(きた ひろし、1921年7月23日 - 1951年9月15日)は日本の探偵小説家、原子物理学者。作品に「写真解読者」『アトム君の冒険』など。本名は(すずき ひろし)。

北洋

経歴 編集

東京府東京市王子区(現:東京都北区)出身。北洋のペンネームはこれに由来する。[要出典]京都帝国大学理学部卒。

1946年、探偵小説誌『ロック』に「写真解読者」を発表しデビュー。以降も『ロック』を中心に短編を発表した。また、同時期には本名で『アトム君の冒険』などの科学解説書も著している。

物理学者としては湯川秀樹門下であり、横浜国立大学の助教授も務めた。

1951年9月15日、持病であった喘息の発作から死去。30歳。

参考文献 編集

  • 鮎川哲也『幻の探偵作家を求めて』晶文社 1985年