野口 建彦(のぐち たけひこ、1941年 - 2014年2月20日)は、日本の経済学者,元日本大学経済学部教授。専門は経済史

経歴編集

研究テーマ編集

  • 経済人類学的なアプローチを取り入れた非市場経済と19世紀の自己調整的市場経済の比較研究。近年は,人類史のなかで,19世紀の自己調整的市場社会の特異な性格を,グローバルな国際金本位制の確立に求め,メタリズム(金本位制への信奉)に基づく国際通貨体制の役割に焦点をあてた研究-19世紀に開催された国際通貨会議と1870年代以降の金銀比価の変動の分析-に中心を置いている。

研究内容編集

主な論文・著書

  • 「二つの帝国主義とオスマン帝国の解体」(入江節次郎編著『講座 西洋経済史3帝国主義』同文館,1980,所収)
  • 「カール・ポラニー再考」(『思想』岩波書店,1996年,6号所収)
  • 「中央銀行と国民経済の危機」(『大航海』1999,No.27,特集「金融とは何か」 所収)
  • 「カール・ポラニー」(『大航海』1999,No.28, 「特集 知の先端の18人」所収)
  • 「19世紀国際通貨会議の歴史的意識」(日本大学経済科学研究所『紀要』36号,所収)

主な訳書

  • カール・ポラニー『大転換――市場社会の形成と崩壊』、東洋経済新報社、1975、新訳版、2009
  • バーナード・センメル『社会帝国主義史――イギリスの経験 1895-1914』、みすず書房、1982
  • T・C・オーウェン『未完のブルジョワジー――帝政ロシア社会におけるモスクワ商人の軌跡 1855-1905年』、文真堂、1988
  • E・J・ホブズボーム『帝国の時代 1875-1914』、みすず書房、1993-1998
  • C・W・デ キーウィト『南アフリカ社会経済史』、文眞堂、2010