野口 剛夫(のぐち たけお、1964年10月28日 - )は、日本音楽学者作曲家指揮者

野口 剛夫
生誕 1964年(55 - 56歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都調布市
学歴 中央大学
桐朋学園大学
ジャンル クラシック
職業 音楽学者
作曲家
指揮者

略歴編集

1964年東京都調布市出身。中央大学大学院哲学)、桐朋学園大学研究科音楽学)を修了。音楽理論を別宮貞雄、音楽学を加田萬里子、西原稔トロンボーンを松本煕に師事。月刊『音楽の世界』(日本音楽舞踊会議)編集長、ジャパン・エレクトロニック・オーケストラ(JEO)[1]音楽監督、昭和音楽大学講師を経て、現在、東京フルトヴェングラー研究会[2]代表。同管弦楽団指揮者。フルトヴェングラーの芸術と思想の研究をベースに、執筆、翻訳、講演、オーケストラ指揮、作曲など多方面に活動している。

2013年10月、「新潮45」11月号への寄稿『「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か』によって、当時人気の絶頂にあった佐村河内守の楽曲や著書に対する世評への疑念を論じた[3]。この記事は佐村河内に代わって代作行為を続けていた新垣隆を不安に陥れ、神山典士による新垣隆インタビューへとつながる。事件の発覚前に唯一、佐村河内への疑念を公に発表していたこの論文は、2014年に第20回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞した。しかし、事件発覚後も佐村河内に代わり新垣をもてはやし、礼賛するメディアや関係者に、野口は批判的であり、それは新たに論説『佐村河内問題とは何だったのか』(「新潮45」、新潮45eBooklet 2014年)や著作『佐村河内事件と私~我々は本当に教訓を得たのか?』(音と言葉社 2017年)としてまとめられることになる。

著書編集

単著編集

  • 『「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か』(新潮45eBooklet)(新潮社 2013年)
  • 『佐村河内問題とは何だったのか』(新潮45eBooklet)(新潮社 2014年)
  • 『フルトヴェングラーの遺言』(春秋社 2014年)
  • 『フルトヴェングラーを超えて』(青弓社 2014年)
  • 『私の音と言葉』(アルファベータブックス 2015年)
  • 『もてあそばれる「真実」~佐村河内事件と音楽界』(㈱金曜日 Kindle版 2016年)
  • 『佐村河内事件と私~我々は本当に教訓を得たのか?』(音と言葉社 2017年)

監修書編集

  • フルトヴェングラー歌曲集(音と言葉社)
  • ブルックナー交響曲第5番 スコア(F.シャルク改訂版)(音と言葉社 2017年)
  • ブルックナー交響曲第3番 スコア(F.シャルク改訂版)(音と言葉社 2018年)
  • 日本語で歌おう! レクイエム [フォーレ 付《ラシーヌの雅歌》](音と言葉社 2016年)――現代日本語テキスト訳詞
  • 日本語で歌おう! レクイエム [モーツァルト](音と言葉社 2017年)――現代日本語テキスト訳詞
  • 日本語で歌おう! ベートーヴェン 交響曲第9番(音と言葉社 2018年)――現代日本語テキスト訳詞
  • 日本語で歌おう! バッハ:マタイ受難曲(音と言葉社 2019年)――現代日本語テキスト訳詞

対談編集

  • 宇野功芳『私のフルトヴェングラー』(河出書房新社 2016年)

編書編集

  • 東京フルトヴェングラー研究会 創立20年記念論集『フルトヴェングラーと私たち』(アルファベータブックス 2015年)
  • 仙北谷晃一『フルトヴェングラーとの語らい〜音楽に真向かうということ』(アルファベータブックス 2016年)

訳書編集

  • シュトンポア編『クレンペラー 指揮者の本懐』(春秋社
  • ブラウン著『ハンス・クナッパーツブッシュの想い出』(芸術現代社)
  • シェンカー著『ベートーヴェン 第5交響曲の分析』(音楽之友社)
  • レルケ編『指揮棒は魔法の杖?』(音楽之友社)
  • クラウス・ラング著『エリーザベト・フルトヴェングラー 101歳の少女』(芸術現代社)
  • ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ著『フルトヴェングラーと私』(河出書房新社)
  • 『伝説の指揮者 フェレンツ・フリッチャイ』(アルファベータブックス 2015年)
  • セバスチャン・クラーネルト編『フルトヴェングラー研究』(音と言葉社 2015年)
  • クリス・ウォルトン編『チューリヒのフルトヴェングラー~シンポジウム講演録と作品目録』(音と言葉社 2017年)
  • ハインリヒ・シェンカー『シェンカーの言葉』(音と言葉社 2018年)

作曲編集

  • ピアノのためのコンポジション(2014年 改訂)
  • オーケストラのための5つのスケッチ(2008年)
  • 交響詩《神代の調べ》(2012年 イエナ・オーケストラ講習会 委嘱作品)
  • 弦楽四重奏曲(2014年)
  • ヴァイオリンとピアノのためのアダージェット(2014年)
  • オーケストラのための5つの小品(2015年)
  • 序曲《蜘蛛の糸》(2019年 東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団 第50回定期演奏会記念作品)

編曲編集

CD(指揮)編集

  • ブルックナー:交響曲第5番(シャルク改訂版)、弦楽五重奏曲よりアダージョ(管弦楽版) 東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団(Oto to Kotoba Edition)
  • フルトヴェングラー:交響曲第3番(4楽章版) 東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団(Oto to Kotoba Edition)
  • フルトヴェングラー:ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲、ワーグナー:『パルジファル』第1幕への前奏曲 東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団(Oto to Kotoba Edition)
  • フルトヴェングラー:テ・デウム、歌曲集 細岡雅哉、山口克枝、ピアノ:生田美子、他 東京フルトヴェングラー研究会管管弦楽団(Oto to Kotoba Edition)
  • BEYOND ORCHESTRA Vol. 1 ジャパン・エレクトロニック・オーケストラ(Oto to Kotoba Edition)
  • BEYOND ORCHESTRA Vol. 2 ジャパン・エレクトロニック・オーケストラ(Oto to Kotoba Edition)
  • BEYOND ORCHESTRA Vol. 3 ジャパン・エレクトロニック・オーケストラ(Oto to Kotoba Edition)

出演編集

テレビ編集

  • グッド!モーニング(2014年2月6日、テレビ朝日)ビデオ出演
  • ノンストップ!(2014年2月6日、フジテレビ)ビデオ出演
  • モーニングバード!(2014年2月6日、テレビ朝日)ビデオ出演
  • スーパーニュース(2014年2月6日、フジテレビ)ゲスト出演
  • ZIP!(2014年2月7日、日本テレビ)ビデオ出演
  • 朝ズバッ!(2014年2月7日、TBS)ビデオ出演
  • ひるおび!(2014年2月7日、TBS)ゲスト出演
  • ワイドスクランブル(2014年2月7日、テレビ朝日)ビデオ出演
  • いま日本は(2014年2月8日、BS朝日)ゲスト出演
  • 報道ステーションSUNDAY(2014年2月9日、テレビ朝日)ビデオ出演
  • サンデースクランブル(2014年2月9日、3月9日、テレビ朝日)ゲスト出演

ラジオ編集

・森本毅郎スタンバイ(2014年2月7日、TBS)電話出演

・ここだけスポーツ&ニュース(2014年2月17日、中国放送)電話出演

受賞編集

  • 2004年
    • 財団法人ヤマハ音楽振興会「ヤマハ音楽支援制度音楽支援」対象者(ヴェルナー・テーリヒェン:音楽劇《あと四十日》世界初演を2005年に実施)
  • 2014年


脚注編集

[ヘルプ]

外部リンク編集