金 英才(キム・ヨンジェ、朝鮮語: 김영재1952年9月7日 - )は、朝鮮民主主義人民共和国外交官政治家。対外経済相、朝鮮労働党中央委員会委員候補、駐ロシア大使などを歴任した。

金英才
김영재
生年月日 (1952-09-07) 1952年9月7日(71歳)
出生地 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国江原道
出身校 金日成総合大学
所属政党 朝鮮労働党の旗 朝鮮労働党

当選回数 4回
在任期間 2003年8月27日 -
最高指導者 金正日1994年 - 2011年
金正恩2011年 - )

朝鮮民主主義人民共和国の旗 対外経済相
在任期間 2016年9月 - 2021年1月17日
内閣総理 朴奉珠2013年 - 2019年
金才龍2019年 - 2020年
金徳訓2020年 - )

朝鮮民主主義人民共和国の旗 対外経済副相
在任期間 2015年4月 - 2016年9月

在任期間 2010年9月28日 - 2016年5月9日
2017年10月7日 - 2021年1月10日
総書記
第一書記
党委員長
金正日1997年 - 2011年
金正恩2011年 - 2016年
金正恩2016年 - 2021年
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金英才
各種表記
チョソングル 김영재
漢字 金英宰
発音 キム・ヨンジェ
英語表記: Kim Yong-jae
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経歴 編集

1952年江原道で生まれた。金日成総合大学卒業。その後貿易副相に任命され、2001年5月に訪朝したドイツバイエルン州の経済当局者との間で経済協力関係を結ぶことで合意した[1]2003年8月最高人民会議第11期代議員に選出された。2004年金永南最高人民会議常任委員会委員長中国を訪問した際に随行し、天津市などを視察した[2]2005年10月サハリン州を訪問し[3]、同年12月から朝鮮国際貿易促進委員会委員長を兼任[4]2006年9月に駐ロシア大使に転じ[5]カザフスタン大使、2007年からモルドバベラルーシ2008年からトルクメニスタンアルメニア大使を兼任した[6][7]2010年9月28日に開催された朝鮮労働党第3回党代表者会で、朝鮮労働党中央委員会委員候補に選出され[8]2011年12月金正日総書記死去した際には、国家葬儀委員会委員に選ばれた[9]2014年8月にロシア大使を退任し[5]2015年4月に対外経済副相に転じた。2016年9月に対外経済相に任命され[10]2017年10月7日に開催された朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会で党中央委員会委員候補に選出された[11]2019年4月11日に開催された最高人民会議第14期第1回会議で対外経済相に再任され[12]、同年4月26日中国北京で開催された第2回一帯一路国際協力サミットフォーラム中国語版に参加した[13]

2021年1月5日から開催された朝鮮労働党第8次大会で党中央委員候補から脱落。1月17日に開催された最高人民会議第14期第4回会議で対外経済相を解任された[14]

脚注 編集

  1. ^ 북한.독일 바이에른주 경제협조 합의 統一ニュース 2001年5月22日
  2. ^ <해설> 김영남 訪中 2박3일 결산 統一ニュース 2004年10月20日
  3. ^ 北 무역성대표단, 사할린 방문 デイリーNK 2005年10月5日
  4. ^ 北 국제무역촉진위원장에 김영재 임명 デイリーNK 2005年12月6日
  5. ^ a b 北, 駐러시아 대사 김형준 임명…8년 만에 교체 デイリーNK 2014年8月29日
  6. ^ 단신 김영재 러 대사, 몰도바 대통령에 신임장 제출 デイリーNK 2007年5月22日
  7. ^ 단신 김영재 러·아르메니아 대사 겸임 デイリーNK 2008年7月30日
  8. ^ 北노동당 중앙위원 및 후보위원 명단 聯合ニュース 2010年9月29日
  9. ^ 北, 장의위원회 김정은 등 232명 구성 デイリーNK 2011年12月19日
  10. ^ 통일부, 새 북한권력기구도 발표 統一ニュース 2016年9月29日
  11. ^ 朝鮮労働党中央委員会の総会…金与正氏が党中央委員に デイリーNK 2017年10月8日
  12. ^ 常任委員長に崔龍海、首相に金才龍氏…北朝鮮で最高人民会議 デイリーNK 2019年4月12日
  13. ^ 北朝鮮対外経済相が「一帯一路」国際フォーラムに参加 デイリーNK 2019年4月24日
  14. ^ 「欠点と原因を深刻に総括」北朝鮮で党大会後初の最高人民会議 デイリーNK 2021年1月18日

参考サイト 編集

   朝鮮民主主義人民共和国
先代
李龍男
対外経済相
2016年 - 2021年
次代
ユン・ジョンホ
先代
朴宜春
ロシア大使
2006年 - 2014年
次代
金衡俊