野辺山駅

日本の長野県南佐久郡南牧村にある東日本旅客鉄道の駅

野辺山駅(のべやまえき)は、長野県南佐久郡南牧村大字野辺山にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)小海線

野辺山駅
駅舎(2017年6月撮影)
駅舎(2017年6月撮影)
のべやま
Nobeyama
清里 (5.9km)
(8.1km) 信濃川上
所在地 長野県南佐久郡南牧村大字野辺山306[1]
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 小海線
キロ程 23.4km(小淵沢起点)
電報略号 ノヘ[1]
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[2]
乗車人員
-統計年度-
177人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1935年昭和10年)11月29日[1]
備考 みどりの窓口[1]
標高:1,345.67m(JRグループ最高)[1]
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野辺山駅の位置
野辺山駅の位置
野辺山駅の位置
野辺山駅の位置
駅名標とJR最高駅碑(2006年8月撮影、現在駅名標は交換済み)
JR最高地点碑とキハE200形(清里 - 野辺山間 2011年2月26日)
駅前「銀河公園」に保存されているC56 96

目次

概要編集

小海線の長野県の南端に位置する駅。駅の標高は1,345.67m[3][4]で、JRグループの駅及び日本の普通鉄道の駅としては日本一高い地点に位置する[3]。隣接する清里駅との間にJRグループの最高標高地点 (1,375m) がある。

なお、日本の最高標高の駅はトロリーバスなど普通鉄道以外の鉄道を含めると、立山黒部貫光立山トンネルトロリーバス室堂駅 (2,450m) 、索道(ロープウェイ)を含めると駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅 (2,611.5m) となる。また、世界最高標高の鉄道駅は中国チベット自治区にあるタングラ駅 (5,068.63m) である。当駅は、1960年4月25日以降、普通鉄道で日本の最高標高の駅となっており、それまでは同日廃止された草軽電気鉄道国境平駅 (1,371m)が最高であった[5]

日本国有鉄道(国鉄)時代から「国鉄一高い駅」と「国鉄一深い駅」の縁で総武快速線馬喰町駅と友好関係にある(ただし馬喰町駅については、東京駅京葉線ホームや青函トンネル内の吉岡海底駅(2014年3月廃止)の開業に伴って最も深い駅ではなくなっている)。また、当駅で販売されている記念入場券には「空にいちばん近い駅」とある。

1935年開業時の初代駅舎は、当時の建築の流行に沿った流面形状のドーム型で、全体を白セメントで仕上げ、独立した屋根を持たないというユニークなものであった[6]。開業当時にはたびたび美しい駅舎として記録されている。構造も特異で、古レールを鉄筋として下板を張り、その上にラス(金網)を張ってモルタルで固めていた[6]。しかしモルタルによる瓦なしのドーム構造が災いして早くから雨漏り・ひび割れが問題となり、築15年にも満たない1948年に、通常の木造駅舎への改築を余儀なくされている[6]。2代目駅舎は初代ほど個性的ではないものの、ローカル線の木造駅舎としては建物の棟を高く作っていることが特徴であった。

現存の3代目駅舎は1983年に完成したもので、観光地の駅らしく尖塔を付けるなどの演出がされている[7]が、正面玄関エントランス付近擁壁の独特な曲面などは初代駅舎のモチーフを踏まえたデザインである。

歴史編集

駅構造編集

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅[2]留置線を有する。互いのホームは構内踏切で連絡している。

みどりの窓口(営業時間 8:20 - 16:55、途中で休止する時間帯あり)・簡易Suica改札機と指定席券売機(営業時間 8:20 - 16:55)が設置されている。

のりば編集

番線 路線 方向 行先
1 小海線 上り 清里小淵沢方面
下り 小海中込小諸方面
2 小海線 上り 清里・小淵沢方面
3 (予備ホーム)
  • 2017年10月現在、3番線を発着する定期列車はない。
  • 朝一番の当駅始発小淵沢行きのみ1番線から発車する。

利用状況編集

乗車人員推移
年度 1日平均人員 出典
2000 242 [11]
2001 237 [12]
2002 236 [13]
2003 254 [14]
2004 224 [15]
2005 213 [16]
2006 210 [17]
2007 233 [18]
2008 244 [19]
2009 204 [20]
2010 197 [21]
2011 192 [22]
2012 189 [23]
2013 185 [24]
2014 180 [25]
2015 165 [26]
2016 177 [27]
2017 166 [28]

駅周辺編集

隣の駅編集

※臨時快速「HIGH RAIL 1375」の隣の停車駅については、当該列車記事を参照のこと。

東日本旅客鉄道
小海線
清里駅 - 野辺山駅 - 信濃川上駅

脚注編集

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  1. ^ a b c d e f g h i 信濃毎日新聞社出版部 『長野県鉄道全駅 増補改訂版』 信濃毎日新聞社、2011年7月24日、158頁。ISBN 9784784071647
  2. ^ a b 『JR全駅・全車両基地』 25頁
  3. ^ a b えきねっと(JR東日本)|小海線 高原列車の旅|旅どきnet(2011年11月20日閲覧)
  4. ^ 長野県南牧村ホームページ 南牧村の日本一(2011年11月20日閲覧)
  5. ^ 日本交通公社 『旅程と費用(全改訂第2版)』 日本交通公社、1960年、975頁。
  6. ^ a b c 交建設計・駅研グループ、1996、『駅のはなし 明治から平成まで』改訂初版、 成山堂書店 ISBN 4-425-76032-8
  7. ^ a b 鉄道ピクトリアル』第33巻第7号、電気車研究会1983年7月、 117頁。
  8. ^ 「鉄道省告示第541号」『官報』1935年11月22日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ a b 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』3号 飯田線・身延線・小海線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年7月26日、27頁。
  10. ^ “Suica の一部サービスをご利用いただける駅が増えます” (pdf) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道株式会社, (2013年11月29日), オリジナル2013年12月3日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20131203005229/http://www.jreast.co.jp/press/2013/20131114.pdf 2017年10月1日閲覧。 
  11. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2000年度)
  12. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2001年度)
  13. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2002年度)
  14. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2003年度)
  15. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2004年度)
  16. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2005年度)
  17. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2006年度)
  18. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2007年度)
  19. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2008年度)
  20. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2009年度)
  21. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2010年度)
  22. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2011年度)
  23. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2012年度)
  24. ^ 各駅の乗車人員 2013年度 ベスト100以外(8):JR東日本
  25. ^ 各駅の乗車人員 2014年度 ベスト100以外(8):JR東日本
  26. ^ 各駅の乗車人員 2015年度 ベスト100以外(8):JR東日本
  27. ^ 各駅の乗車人員 2016年度 ベスト100以外(8):JR東日本
  28. ^ 各駅の乗車人員 2017年度 ベスト100以外(8):JR東日本
  29. ^ 南牧村立南牧南小学校ホームページ(2011年11月20日閲覧)

参考文献編集

『週刊 JR全駅・全車両基地』12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか92駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日

関連項目編集

 
野辺山高原(2010年8月撮影)

外部リンク編集