鈴木武蔵

日本のサッカー選手

鈴木 武蔵(すずき むさし、1994年2月11日 - )は、群馬県太田市出身(出生地はジャマイカ[1])のプロサッカー選手ジュピラー・プロ・リーグKベールスホトVA所属。ポジションフォワード日本代表

鈴木 武蔵 Football pictogram.svg
名前
愛称 ムサシ、ムサくん
カタカナ スズキ ムサシ
ラテン文字 SUZUKI Musashi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1994-02-11) 1994年2月11日(26歳)
出身地 群馬県太田市
身長 186cm
体重 74kg
選手情報
在籍チーム ベルギーの旗 KベールスホトVA
ポジション FW
背番号 10
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2012-2017 日本の旗 アルビレックス新潟 97 (7)
2014-2015 日本の旗 Jリーグ・アンダー22選抜 3 (0)
2015 日本の旗 水戸ホーリーホック (Loan) 6 (2)
2017 日本の旗 松本山雅FC (Loan) 9 (0)
2018 日本の旗 V・ファーレン長崎 29 (11)
2019-2020 日本の旗 北海道コンサドーレ札幌 37 (18)
2020- ベルギーの旗 KベールスホトVA
代表歴2
2019-  日本 9 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。2020年8月18日現在。
2. 2020年11月17日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ジャマイカ人の父と日本人の母を持つ[1]。血液型B型[2]

来歴編集

プロ入り前編集

中学時代はFCおおたジュニアユースの初代団員として活躍。桐生第一高等学校に進学後、あまりに荒削りなプレーを見かねた総監督の小林勉から徹底的な基礎練習を命じられ、1年生の頃は全く公式戦に出場しなかった[1]

2011年末、第90回全国高等学校サッカー選手権大会群馬県大会決勝で5連覇中だった前橋育英高等学校を下し、全国大会に出場。初戦島根県立大社高等学校戦でハットトリックを達成するなど、初出場ながらベスト8まで進出したチームの躍進を支え、大会優秀選手に選出された。

アルビレックス新潟編集

2012年アルビレックス新潟に入団。リーグ開幕直前に右膝半月板を損傷し出遅れたものの[3]4月4日ヤマザキナビスコカップ清水エスパルス戦で公式戦デビュー。グループリーグ最終節大宮アルディージャ戦では、0-3からの逆転劇を締めくくる決勝ゴールを決め、公式戦初得点を記録した[4]2013年、開幕直後に左足関節を捻挫し[5]、約2ヶ月間の離脱を余儀なくされたが、復帰初戦となったJ1第13節川崎フロンターレ戦でリーグ戦初得点を記録した。2015年からは背番号を19に変更したものの、なかなか結果を出せず8月3日水戸ホーリーホックへの期限付き移籍が発表された[6]

翌2016年、新潟に復帰。2017年は矢野貴章の新潟復帰により、背番号19を譲り49に変更[7]8月17日松本山雅FCへ期限付き移籍が発表されたが[8]、スタメンには定着できず9試合無得点に終わった。

V・ファーレン長崎編集

2018年シーズンよりV・ファーレン長崎へ完全移籍[9]。9月15日、J1第26節・対名古屋グランパス戦でプロ入り後リーグ戦初ハットトリックを達成した[10]。チームは最下位となりJ1残留とはならなかったが、リーグ戦通算で11得点とプロ入り後自身初の2ケタ得点を達成した。

北海道コンサドーレ札幌編集

2019年シーズンより北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍[11]。3月2日、第2節の浦和レッズ戦で移籍後初得点を含む2得点を決めて勝利に貢献した[12]。さらに、ホーム開幕戦となる第3節清水エスパルス戦でも先制点とPKを獲得して勝利した。この活躍が認められ、3月14日には日本代表に初選出された。この年はリーグ戦通算で13得点を決め、2年連続となる2桁得点を達成した。また、ルヴァンカップではチームの準優勝に貢献し、自身は7得点を決め大会得点王となった[13]

KベールスホトVA編集

2020年8月18日ベルギー1部KベールスホトVAへの完全移籍が発表された[14]。8月30日、第4節のスタンダール・リエージュ戦でベルギーデビューを果たした[15]。9月18日、第6節のシャルルロワSC戦で移籍後初ゴールを決めた[16]。10月31日、第11節のOHルーヴェン戦では2試合連続得点を決めて勝利に貢献した[17]

日本代表編集

2010年桐生第一高校サッカー部監督・小林勉の「面白いやつがいるから見てみてよ」という進言により[1]吉武博文率いるU-16日本代表に選出され、国際ユースサッカーin新潟に出場。それまでは無名の選手であったにも関わらず、3試合で3得点を挙げる大活躍を見せ、一躍注目を浴びた[18]

2011年FIFA U-17ワールドカップ直前のスロバキア遠征で肋骨2本と腰椎を骨折する大怪我を負ったが[19]、本大会を戦うU-17日本代表に選出され、計4試合に出場。得点こそなかったものの、爆発的なスピードで対戦国の選手を圧倒し[1]、自国開催だった1993年大会以来となる18年ぶりのベスト8進出に貢献した。 2012年、U-19日本代表に選出され、AFC U-22アジアカップ予選に参加。第1戦マカオ戦でハットトリックを達成し勝利に貢献したが、この試合で左足関節脱臼骨折の重症を負い全治4ヶ月と診断され[20]、残りシーズンの大半を棒に振った。

2013年U-20日本代表の一員として参加した第6回東アジア競技大会では、3試合3得点の活躍で日本の銅メダル獲得に貢献した。

2016年、リオ五輪最終予選兼AFC U-23選手権2016のメンバーに選出。グループリーグ第2戦のU-23タイ代表戦では決勝トーナメント進出を決める貴重な先制点を挙げた。7月3日、リオデジャネイロオリンピックのメンバーである久保裕也がクラブとの兼ね合いで代表を辞退して、バックアップメンバーの鈴木が追加招集された[21]。初戦のナイジェリア戦では途中出場で得点を挙げた[22]。2試合1得点と結果を残したが、チームはグループリーグ敗退となった。

2019年、クラブでのリーグ戦開幕3試合3得点の活躍が評価され日本代表に初選出される。北海道コンサドーレ札幌所属の選手としてA代表に選出されたのは1999年吉原宏太以来2人目[23]。3月22日のコロンビア戦で先発起用され、代表初出場を果たした。同年6月にも代表に招集されるもリーグ戦で内転筋を負傷し代表辞退をしている[24][25]。12月にはEAFF E-1サッカー選手権2019のメンバーに選出され[26]、初戦の中国戦にてA代表初得点を決めた[27]

人物・エピソード編集

  • 『武蔵』という名前は、鈴木の母が「武士のように強く生きてほしい」という思いから名付けたもので、鈴木本人も「一番好きですし格好いい」と気に入っている[19][28]
  • 高校生の時点で50m走のタイムは5秒9だった[28]。また体力測定で垂直跳びを行った際は、測定機器の限界値である90cmをオーバーし測定不能となった[28]
  • V・ファーレン長崎に所属していたとき、同クラブの髙田明元社長(元ジャパネットたかた社長)のモノマネをして話題になった。本人の公認を受けているらしく、北海道コンサドーレ札幌に移籍後も度々披露している。

所属クラブ編集

個人成績編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2012 新潟 28 J1 9 0 3 1 0 0 12 1
2013 15 2 2 0 1 0 18 2
2014 29 3 6 3 2 3 37 9
2015 19 13 1 2 0 - 15 1
水戸 40 J2 6 2 - 3 1 9 3
2016 新潟 19 J1 14 0 1 1 3 0 18 1
2017 49 17 1 5 0 2 0 24 1
松本 50 J2 9 0 - 0 0 9 0
2018 長崎 11 J1 29 11 0 0 2 1 31 12
2019 札幌 9 33 13 6 7 0 0 39 20
2020 4 5 1 1 - 5 6
ベルギー リーグ戦 リーグ杯ベルギー杯 期間通算
2020-21 ベールスホト 10 ジュピラー -
通算 日本 J1 163 36 20 6 10 4 193 46
日本 J2 15 2 - 3 1 18 3
ベルギー ジュピラー -
総通算 178 38 20 6 13 5 211 49

その他の公式戦

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2014 J-22 - J3 1 0 1 0
2015 2 0 2 0
通算 日本 J3 3 0 3 0
総通算 3 0 3 0

出場・得点記録編集

ハットトリック

タイトル編集

クラブ編集

桐生第一高等学校

代表編集

U-23日本代表

個人編集

  • 全国高等学校サッカー選手権大会 優秀選手(2011年)
  • Jリーグカップ・得点王(2019年)

代表歴編集

出場大会編集

試合数編集

  • 国際Aマッチ 9試合 1得点(2019年 - )


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2019 7 1
2020 2 0
通算 9 1

ゴール編集

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2019年12月10日 韓国釜山   中国 ○2-1 EAFF E-1サッカー選手権2019

出場歴編集

脚注編集

[脚注の使い方]
注釈
出典
  1. ^ a b c d e 鈴木武蔵、ベールを脱いだ“上州の弾丸” 初出場の桐生第一をけん引する未完の大器 - スポーツナビ 2012年1月4日
  2. ^ プロフィール CONSADOLE SAPPORO OFFICIAL WEB SITE
  3. ^ 鈴木武蔵選手の負傷について - アルビレックス新潟公式サイト 2012年3月8日
  4. ^ 【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 大宮】レポート:新潟が3点差をはね返して逆転勝利。決勝弾はルーキー鈴木武蔵のプロ初ゴール - J's GOAL 2012年6月28日
  5. ^ 鈴木武蔵選手の負傷について - アルビレックス新潟公式サイト 2013年4月1日
  6. ^ 鈴木 武蔵選手 水戸ホーリーホックに期限付き移籍のお知らせ - アルビレックス新潟公式サイト 2015年8月3日
  7. ^ 鈴木 武蔵選手 復帰のお知らせ - アルビレックス新潟公式サイト 2015年12月28日
  8. ^ 鈴木武蔵選手 アルビレックス新潟から期限付移籍加入のお知らせ - 松本山雅FC公式サイト 2017年8月17日
  9. ^ 鈴木武蔵選手 アルビレックス新潟より完全移籍加入のお知らせ 公式HP 2017年12月22日閲覧
  10. ^ 名古屋の連勝が7でストップ!ジョーの7試合連続弾も実らず。勝った長崎は鈴木武蔵がハットトリックを達成 2018年9月15日 SOCCER DIGEST Web
  11. ^ 鈴木 武蔵選手 完全移籍加入のお知らせ 北海道コンサドーレ札幌 2018年12月28日閲覧
  12. ^ ミシャ札幌、埼スタで浦和に完勝…FW鈴木武蔵が移籍後初弾含む2発!! ゲキサカ(2019年3月2日)
  13. ^ 決定機逸した札幌FW鈴木武蔵「あれだけ熱いゲームができていただけに…」”. ゲキサカ (2019年10月26日). 2019年12月10日閲覧。
  14. ^ 鈴木 武蔵選手 ベールスホットVA(ベルギー1部)へ完全移籍のお知らせ北海道コンサドーレ札幌 2020年8月18日
  15. ^ 鈴木武蔵がベルギーでデビュー戦 コンサから移籍北海道新聞 2020年8月31日
  16. ^ 鈴木武蔵初ゴール 森岡は先制アシスト決め6連勝日刊スポーツ(2020年9月20日)2020年9月20日閲覧。
  17. ^ 「なんて日本人だ!」2戦連発の鈴木武蔵をベルギーメディアが絶賛! 「 ムサは期待に応えた」サッカーダイジェスト(2020年11月1日)2020年11月3日閲覧。
  18. ^ U-17代表候補、ジャマイカ生まれの注目FW鈴木「J相手に点を取りたい」 - ゲキサカ 2011年2月24日
  19. ^ a b [選手権]注目FWインタビュー3 桐生一鈴木武蔵「違いを見せないといけない」 - ゲキサカ 2011年12月30日
  20. ^ 鈴木武蔵選手の負傷について - アルビレックス新潟公式サイト 2012年7月11日
  21. ^ 久保の招集を断念、鈴木武蔵を登録 サッカー五輪代表 - 朝日新聞 2016年8月3日
  22. ^ 【U23】希望つなぐ4得点、武蔵が見せたフェイントは中1夏の猛特訓の成果だった - スポーツ報知 2016年8月6日
  23. ^ 鈴木武蔵選手 SAMURAI BLUE(日本代表)選出のお知らせ 北海道コンサドーレ札幌 2019年3月14日
  24. ^ “鈴木武蔵選手 SAMURAI BLUE(日本代表)選出のお知らせ” (プレスリリース), 北海道コンサドーレ札幌, (2019年5月23日), https://www.consadole-sapporo.jp/news/20190552004/ 2019年12月7日閲覧。 
  25. ^ “鈴木武蔵選手の日本代表辞退について” (プレスリリース), 北海道コンサドーレ札幌, (2019年6月1日), https://www.consadole-sapporo.jp/news/20190652302/ 2019年12月7日閲覧。 
  26. ^ “鈴木 武蔵選手 SAMURAI BLUE(日本代表)選出のお知らせ” (プレスリリース), 北海道コンサドーレ札幌, (2019年12月4日), https://www.consadole-sapporo.jp/news/20191257070/ 2019年12月7日閲覧。 
  27. ^ 待望の初ゴールに安堵…鈴木武蔵「もっともっと点を」”. ゲキサカ (2019年12月10日). 2019年12月10日閲覧。
  28. ^ a b c [MOM541]桐生一FW鈴木武蔵(3年) 褐色のエースが圧巻の全国デビュー - ゲキサカ 2012年1月2日

関連項目編集

外部リンク編集