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和式大便器の金隠し部
丸型金隠しの従来の和式大便器
金隠しの形状が台形にモデルチェンジされた最新の和式大便器TOTO C755U

金隠し(きんかくし)とは、金玉(睾丸)を隠すもの。転じて所得隠しの意味でも用いられるようになった。

  • 和式大便器にある前方に設けた遮蔽物。転じて、そのように作られた陶製衛生陶器)の便器
    • 男性が使う小便器の仕切りや、女性用の和式便器も「きんかくし」と呼ばれることがある。
    • 便器の「きんかくし」の語源の一つに「きぬかけ」というのがある。平安時代の樋箱(しゃがみ式のおまるの一種)には鳥居のような丸い棒が付いており、それを「きぬかけ」と呼んだ。この時の使用姿勢は「きぬかけ」を背にしゃがみ、まくり上げた着物十二単)の裾を掛けて用を足した。この言葉がいつから「きんかくし」となったかは不明である[1]が、後年には板状のものが現れる。明治に入って陶製便器が大量製造されるようになると、現在のような半円状(スリッパ型)の便器が登場する(初期の陶製便器のきんかくしは板状のものである)。
    • 金隠しの形状は長らく半円状であったが、1990年代頃以降はモデルチェンジにより台形状になった金隠しの便器が増え、和式便器の金隠しの形状はほとんどが台形状になっている。
    • 日本で現存する最古の金隠し(板)は、昭和55年(1980年)に一乗谷朝倉氏遺跡から出土した。この金隠しの出土が、発掘場所が「便所」であるという立証に役立った[2]
  • (よろい)の前腰にある草摺(くさずり)、前板(まえいた)のこと。
  • 隠語で所得隠し、またはその手段や方法のこと。

脚注編集