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野幌駅

日本の北海道江別市にある北海道旅客鉄道の駅

野幌駅(のっぽろえき)は、北海道江別市野幌町94にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線駅番号A07電報略号ノツ

野幌駅
北口現駅舎(2018年9月)
北口現駅舎(2018年9月)
のっぽろ
Nopporo
A06 大麻 (3.4km)
(1.3km) 高砂 A08
所在地 北海道江別市野幌町94番地1
駅番号 A07
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 304.2km(函館起点)
電報略号 ノツ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
6,595人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1889年明治22年)11月3日
備考 業務委託駅
みどりの窓口
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野幌駅
のっぽろ
Nopporo
(0.8km) 北海鋼機前
所属事業者 夕張鉄道
所属路線 夕張鉄道線
キロ程 0.0km(野幌起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1930年昭和5年)11月3日[新聞 1]
廃止年月日 1975年昭和50年)4月1日
備考 夕張鉄道線廃線
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南口現駅舎(2019年7月)

かつては夕張鉄道との乗換駅で急行「かむい」も停車していたが、現在は函館本線のみの単なる中間駅である。なお2015年現在は、当駅を通るルートで定期運行する急行列車は既に存在せず、臨時急行が運転された際も当駅には停車していなかった。特急も全便通過する。

概要編集

  • 北海道ジェイ・アール・サービスネットによる業務委託駅。なお旧駅舎時代は、南口が業務委託・北口が直営となっていた。その後、駅舎改築の際に南北の駅務が統合され、ごく短い間だが完全な直営駅だった時期もあった。
  • みどりの窓口(営業時間6時00分 - 23時00分)、自動券売機自動改札機設置。かつてはキヨスクも設置されていたが、現在はキヨスクおよびキヨスク運営のコンビニ(北海道キヨスクはセブンイレブン27店舗をフランチャイズ運営)のどちらも入居していない。

歴史編集

  • 1889年(明治22年)
  • 1898年(明治31年)4月1日:北海道炭礦鉄道が野幌煉瓦製造所設置。専用線500m敷設[注釈 1]
    • 野幌煉瓦製造所は大正14年7月に(初代)北海道窯業株式会社野幌工場として分社独立。その後昭和2年末に操業中止。昭和3年に株式会社野幌煉瓦工場(昭和23年から(二代目)北海道窯業株式会社)に土地及び設備貸与。
  • 1900年(明治33年)
    • 7月:停車場類焼。
    • 下期:駅舎改築。
  • 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、官設鉄道に移管。一般駅
  • 1930年(昭和5年)11月3日:夕張鉄道当駅 - 栗山間開業。ホームは旧ホーム2番線の反対側にあった。
  • 1974年(昭和49年)4月1日:夕張鉄道当駅 - 栗山間旅客営業休止。
  • 1975年(昭和50年)4月1日:夕張鉄道当駅 - 鹿ノ谷間廃止。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:貨物・荷物取扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
  • 2001年(平成13年):野幌駅付近鉄道高架事業の調査に着手[1]
  • 2006年(平成18年)
    • 3月21日:南口に新型券売機を設置(継続定期券発売対応)。
    • 11月:高架事業認可[1]
    • 4月1日:南口の出札窓口を廃止。
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始。
  • 2009年(平成21年)5月9日:高架工事のため、南口駅舎が仮駅舎に移行。
  • 2011年(平成23年)10月23日:高架新駅舎開業[新聞 2]
  • 2014年(平成26年)8月30日:駅構内全面禁煙化[報道 2]
  • 2015年(平成27年)
    • 1月31日キヨスク閉店。
      • 営業期間中は駅構内図に「仮店舗」との注釈があったり、上記の2015年1月31日時点では再開日未定の「休業」扱いになっていたりと、規模の拡張や営業再開が示唆されていたが実現には至らず、他業態への転換もないまま完全閉店となった。奇しくも当駅での閉店は、近年の道内における相次ぐキヨスク閉店の先駆け的な事例となってしまった。
    • 11月:駅業務委託[報道 3]

駅構造編集

2面2線の相対式ホームを持つ高架駅である。現在の駅舎は1990年(平成2年)10月からJR北海道と提携関係にあったデンマーク国鉄(DSB)とデザインを共同制作しており、改札口やホームの柱、第3種駅名板などは赤色で統一されている[2]。なお、本駅のデザインにおける共同製作以降、JR北海道とDSBの交流は中断し、現時点で共同製作した最後の作品となっている[2]

2011年(平成23年)10月23日に高架化される前は地上駅であり[新聞 2]、夕張鉄道が運行されていた頃は2面5線、その後同線の廃止などに伴い中線を廃止し、最終的に1番線と2番線の間が大きく開いた2面2線の相対式ホームだった。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 札幌小樽方面
2 下り 江別岩見沢方面

(出典:JR北海道:駅の情報検索

利用状況編集

「江別市統計書」によると、近年の年度別乗車人員は以下の通りである。

年度 乗車人員(千人) 出典
定期外 定期
2002年(平成14年) 896 1,404 [3]
2003年(平成15年) 899 1,405
2004年(平成16年) 908 1,394
2005年(平成17年) 902 1,452
2006年(平成18年) 893 1,475 [3][4]
2007年(平成19年) 875 1,520 [4]
2008年(平成20年) 839 1,521
2009年(平成21年) 811 1,524
2010年(平成22年) 812 1,539
2011年(平成23年) 849 1,567 [5]
2012年(平成24年) 863 1,579
2013年(平成25年) 881 1,597
2014年(平成26年) 841 1,578
2015年(平成27年) 855 1,559
2016年(平成28年) 849 1,571 [6]
2017年(平成29年) 839 1,568

駅周辺編集

 
1976年の野幌駅と周囲約1km範囲。右上の上が岩見沢方面、下が北海道炭礦汽船夕張鉄道の栗山、夕張本町方面。後者は既に本線自体は廃線になり、売却された北海鋼機専用線のみが運行されている。その外側には夕張鉄道の蒸気機関車用炭水設備や転車台、車庫等がそっくり残されている。 駅は中線2本を間に挟んで少しずれた単式と島式の複合ホーム2面3線で、駅裏側3番線から夕張鉄道が発着していた。駅舎横の岩見沢側に貨物ホームと引込み線2本を有し、駅舎側ホームの岩見沢側は島状に長く伸びている。また島式ホームの札幌側端部まで保線車用の待機線が敷かれていて、黄色い保線車が停車している。
駅の周囲には多くのレンガ工場が点在している。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

北口の8丁目通りおよび国道12号線に沿って店舗が並ぶ。その他はほぼ全域が住宅街である。

また、かつての煉瓦工場などの遺構が所々に残っている。1898年(明治31年)に北海道炭礦鉄道が野幌煉瓦工場(後に北海道窯業株式会社)を設置して、鉄道や炭鉱施設に使用する煉瓦を製造したのが、この地での煉瓦製造の最初期に当たる。右方・駅周辺写真の、右上端の工場より駅寄り、宅地化されている辺りがその工場の敷地だった所である。

バス路線編集

北口前と南口前にそれぞれ停留所がある。これらの停留所の1日の平均乗車人員は、合計で約570人である[7]

「野幌駅北口」停留所

「野幌駅南口」停留所

行政の関与編集

江別の顔づくり事業編集

江別市では、函館本線により分断されていた南北の一体化と都市機能の充実によって、市内で最も都市化が進んだ野幌駅周辺を中心市街地として位置付けるために、周辺の再開発事業である「江別の顔づくり事業」を行っている[新聞 5][新聞 6][8]

2006年から2011年にかけて行われた連続立体交差事業(高架化)もこの一環であり、今後は地上の仮設設備の撤去及び新駅舎北面の外装工事等が進められる[報道 4]

その一方で、今後予定されている駅周辺の土地区画整理事業には大幅な遅れが生じている[新聞 7]

特急列車の停車要望編集

現在、江別市および同市議会は野幌駅に特急列車を停車させるようJR北海道に要望している。こうした要望を行う理由としては、江別市より人口の少ない市町村に特急停車駅がある点、道北方面への夜行列車廃止に伴い江別駅停車の特急列車が消滅し、市内から特急停車駅がなくなった点、上記の「江別の顔づくり事業」によって利用客の増加が見込まれる点などを挙げている。

JR北海道はこの要望に対し、札幌周辺では特急列車よりも快速列車の充実を図る企業方針および、2面2線の野幌駅では待避が不可能といった構造的理由から、受け入れる事は困難との回答を示した。しかし市は、駅周辺への経済効果の波及や市の魅力の向上などに必要として今後も要望を続けていくとしている[9][10]

隣の駅編集

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
区間快速「いしかりライナー」
大麻駅 (A06) - 野幌駅 (A07) - (一部高砂駅 (A08)) - 江別駅 (A09)
普通
大麻駅 (A06) - 野幌駅 (A07) - 高砂駅 (A08)

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 昭和5年版全国専用線一覧に専用線の記録あり。なお、昭和26年版の記録には載っていない。

出典編集

  1. ^ a b c 北海道のJR駅と周辺整備~JR野幌駅・JR白石駅 - 建設グラフ2010年11月号
  2. ^ a b 「JR北海道とJR九州 魅惑のデザイン展開(特集:JR北海道とJR九州)」『鉄道ジャーナル』第47巻第5号(通巻559号)、鉄道ジャーナル社、2013年5月1日、 ISSN 0288-2337
  3. ^ a b 第8章 運輸・通信 (PDF)”. 2008年版 江別市統計書目次. 江別市. p. 70 (2008年). 2017年12月16日閲覧。
  4. ^ a b 第8章 運輸・通信 (PDF)”. 2012年版 江別市統計書目次. 江別市. p. 70 (2012年). 2017年12月16日閲覧。
  5. ^ 第8章 運輸・通信 (PDF)”. 2017年版 江別市統計書. 江別市. p. 74 (2017年). 2017年12月16日閲覧。
  6. ^ 第8章 運輸・通信 (PDF)”. 2019年版 江別市統計書. 江別市. p. 74 (2019年). 2019年4月22日閲覧。
  7. ^ 江別の顔づくり事業 都心地区整備計画・第5章3-(2)駅周辺の動線計画
  8. ^ 江別の顔づくり事業(にぎわいの都心づくり)~都心地区整備基本計画
  9. ^ 平成19年第4回 江別市議会定例会会議録(第2号)4/5ページ
  10. ^ 平成19年第4回 江別市議会定例会会議録(第2号)5/5ページ

報道発表資料編集

  1. ^ “駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2007年9月12日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf 2014年9月6日閲覧。 
  2. ^ “札幌圏(Kitacaエリア)における駅構内全面禁煙化の実施について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2014年7月9日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140709-2.pdf 2014年7月9日閲覧。 
  3. ^ “当社のこれまでの経営改善の取り組みについて” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2016年11月18日), p. 2, http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/161118-1.pdf 2016年11月19日閲覧。 
  4. ^ 野幌鉄道高架の開業日について (PDF)

新聞記事編集

  1. ^ “野幌駅開設120年 有志が記念式典”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2009年11月4日)
  2. ^ a b “高架化、駅舎に「江別色」 新JR野幌駅開業”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2011年10月24日)
  3. ^ “新局舎12日オープン 野幌駅前郵便局”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年4月10日)
  4. ^ “JR野幌駅南口近く ビッグハウス 28日開店 隣に屋内遊園地も 店舗面積 市内3番目に”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2005年4月15日)
  5. ^ “野幌駅南通り整備 地権者75件に影響 市議会で市長 早い時期に説明会”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2010年3月12日)
  6. ^ “野幌駅周辺の再開発 「顔づくり」全体像紹介 100人出席 4年半ぶり説明会”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2010年5月29日)
  7. ^ 『北海道新聞』2011年10月25日付朝刊、江別版26面。

関連項目編集

  • 野幌
  • れんがもち
    江別市の名物であり、1908年(明治41年)「小樽日報」に「次は野幌。睡眠不足で何かしら疲労を覚えて居る身は、名物の煉瓦餅を買ふ気にもなれぬ。」と石川啄木が文を寄せている。
  • 日本の鉄道駅一覧
  • WORKING!!
    アニメ内に登場した「野つ駅」は旧北口駅舎がモデルである。

外部リンク編集