金桂冠(キム・ゲグァン、1943年6月6日 - )は、朝鮮民主主義人民共和国外交官北朝鮮外務省内では、主に対米政策を担当した。

金桂冠
各種表記
チョソングル 김계관
漢字 金桂冠、金桂寛、金桂官[1]
発音 キムゲグァン
日本語読み: きむげぐぁん
ローマ字 Gim Gye-gwan
英語 Kim Kye-gwan
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来歴 編集

平安北道雲山郡出身。平壌国際関係大学卒業。フランス語を専攻。アルジェリアに留学経験がある。1969年、アルジェリアで外交官生活を始める[2]。在アルジェリア大使館書記官を務めた[3]後、朝鮮民主主義人民共和国外交部(現:外務省)へ。

関連項目 編集

参考文献 編集

脚注 編集

  1. ^ 中華人民共和国外交部は金桂冠、日本国外務省は金桂寛、朝鮮中央通信は金桂官としている。日本の主要メディアは時事通信、共同通信、毎日新聞、テレビ朝日、フジテレビが「金桂冠」、読売新聞、朝日新聞、産経新聞、日本テレビが「金桂寛」、日本経済新聞が「金桂官」と表記している。なおNHKは基本的にはカタカナ表記だが丸カッコをつけて「金桂冠」と表記している。毎日新聞、共同通信、日本経済新聞はもともと「金桂寛」と表記していた。
  2. ^ 「北朝鮮の金桂冠はほほえむ刺客」海外でニックネーム 中央日報 2007年2月16日
  3. ^ 書記官の任官に関しては、1973年であるという。
  4. ^ 『岩波小事典 現代韓国・朝鮮』では外務次官とある。外交部副部長としているのは個人ウェブサイト『NORTH KOREA TODAY』(NORTH KOREA TODAY 2007年7月3日 米主要人物訪北日誌)と、『私設 朝鮮民主主義人民共和国研究室』(共和国人名録 金桂寛)。
  5. ^ アメリカ側はチャールズ・カートマン(Charles Kartman)朝鮮半島平和担当特使。
  6. ^ 朝米協議は成果があったとされ、終始笑顔で、詰め掛けた記者団に対し「皆さんで平壌に行きましょう」などと上機嫌で語ったが、拉致問題について質問されると「解決できない原因は日本にある」などと怒りを露わにした。
  7. ^ 「北朝鮮、対米で強気の姿勢 金正恩氏が特殊部隊視察 」日本経済新聞2017/4/14