経135.8106306度 / 34.9508583; 135.8106306
駅番号 T03
所属事業者 京都市交通局京都市営地下鉄
所属路線 東西線
キロ程 2.4 km(六地蔵起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
11,172人/日
-2020年-
開業年月日 1997年平成9年)10月12日
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配線図

石田駅

2 1


STRg STRf
PSTR(L) PSTR(R)
PSTR(L) PSTR(R)
KRWgl+l KRWgr+r
STRg STRf

小野駅

本項では、駅と直結する施設内にある「醍醐バスターミナル」についても記述する。

歴史 編集

駅構造 編集

1面2線の島式ホームがあり、ホームドアが設置されている。東西線は駅ごとにステーションカラーが制定されているが、当駅のステーションカラーは桜色である。

開業当初は定期券売場もあったが、六地蔵駅への路線延伸に伴い2004年(平成16年)11月25日をもって閉鎖され、翌日から六地蔵駅で営業が開始された[2]

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先
1   東西線 下り 山科太秦天神川方面
2 上り 六地蔵行き

利用状況 編集

2020年度の1日平均乗降人員11,172人である[3]

下記の通り、開業後、乗降客は漸減傾向にある。特に、2009年度と2016年度を比較した場合において、京都市営地下鉄の全駅(烏丸線・東西線)のなかで、唯一、乗降客が減少した格好となり、地元紙は醍醐駅の周辺には市営住宅が多く、住宅の老朽化、入居者の高齢化が背景にあるのではないかと指摘している[4]

1日平均乗車人員と1日平均乗降人員の推移は下記の通り[5][6]

年度 乗車人員 乗降人員
2003年 7,307 14,444
2004年 7,216 14,264
2005年 6,550 12,873
2006年 6,588 13,099
2007年 6,615 13,073
2008年 6,671 13,291
2009年 6,360 12,696
2010年 6,166 12,666
2011年 6,272 12,476
2012年 6,209 12,351
2013年 6,100 12,135
2014年 6,162 12,259
2015年 6,184 12,302
2016年 6,181 12,295
2017年 6,668 13,263
2018年 6,459 12,849
2019年 6,466 12,864
2020年 5,586 11,172

駅周辺 編集

駅上にある京都外環状線の両側には市の公共施設および民間の商業施設が入居する複合施設「パセオ・ダイゴロー」があり、駅と直結している。

駅周辺は、市営住宅をはじめとして団地が多い。

  • パセオ・ダイゴロー 東館・西館
    • 醍醐中央図書館 - 西館に入居している。
  • 地下鉄東西線 醍醐車庫 - パセオ・ダイゴロー西館の地下にある。ただし当駅からの入出庫は配線上できない(入出庫は小野駅で対応し、このため六地蔵 - 小野間の回送列車を一部設定している)。
  • 京都外環状線 - 駅の直上を通る道路。
  • 醍醐寺
  • 山科川
  • 醍醐総合庁舎

バス路線 編集

駅前には、醍醐バスターミナルおよび地下鉄醍醐駅前醍醐駅バス停がある。また、約100メートル北には醍醐北西裏町バス停も設置されている。

東西線開業(および当駅開業)以前は現在の当駅付近に京都市営バス醍醐営業所(バス停名は醍醐車庫前)があり、近隣を含む山科・醍醐地区には京都市営バス(市バス)の路線が多く設定されていたが、東西線の開業と同時に同地区での営業を京阪バスに移管し撤退した。なお、同営業所の跡地はマンションになっている。

醍醐バスターミナル 編集

 
醍醐バスターミナル

複合施設「パセオダイゴロー」西館にあるバスターミナルで、京阪バスの路線が発着している。京都外環状線に面しており、同線と直接出入りが可能である。なお、醍醐コミュニティバスは、ここで待機したり構内を通過する事はあるが、乗降の場としては使用していない。

以前は、関西空港リムジンバスの京都醍醐バス停があり、1日1往復のみ発着していた[7]が、2005年10月1日ダイヤ改正により廃止された[8]

  • 1のりば
    • 2号経路:醍醐寺前・勧修寺 竹田駅東口行(洛南営業所管轄)
    • 6号経路:石田団地・中書島 竹田駅西口行(洛南営業所管轄)
  • 2のりば
    • 3号経路:小栗栖団地 京阪六地蔵
    • 25号経路:醍醐寺口 大宅行
  • 3のりば
    • 83号経路:西野山団地・祇園 四条大宮
    • 83A・87A号経路:西野山団地・祇園 四条烏丸行
    • 84号経路:西野山団地・祇園 四条河原町行
    • 86号経路:国道東野・祇園 四条河原町行
    • 86B号経路:国道東野・祇園 三条京阪行
    • 88B号経路:栗栖野・清水焼団地・祇園 三条京阪行
    • 93号経路:西野山団地・烏丸五条・京都市役所前 四条河原町行
    • 312号系統:勧修寺・烏丸五条 京都駅八条口行

地下鉄醍醐駅前(醍醐駅)バス停 編集

 
醍醐地域内を運行する醍醐コミュニティバス(武田総合病院前にて撮影)

駅の直上にある道路(京都外環状線)に設置されているバス停である。醍醐コミュニティバスの運行する全ての路線と、京阪バスの路線が発着しており、バス停名は前者が「地下鉄醍醐駅前」、後者が「醍醐駅」である。

  • 醍醐コミュニティバス
  • 京阪バス
    • 醍醐バスターミナルに乗り入れる路線の一部(経路番号2,3,6,25,86,86B,87A,88B,312)および、経路番号87,88が停車する。

隣の駅 編集

京都市営地下鉄
  東西線
石田駅(T02)- 醍醐駅(T03) - 小野駅(T04)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注 編集

  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、22-23頁。 
  2. ^ 地下鉄東西線 醍醐〜六地蔵間延伸に係る定期券の発売について”. 京都市交通局 (2004年11月12日). 2007年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年4月24日閲覧。
  3. ^ 京都市交通事業白書 令和2年度版 (PDF) - 52ページ
  4. ^ “醍醐駅だけ乗客減、人口減影響か 京都市地下鉄、烏丸線好調”. 京都新聞社. (2017年7月22日). オリジナルの2017年8月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170805021044/http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20170722000187 2017年7月22日閲覧。 
  5. ^ “京都市交通事業白書(事業概要)” 平成20年度版平成25年度版平成28年度版平成29年度版平成30年度版 (PDF) 令和元年度版 (PDF)令和2年度版 (PDF)
  6. ^ 地下鉄・市バスお客様1日80万人に向けた取組状況について” (PDF). 2019年6月17日閲覧。
  7. ^ 京都系統”. 京阪バス (1997年7月10日). 1997年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。1997年10月25日閲覧。
  8. ^ 平成17年10月01日(土)より京都~関西空港線に停留所新設!”. 大阪空港交通 (2005年9月30日). 2005年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年12月23日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集