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金田一少年の事件簿』(きんだいちしょうねんのじけんぼ)は、1996年12月14日に公開された『金田一少年の事件簿』のアニメ映画第1作である。原作はノベルス「オペラ座館・新たなる殺人」。

金田一少年の事件簿
監督 西尾大介
脚本 西岡琢也
原作 天樹征丸金成陽三郎さとうふみや
出演者 山口勝平
中川亜紀子
夏八木勲
平田広明
山本圭
音楽 和田薫
主題歌Mystery of Sound」(円谷憂子
製作会社 東映動画
配給 東映
公開 日本の旗1996年12月14日
上映時間 95分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 5.6億円[1]
次作 金田一少年の事件簿2 殺戮のディープブルー
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概要編集

『金田一少年の事件簿』初のアニメ作品で、テレビアニメ版の放送開始前に上映された。上映時間95分。

テレビアニメ版と担当声優が一部異なり、金田一一役は山口勝平、剣持勇役はテレビドラマ版「オペラ座館殺人事件」にも出演した夏八木勲(テレビアニメ版「オペラ座館殺人事件」、映画の次回作「殺戮のディープブルー」にもゲスト出演)、黒沢和馬役は山本圭がそれぞれ担当している。なお、七瀬美雪役の中川亜紀子はテレビアニメ版でも引き続き美雪役を担当。音楽や風景、背景の一部はテレビアニメ版「オペラ座館殺人事件」やOPに使われている。原作とは内容やキャラクターが一部異なっている。

登場人物編集

メインキャラクター編集

金田一 一(きんだいち はじめ)
- 山口勝平
黒沢に招待され、歌島を再び訪れる。当初はかつての事件の影響から乗り気ではなかったが、伊勢海老の食べ放題目当てに行くことにした。真犯人が起こした劇場火災に巻き込まれ、美雪共々死にかけるが、剣持に助けられる。真犯人が逮捕される前に会話を交わすシーンも追加され、以前のオペラ座館殺人事件と同じく、犯人のことを思い涙を流した。
七瀬 美雪(ななせ みゆき)
声 - 中川亜紀子
一と同じく、黒沢に招待され歌島を再び訪れる。演劇部員であることから、「幻想」のリハーサルを間近で見られることに歓喜するが、レベルの違いを痛感する。エピローグでは、自転車通学をしている姿を見せた。
剣持 勇(けんもち いさむ)
声 - 夏八木勲
一と美雪と同じく、黒沢に招待され、歌島を再び訪れる。以前の事件で一のことを認めたにも関わらず、大人気もなく一に突っかかる姿も見せた。

ゲストキャラクター編集

黒沢 和馬(くろさわ かずま)
声 - 山本圭
劇団「幻想」の団長。
娘の美歌を捨てた能条を心の底では憎んでいた様子だが、真相を知った後、能条に生きるように頼んだ。原作では、出所後の犯人には自身が演出する舞台に立ってもらうことを一たちに語っている。
能条 光三郎(のうじょう こうざぶろう)
声 - 平田広明
劇団「幻想」の団員。27歳。劇団のスターだが、わがままで自分勝手な性格。美歌の自殺後、聖子と婚約する(原作では結婚している)。
劇ではヒロインの恋人・シャニイ子爵(ラウル・シャニュイ子爵)と怪人ファントムと道具係のジョゼフ・ビュケ(「オペラ座の怪人」ではジョセフ・ブケー)の3役を演じる。
3人目の被害者であり、アイスピックで殺されかけるも生存。
この事件の真犯人であり、美歌の仇を討つためと彼女が苦しんでいる光景を収めたテープの破棄のために犯罪に手を染めた。一に犯行を暴かれた後、黒沢の許しを経て、東京公演初日に出演。終了後、警察に連行される。
黒沢 美歌(くろさわ みか)
声 - 円谷憂子
黒沢の娘。能条とは結婚を誓い合った仲だったが、4年前に自殺。
表向きは能条に捨てられたことが原因とされていたが、実際は聖子一派に幻覚剤を飲まされ、能条に捨てられる幻覚を見たためであった(原作では聖子一派による強姦)。
4年前の劇では、ヒロインのクリスティーヌ・ダーエを演じる。
真上寺 聖子(しんじょうじ せいこ)
声 - 勝生真沙子
能条の婚約者。団員の1人。劇団「幻想」理事長、真上寺秋彦の娘。傲慢で協調性が無い上に、身勝手でヒステリックな性格。原作では既に能条と結婚している為、能条聖子と名乗っている。
劇ではカルロッタを演じるが、本人は、クリスティーヌを演じたがっていた。
1人目の被害者で、絞殺後、シャンデリアの下敷きになった状態で発見される。
加奈井 理央(かない りお)
声 - 大谷育江
団員の1人。美雪からは若手No.1女優と評されている。美歌とは高校時代からの親友でもあった。原作では黒沢和馬以外には表裏のある軽くて大雑把なきつい性格(表面上は出さないが、本心は能条も聖子も見下しているなど)だったが、アニメでは社交的で明るい性格に変更されている。劇ではヒロインのクリスティーヌ・ダーエ役を演じる。
本作では、正当防衛とはいえ滝川を殺害してしまう。
緑川 由紀夫(みどりかわ ゆきお)
声- 千葉一伸
団員の1人。痩せ型で長髪。卑屈で臆病な性格で能条のパシリ。滝沢とは仲が良いらしく、行動を共にすることも多い。
劇では、フィリップ伯爵(フィリップ・シャニュイ伯爵)を演じる。
2人目の被害者で、絞殺された後、貯水槽で発見される。
滝沢 厚(たきざわ あつし)
声 - 高木渉
団員の1人。肥満体系で低身長。ナルシストで自分で撮り貯めたビデオテープをコレクションしている。脚本家志望であるが、上手くいっていない。
4人目の被害者であり、物置で首を吊ろうとした際、足を滑らせて、斧に頭をぶつけて死亡。遺書を残していたことから、犯人と思われたが、真犯人の偽装にすぎなかった。
江口 六郎(えぐち ろくろう)
声 - 菊池正美
美歌の幼馴染。夏の期間、オペラ座館にウェイターのバイトに来ている。美歌に好意を寄せていた為、美歌を裏切った能条を憎んでいたが、真相を知った後は、能条を許した様子。
間久部 青次(まくべ せいじ)
声 - 大場真人
画家。黒沢の友人。幼い頃から美歌の絵(原作では美歌と能条が寄り添う絵も描いている)を描き続けてきた。気難しい人物で近寄りがたい雰囲気があるが、画家としての腕前は確かであり、黒沢と共に舞台演出も行う。
原作とは髪型や口のマスクの有無と容姿がだいぶ異なる(ビデオ、LDパッケージには、ほぼ原作通りの容姿が描かれたシーンが載っている)。
佐伯 涼子(さえき りょうこ)
声 - 吉田理保子
医師。能条のホームドクターでもある。アニメオリジナルキャラクターであり、原作の結城英作の役割(検死)も担当。能条に好意も抱いていることから、聖子に嫉妬しており、彼女の死を願っていた程。
武村 英三(たけむら えいぞう)
声 - 三遊亭圓歌
不動産経営者。歌島を買い取ろうとしていた(『金田一37歳の事件簿』では、実際に買い取られていたが、関連は不明)。アニメオリジナルキャラクターであり、真上寺の父親・真上寺秋彦に土地を売ったことがある。
警官
声 - 新田三士郎
静岡県警の警察官。剣持の同僚。一たちを船着場までパトカーで送った。

スタッフ編集

主題歌編集

Mystery of Sound
作詞 - MARC / 作曲・編曲 - 小室哲哉 / 唄 - 円谷憂子

脚注編集

  1. ^ 「1997年邦画作品配給収入」『キネマ旬報1998年平成10年)2月下旬号、キネマ旬報社、1998年、 168頁。

外部リンク編集