金沢市議会
金沢市議会(かなざわしぎかい)は、石川県の県庁所在地である金沢市の地方議会である。
金沢市議会 かなざわしぎかい | |
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種類 | |
種類 | |
役職 | |
議長 | 喜多浩一(自由民主党金沢市議員会[1]) |
副議長 | 上田雅大(自由民主党金沢市議員会[2]) |
構成 | |
定数 | 38 |
院内勢力 | 自由民主党金沢市議員会(18)
みらい金沢(6)
公明党金沢市議員会(4)
創生かなざわ(4)
日本共産党金沢市議員団(3)
金沢さくら会(2)
結び会(1) |
任期 | 4年 |
選挙 | |
大選挙区制 | |
前回選挙 | 2023年4月23日[3] |
議事堂 | |
日本・石川県金沢市広坂1-1-1 | |
ウェブサイト | |
金沢市議会 | |
脚注 | |
院内勢力は2024年4月10日時点[4] |
概要
編集- 定数:38人
- 任期:2023年5月2日 - 2027年5月1日[5]
- 選挙区:市全体を1選挙区とする大選挙区制(単記非移譲式)
- 議長:喜多浩一(自由民主党金沢市議員会)
- 副議長:上田雅大(自由民主党金沢市議員会)
(2023年7月1日時点[6])
会派
編集会派名 | 議席数 | 所属党派 | 女性議員数 | 女性議員の比率(%) |
---|---|---|---|---|
自由民主党金沢市議員会 | 18 | 自由民主党 | 1 | 5.55 |
みらい金沢 | 6 | 無所属3
立憲民主党1 |
2 | 33.3 |
公明党金沢市議員会 | 4 | 公明党 | 1 | 25 |
創生かなざわ | 4 | 無所属3、参政党 | 0 | 0 |
日本共産党金沢市議員団 | 3 | 日本共産党 | 2 | 66.6 |
金沢さくら会 | 2 | 無所属 | 0 | 0 |
結び会 | 1 | 無所属 | 1 | 100 |
現員 | 38 | 7 | 18.42 |
(2024年7月1日時点[4])
委員会
編集- 常任委員会
- 総務常任委員会(8人)
- 経済環境常任委員会(7人)
- 市民福祉常任委員会(8人)
- 建設企業常任委員会(7人)
- 文教消防常任委員会(8人)
- 特別委員会
- 文化学術振興特別委員会
- 連携中枢都市圏・都市交通特別委員会
- 防災・安全対策特別委員会
定例月議会
編集- 6月、9月、12月、3月
主な出身者
編集- 現職
- 元職
不祥事
編集- 2020年、新型コロナウイルス感染症に感染し入院していた自由民主党金沢市議員会所属の松村理治が、医師から自宅待機を指示されていたにもかかわらず、5月19日に金沢市内のパチンコ店でパチンコをしていた[12][13][14][15]。当該パチンコ店は、石川県からの休業要請に応じず営業を続けていた(5月9日に店名を公表)。また、松村は5月15日に開催の総務常任委員会を自宅療養を理由に欠席している[12][13][14][15]。この一件に関して松村は「世の中の流れを見ておこう」と事実を認め[12][14]、「軽率だった」としながらも議員辞職は否定した[12][14]。5月29日には所属する自民党に離党届を提出し[16]、翌月2日に受理された[17]。市議会では、同年6月定例会に問責決議案と辞職勧告決議案が提出され、賛成多数で辞職勧告決議案が可決された(同年9月に再度辞職勧告を決議)[15][17][18]。これを受けて松村が所属する「自由民主党金沢市議員会」会派が松村の離脱を求める方針を決めた[17]。一方、松村は議長を通して「辞職せず謙虚に活動したい」「市民や市議会の信頼を取り戻せるよう頑張りたい」などと辞職を否定した[15][17]。7月14日には4か月ぶりに公務に復帰[19][20]。同日、所属する「自由民主党金沢市議員会」会派を離脱し一人会派を結成することを議会事務局に届け出た[19][20]。
その他
編集2021年3月、市議会議長に久保洋子(自由民主党金沢市議員会)、市議会副議長に山本由起子(みらい金沢)が揃って選ばれた[21][22]。女性が議長、副議長に揃って就任することは全国的にも珍しい事例となった[21][22]。
脚注
編集- ^ “議員名簿(五十音順・カ行)”. 金沢市 2024年6月16日閲覧。
- ^ “議員名簿(五十音順・ア行)”. 金沢市 2024年6月16日閲覧。
- ^ “金沢市議会議員選挙(令和5年4月23日執行)”. 金沢市 2024年6月16日閲覧。
- ^ a b “議員名簿(会派等別)”. 金沢市. 2024年6月16日閲覧。
- ^ “石川県/任期満了日一覧”. 石川県 (2021年11月9日). 2022年1月14日閲覧。
- ^ “議長・副議長”. 金沢市 (2022年9月16日). 2022年10月31日閲覧。
- ^ “「最後の挑戦」田中美絵子氏、市議トップ当選”. 読売新聞オンライン. (2019年4月22日). オリジナルの2021年9月30日時点におけるアーカイブ。 2022年1月15日閲覧。
- ^ ““保守王国”が大分裂? 28年ぶりの新知事は誰に~石川県知事選挙2022年~”. NHK政治マガジン (2022年1月12日). 2022年1月15日閲覧。
- ^ “山野氏、一転出馬へ 13日に表明「コロナ対応と両立」 保守三つどもえに”. 北國新聞. (2022年1月13日). オリジナルの2022年1月12日時点におけるアーカイブ。 2022年1月15日閲覧。
- ^ “金沢市の山野市長、石川県知事選に出馬表明 3月投開票”. 日本経済新聞. (2022年1月13日) 2022年1月15日閲覧。
- ^ “市議に公開請求漏らす 政活費巡り鳥取と金沢”. 日本経済新聞. (2016年9月23日) 2022年1月15日閲覧。
- ^ a b c d “コロナ感染の金沢市議がパチンコ 退院後、自宅待機中に”. 産経ニュース. (2020年5月20日) 2022年1月15日閲覧。
- ^ a b “感染の金沢市議、自宅療養中にパチンコ 休業要請解除前”. 朝日新聞デジタル. (2020年5月21日). オリジナルの2020年5月27日時点におけるアーカイブ。 2022年1月15日閲覧。
- ^ a b c d “感染した市議、退院後にパチンコ店利用…休業要請期間中「客の入りを見に行った」”. 読売新聞オンライン. (2020年5月28日). オリジナルの2020年5月28日時点におけるアーカイブ。 2022年1月15日閲覧。
- ^ a b c d “松村・金沢市議に辞職勧告 市議会 療養中 パチンコで可決”. 北陸中日新聞Web. (2020年6月23日). オリジナルの2020年8月11日時点におけるアーカイブ。 2022年1月15日閲覧。
- ^ 「松村金沢市議が離党届 自民支部 2日に取り扱い協議」『北國新聞』朝刊2020年5月30日、2面。
- ^ a b c d 「松村氏の辞職勧告決議可決 自民、会派離脱を要請へ」『北國新聞』朝刊2020年6月23日、2面。
- ^ “松村理治議員の議員辞職勧告決議” (PDF). 金沢市議会 (2020年9月15日). 2022年1月15日閲覧。
- ^ a b 「松村金沢市議が復帰 4ヵ月ぶり」『北國新聞』朝刊2020年7月15日、2面。
- ^ a b “石川)パチンコ問題の金沢市議、辞職否定「やり直す」”. 朝日新聞デジタル. (2020年7月15日). オリジナルの2020年7月16日時点におけるアーカイブ。 2022年1月15日閲覧。
- ^ a b “女性初 久保・金沢市議長 山本副議長 就任の決意”. 北陸中日新聞Web. (2021年3月23日). オリジナルの2021年3月23日時点におけるアーカイブ。 2022年1月15日閲覧。
- ^ a b 金沢市議会議長に初の女性 久保氏「多様な意見を反映」(2021年3月20日、朝日新聞)2022年10月31日閲覧