金日成・金正日主義研究

金日成・金正日主義研究(キムイルソン・キムジョンイルしゅぎけんきゅう)は、金日成・金正日主義研究会が発行する季刊理論誌。1977年創刊。創刊から第141号までの誌名は「キムイルソン主義研究」で、金正日総書記没後の第142号より現雑誌名に変更[1]。毎年1月15日、4月15日、7月15日、10月15日に発行されており、2017年11月の時点で163号を数える[2]

目次

概要と歴史編集

金正日亡き後は、新たに朝鮮民主主義人民共和国の最高指導者となった金正恩のメッセージが毎号掲載されている。そのほか、チュチェ思想(主体思想)についての研究記事などが多く掲載されているのがこの雑誌である。

日本キムイルソン主義研究会は、群馬大学医学部中核派の活動をしていた尾上健一が、中核派を離脱後、群馬ハンセン病訴訟をきっかけにチュチェ思想に触れ、創設した「群馬朝鮮問題研究会」が母体となり、キムイルソン主義普及活動の全国化に伴い結成された。

日本キムイルソン主義研究会の常任委員長は一貫して尾上健一であったが、会の活動を大衆化するとして改組し、尾上健一は一線から退き、会長:田代菊雄ノートルダム清心女子大学人間生活学部教授)、副会長:大峰勝連合高知副事務局長・高知県日朝友好促進協会事務局長)・結城久全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン阪南地区統括責任者)・新里正武朝鮮社会主義研究会事務局長・沖縄社会大衆党中央執行委員)、事務局長:植木正治東京都公立学校教職員組合渋谷区教職員組合委員長)が選出された。

著名な寄稿者・インタビュイー編集

  • 尾上健一: 144号の「金正恩第一書記の思想と指導に学んだ1年」で、金正恩第一書記に倣い、金日成・金正日主義を指針として日本を反動的支配階級の支配から解放することを呼び掛けている[3]
  • 鎌倉孝夫: 138号の「資本主義の本質と社会の存立・発展の基礎」で、チュチェ思想の視点による『資本論』の読み解きや現代帝国主義としての新自由主義に対する批判を展開している[4]
  • 佐久川政一: 153号の「基地移設反対は県民の意思」で、「自主ぬ道 櫓舵さだみてぃ 明日を拓くチュチェ思想セミナー」における辺野古新基地建設反対や沖縄の自主について評論を展開している[5]
  • 平良研一: 154号の「民意にそって平和な沖縄を」で、米軍による東京大空襲沖縄大空襲安倍政権による原発再稼働と「積極的平和主義」に対する批判を展開している[6]
  • デヴィ・スカルノ: 141号の「人民から慕われる指導者」で、スカルノ大統領と共に金日成主席・金正日総書記に会った話や2003年以降の自身の平壌訪問の件などについて語っている[7]
  • 武者小路公秀: 149号の「日本の自主と東アジアの平和」で、『金正恩著作集』を踏まえた上で、朝鮮と日本の自主平和や反植民地主義、反覇権主義などについて評論している[8]

出典編集

関連項目編集

  • 模索舎 - 取扱い書店の一つ。この雑誌は商業流通経路に乗らない雑誌のため、公式サイトの通販以外ではこうしたミニコミ誌を扱う書店のみが基本的に取り扱っている

外部リンク編集